Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

四万温泉・日向見地区で、秋の野の花を探す

2022年10月10日 16時00分30秒 | みんなの花図鑑

  📷2022年10月4日:宿の前にはユウガギクだろうか、植え込みから顔を出していた。
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 日向見(ひなたみ)公園を後にした僕たちは宿へと向かう。宿は四万温泉の日向見地区にある。車であれば5分と掛からない。迷わなければだが・・・。
 四万温泉は妻と一緒になった頃、よく出かけた場所だ。休暇というと、ここ四万か、伊香保だったのだが、三十年以上足が遠のいていた。
 翌朝、四万温泉の温泉街にも立ち寄ってみたのだが、三十年前と何ら変わらることなく侘びた佇まいを見せていた。時が止まっているようだったよ。

   日向見地区周辺をGoogleマップで見てみる。

 日向見地区は、四万温泉の北最奥に位置する。周囲は千メートル級の山々に囲まれ、上越国境の分水領に源を発する日向見川に寄り添うように家々や旅館が点在する。
 この日向見川は、小泉の滝の辺りで利根川水系吾妻川支流の一つ四万川に合流する。四万温泉一帯は、この四万川とともに歴史を刻んできたといえるだろう。

   📷2022年10月4日:苔生した巨樹が天を衝く。

   📷2022年10月4日:左手に見えるのがあづまや。この角度で見る薬師堂が好き!

 部屋に案内されチェックインをすますと、荷物の整理もそこそこにカメラを持って散策へと出掛ける。
 茶亭・あづまやの脇の道から日向見薬師堂へと歩を進める。
 現在の堂は慶⾧ 3 年(1598 年)に当時の領主「真田信幸(信之)」によって建立されたものとか、なかなか味のある佇まいではないか。

   📷2022年10月4日:絵になるオブジェクトは何枚でも撮ってしまう 笑

   📷2022年10月4日:山門と堂の扁額を射抜く。

   📷2022年10月4日:石積みのはざまからさまざまな植物が・・・。いい風情である。

 このお堂は四万温泉の発祥にかかわる逸話があるが、それは先にご紹介したガイドの方をご参照願いたい。
 長年、この寺域を支えてきたであろう石積み、その表情に歴史の重みを感じるだけでなく、肩肘張ることなくいまを生きる軽みのようなものを感じたよ。
 いや、いや、お堂ばかり撮っているわけにはいかない。花を求めて散策を続けなければ。

   📷2022年10月4日:こんなところにもキツリフネが。

 薬師堂を背に坂道を下る。右側には日向見川が見え隠れし、左側が切り立った崖状を呈している。その見上げた先にキツリフネが咲いていた。

   📷2022年10月4日:今度はセキヤノアキノチョウジを発見した。

 やはり崖の上にセキヤノアキノチョウジが咲いている。この左手の崖には、擁壁というか、土留めが施されているのだが、見上げるほどに高い。なかなか焦点が合わないのだ。

   📷2022年10月4日:こちらは中之条ガーデンズで撮ったセキヤノアキノチョウジだ。

 まぁ、あまり変わり映えしないけど、中之条ガーデンズで撮ったセキヤノアキノチョウジを貼り付けておこう。
 結構な傾斜のある坂道なのだが下りだからまだまだ足は軽い。

   📷2022年10月4日:日向見川沿いにはシロバナミゾソバらしき花が・・・。

 道路の右手、日向見川沿いに目を転じる。もちろん、川面はかなり下の方、落ちたらやばそうだ。
 シロバナミゾソバらしきものを見つけたのだが、なかなかいい個体に巡り合わない。やっと見つけたのがこの子なのだが、開いていないね。

   📷2022年10月4日:こちらも川沿いで咲いていた。ヤブマメだね。それも、かなり綺麗な個体だ。

   📷2022年10月4日:これも、ユウガギクかな? でも、わかないときには「野菊」という手もある。

   📷2022年10月4日:地元の公園でもよく目にするアキノキリンソウが咲いていた。

 まだ20分ほどしか歩いていないのだが、気になる野の草をいくつか撮ることができた。さて、そろそろ宿へ戻るとしよう。今度は上りだ。これが、結構きつい坂なんだよ。

   📷2022年10月4日:季節外れのアジサイの花。

 ふーふー言いながら登っていると、枯れアジサイに交じってずいぶんと遅咲きの生(ナマ)アジサイが咲いていた。これも小さな発見の一つなのかな。
 季節外れのアジサイの花に元気をもらい、さあ、早く宿に戻って温泉に入るとしようか。


コメント (2)
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