釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月25日 潮の変化

2020年10月26日 | 日記
朝間詰めは、アタリが順調に出てきた。

連発してきたのは鯖だったが、次のアタリの期待感はあった。

それでも、気になっていた事があった。

「何か、昨日の潮と違う気がする」

私の仲間や先輩達も、同じ感覚を感じていた。

それが「潮の変化」だった。


ベイト反応が、ベイトボールになって一カ所に集まっていた。

其処を流すと、アタリは来た。



小佐治さんの竿が曲がった。




最初のアタリから、鯖がダブルで針掛かりしてきた。

特別大きな鯖ではなかったが、引きは面白い。


堀部さんにも、アタリが来た。





上がってきたのは、チダイだった。

堀部(父)さんもアタリを捕らえるが、針外れに成ってしまった。


小佐治さんに、真鯵のアタリが来た。



堀部さん親子で、真鯵狙いに行くが…。


このアタリから、潮が変化し始める。

それまで、やや強く吹いていた北西の風が止み始めると、仕掛けが真下に落ちていく。

潮が動かなくなってしまった。






堀部さん父子、小佐治さんが仕掛けを変えて、探っていくがアタリが出ない。

ベイト反応がある中を流していくが、アタリが出ない。

時折、ヒットしてくるのはエソばかり。


そんな苦戦の中、堀部さんにアタリが来た。





上がってきたのは、イトヨリダイ。

潮の変化に苦戦する中での、一枚の釣果。

価値ある釣果に思える。


その後も、潮が動かないのは変わらない。

ベイト反応を探して、海底から15メートルくらい立ち上がっているベイト反応を見つける。

その中を流していくが、アタリが殆ど出てこない。

2度、3度と流していくが、触りも無い。

海水に手を付けると、ぬるま湯に感じる位の暖かさを感じる。

一人の先輩が、面白い事を言っていた。

「もしかしたら、海面近くの水温も、海底アタリの水温も同じくらいになって居るのではないかな」

「どうゆう事…」と、思って聞いていた。

「普段は、海底付近の水温は可成り低いはず、しかし、下潮が温くなっていて、魚の動きに影響を与えているのではないかと思っている」

水温の変化が、潮の変化になる。

充分に考えられる事かな…と、考えさせられた。