📷2022年10月26日:ウメモドキに木漏れ日が降り注ぐ。
数日ぶりに、明確な意思を持った日の光が平野の森に降り注いでいる。
そのいく条かの木漏れ日が、ウメモドキの実を射る。
それらの実はそれに応えるかのように一身に光を集め、一気に射光する。
その辺りだけ、小春日和の穏やかな空気感で満ち満ちていたよ。
📷2022年10月26日:ずいぶんと赤みが強いコウヤボウキだことよ。
ブラ散歩に出かける前に、小庭の隅に息づいているコウヤボウキをチェックした。
花冠と思われるものやら、冠毛のごときものなどが、ちらちらと見て取れる。
ほころぶには、まだちょっと時を要しそうだな。
📷2022年10月26日:季節は巡り、白き花から紅き実へとオーナメントを一変させたガマズミの艶姿。
森に行く途次、その森の北辺の辺りでガマズミの実が紅く熟していた。春、5月頃に、「いつもの小さな森の辺りを一巡り」という日記で花を撮ったあの木だ。
📷2022年10月26日:おっ、咲いてる! 咲いてる! 樹下に潜むかのように咲くコウヤボウキ。
📷2022年10月26日:コウヤボウキも見所は多い。しばらくすると、美しい綿毛に変身する。
10分足らずで森の北側の入り口に到着する。
この時期、ほとんど花はない。ただ、コウヤボウキを見るためだけに訪れたのだ。
我が家に住まうコウヤボウキ、実は、この森の種(果実は痩果)を少々摘まんで来て、いまがある。そう、猫の額のコウヤボウキのルーツは、ここ平野の森というわけだ。
📷2022年10月26日:ヤブミョウガの果実。
すぐ近くには、なかなか良い色に熟したヤブミョウガの実が行儀よく整列していた。
ヤブミョウガの果実は、裂開することなく萎れていく。こうなるとあまり美しいとは言えず、青藍色となったいまが一番の見ごろかな。
他に何かあったかって? ぐるりと1周してみたけど、取り立てて撮っておこうというものはなかった。カメラをバッグに仕舞い、さて、森を出ようと思ったその時に見つけたのが冒頭のウメモドキの実だった。数は多くない。葉陰に隠れるように、パラパラと。
案外面白いウメモドキの写真も撮ったことだし、小春日和の穏やかな空気を味わいながら、その辺をもう少しパトロールしながらそぞろ歩いて帰ろうか。