ほころび始めたヒメノコンギク
かつて、菊でいい思いをした試しがない。徒長して横の奴等にしなだれかかったり、葉が焼けて見栄えが悪くなったり、とにかく姿かたちが整わないのだ。
6~7年前、ふたたび山野草などを育ててみようと思ってからも、菊の仲間にだけは手を出さなかった。上手く育ててやることができないと思ったから。
しかしだよ、この時期、だんだん花咲く子らも少なくなり、いくら猫の額とは言っても、あまりに隙間風が吹くようで寒々しい。
そこで、その思いを翻し、意を決して野菊系を物色してみた。そんなこんなで、見つけたのが‶姫〟と名の付くこのノコンギクであった。
📷2022年10月17日:まだ、色のノリが乏しいね。
📷2022年10月17日:たくさんのつぼみが、その時を、いまか、いまかと待っている。
今年で二年目となった。ビニポットたった1個からの出発だったけど、こんなに増えてくれたよ。
そう、背丈もちょうどいい。こじんまりとまとまって、とても落ち着いた印象を漂わせている。
そう、そう、‶姫〟を冠した植物、いままでもいくつか育てたことがある。なかには、年を加えたり、地におろしたりすると、どんどん大きくなっちゃった、なんてことがあった。まさか、このヒメノコンギクも、そんなことになりはしないかと、ちょっと心配だ。。。
その時を待つ つぼみたち
📷2022年10月15日:ムラサキセンブリ、もう、いつ目覚めてもいいような気配を漂わせる。
たった三本だけ残ったムラサキセンブリなのだが、やっとそのつぼみに色目が見えてきたような気がする。
えっ、なに? 何ら変わり映えしないって! 欲目じゃないかって! そんなことはないと思うのだが・・・。
もう1週間もすると、いや、いや、4~5日かな、ほころんでくれると思うのだがなぁ~。
📷2022年10月17日:もう、今年はあきらめかけていた。そんなシロバナホトトギスに・・・。
📷2022年10月17日:キバナホトトギスにも、小さな小さなつぼみを発見。
もう、今年はあきらめていた。先日、中之条ガーデンズに行ったのだが、そこで見かけたシロバナホトトギスも花の終わりを迎えていた。
同様なことが、キバナホトトギスにも言える。秋も終わらぬというのに、年越し、冬越し、頑張らなければと心に誓っていた。
そう、まだ10月が終わったわけじゃない。物の本にも、「花期は、9~10月」と書いてあるではないか。
これからだ! これからだよ!
猫の額の花たちへの種々雑感
📷2022年10月17日:ヒメノコンギク越しに、ダイモンジソウの花穂が見えていた。
📷2022年10月17日:草々の共演!? このホトトギスも徒長する。他に寄り掛かる。花はいいのだが・・・。
咲いてる! 咲いてる! 狭小の猫の額でも、ちょっこら数種の花がいまも咲いている。
何かが咲いているだけで、ほっとする自分がいる。
📷2022年10月17日:あのシセンウツギがついたようだ。挿しといたんだよ、あの時。
📷2022年6月11日:こちらが、Tさん宅の親木のシセンウツギなんだ。
6月12日の日記で、そのすったもんだをご紹介した。
せっかく手折っていただいたシセンウツギ、それではと、挿してておいた。十本ほどかな。
つくかつかないかは半信半疑、手頃な鉢が空いていたから挿したようなもの。それが、1本だけだけどついたわけ。
チャレンジしなきゃ、何事も起こらない。挿したからこそ、いまここにシセンウツギの緑の葉が見られるわけなんだね。