一昨日(1/30)、隣町・日高市にある農産物直売を訪れた。我が家からアグレッシュ日高中央まで、車で40分ほどかかる。わが町にも、車で15分ほどのところに農産物直売所がある。なぜ、わざわざ遠くの直売所を目指したのか?
ご覧の通り、屋外にはパレットなどの上に、(乱雑に?)さまざまな花苗などが置かれている。いつもという訳ではないのだが、その中に、しれーっと山野草が紛れ込んでいることがある。この時期、ひょっとしてフクジュソウなどが置かれていやしないかと訪ねた訳である。
もちろん、まずは野菜の買い出しだ。チャチャッと済まし、今度はトレジャーハンターにquick-change!
見つけたぞ! 見つけた! フクジュソウだ! これは、屋内の切り花スペースに置かれていた。三芽も萌しているのに「700円+税」、なかなかお買い得ではないか。
こちらは屋外の、あのパレットの上に置かれていた。葉を見ると、大きさこそ小さいがエビネに似ている(と、思った)。な、なんじゃこりゃ~!?
値札が貼られたタグの余白を見ると、鉛筆で「コクラン」と書いてあった。すぐさまスマホで検索すると、「単子葉植物ラン科クモキリソウ属の多年草」とあり、小型の地生ランのひとつで、「花も小さく、地味なラン」とあった。
その地味なランが、いま、目の前に、二鉢置かれている。素掘りしてプラ鉢に押し込んだだけといった風情なのだが・・・・・・。
その上、あの値札が貼られたタグの裏側を見ると、今度も鉛筆書きで「葉水✖キケン」とある。なかなか気難しそうな草のようだ。
それでも、「300円+税」と記された値札が声も断てずに誘惑してくる。
率直に言うと、僕はその誘惑に負け、「コクラン」もレジカゴに突っ込みレジへと急いだ。
植え変えたのは昨日(1/31)の午前中の事。ビニポットの土をなるべく崩すことなく植え替えたつもりだが、大きめの鉢にしたので自らが配合した用土で脇を埋めた。
フクジュソウは昨年同様、花後には地植えにするつもりだ。
問題はコクランである。Wikipediaには、「低山の常緑樹林内に生える。ある程度以上茂った薄暗いところで見かけ林縁などにもあるが、明るいところには出ない。海岸近くでも森林内であればほぼよく見かける。」とあった。鉢植えのまま、遮光ネットの陰に隠してといった環境が無難なようだ。いずれにしても、一度でいいから花を見てみたい。暗紫色の花を!