フクジュソウは、春を告げる花の一つとされている。ということは、我が坪庭でも、やっと春の片鱗を見ることができたといったところだろうか。この花は典型的なスプリング・エフェメラルの一つとされ、春の息吹を感じるとともに花を開き、夏の訪れを察知すると地上部はその姿を滅してしまうのだ。
Wikipediaのフクジュソウの項目には、「花は花弁を使って日光を花の中心に集め、その熱で虫を誘引している。そのため、太陽光に応じて開閉する」といった記述がみられる。まさにその花の姿は、パラボラ型ソーラークッカーを彷彿とさせるではないか。
一足早く、鉢植えのフクジュソウは次のミッションへの準備を始めている。
そろそろお礼肥を施そうか。葉が大きく展開し、そのミッションを完遂しようとする頃、地植えの株の隣りにでも移植しよう。