もくげんじ?
誰だそいつは?
いや、いや、そいつァ~、人じゃござんせん。ムクロジ科モクゲンジ属の落葉広葉高木で、またの名をセンダンバノボダイジュと申します。
そう、あの栴檀のような葉を持ち、あの菩提樹と同様な実を成し、数珠などの材料となることからの命名とか。
「モクゲンジ」は「木患子」と表記するが、これは誤用という説がある。
「ムクロジの中国名(木患子)を音読みした「モクカンシ」が転訛したもの。ムクロジ(ムクロジ科ムクロジ属)と本種を混同したことに由来するという(諸説あり)」
(庭木図鑑 植木ペディアより引用)。
事程左様に、モクゲンジ(センダンバノボダイジュ)とムクロジは、その実の形状と相まって混同しやすいようなのだ。
複合ショッピングモール前の信号を渡り左方向に進む。すぐ右手の垣根を見ると、バラ科トキワサンザシ属のピラカンサがたわわな実をつけていた。
これがイクラだったら一儲けだな、などと不埒なことを考えながら歩を進める。
ほどなく右手に安穏寺(天岑寺)の八角堂が見えてくる。
お堂といえば柿だね。どうしても折り込みたかった一枚がこれ。
さらに、たんぽぽとお堂。こんな絵も面白い。
八角堂を抜けると、菩提寺・天岑寺の天に通じる門を表す「 通霄関( つうしょうかん)」という 扁額を掲げた 惣門が見えてくる。この惣門は、禅宗で言うところの表門をさすが、16世紀後半から17世紀初頭頃の創建とされ、市指定の文化財となっている。
惣門を入ってすぐ右側に、モクゲンジの木が出迎えてくれる。
黄色に色付いているのが葉、黒く見えている部分が実ということになる。
おいそれとお目にかかることのない木と、その実なのだが、間近に見ると、確かに数珠のあの玉であり、羽根突きのあの玉であろうという印象を抱く(羽根突きの玉は主にムクロジが使われたという)。
右側の画像が寺院から拾ってきた実を撮ったものだが、特徴的な袋の中に一つの実が収まっている様子がおわかり頂けただろうか。
御本尊の釈迦如来坐像に、今年もモクゲンジの実を拝見できたことに礼を述べ、菩提寺を後にした。
誰だそいつは?
いや、いや、そいつァ~、人じゃござんせん。ムクロジ科モクゲンジ属の落葉広葉高木で、またの名をセンダンバノボダイジュと申します。
そう、あの栴檀のような葉を持ち、あの菩提樹と同様な実を成し、数珠などの材料となることからの命名とか。
「モクゲンジ」は「木患子」と表記するが、これは誤用という説がある。
「ムクロジの中国名(木患子)を音読みした「モクカンシ」が転訛したもの。ムクロジ(ムクロジ科ムクロジ属)と本種を混同したことに由来するという(諸説あり)」
(庭木図鑑 植木ペディアより引用)。
事程左様に、モクゲンジ(センダンバノボダイジュ)とムクロジは、その実の形状と相まって混同しやすいようなのだ。
📷2022年11月11日:な、なんなんだ! この某廻る寿司屋のこぼれイクラのようにあふれ出た実は?
📷2022年11月11日:ぴ、ピラカンサなのか!
複合ショッピングモール前の信号を渡り左方向に進む。すぐ右手の垣根を見ると、バラ科トキワサンザシ属のピラカンサがたわわな実をつけていた。
これがイクラだったら一儲けだな、などと不埒なことを考えながら歩を進める。
📷2022年11月11日:柿食えば・・・、そんな雰囲気のお堂が見えてくる。
📷2022年11月11日:タンポポの綿毛とお堂。
ほどなく右手に安穏寺(天岑寺)の八角堂が見えてくる。
お堂といえば柿だね。どうしても折り込みたかった一枚がこれ。
さらに、たんぽぽとお堂。こんな絵も面白い。
📷2022年11月11日:菩提寺・天岑寺の惣門が見えてきた。
📷2022年11月11日:文禄3年(1594)に天海盛呑により開山されたとう天岑寺、往時の姿をとどめた門なのかい。
八角堂を抜けると、菩提寺・天岑寺の天に通じる門を表す「 通霄関( つうしょうかん)」という 扁額を掲げた 惣門が見えてくる。この惣門は、禅宗で言うところの表門をさすが、16世紀後半から17世紀初頭頃の創建とされ、市指定の文化財となっている。
📷2022年11月11日:モクゲンジの黄葉と実。
惣門を入ってすぐ右側に、モクゲンジの木が出迎えてくれる。
黄色に色付いているのが葉、黒く見えている部分が実ということになる。
📷2022年11月11日 樹上のモクゲンジの実の部分をクローズアップ! (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📷2022年11月11日 このまん丸の実を数珠や羽根突きの実に利用したとか。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
おいそれとお目にかかることのない木と、その実なのだが、間近に見ると、確かに数珠のあの玉であり、羽根突きのあの玉であろうという印象を抱く(羽根突きの玉は主にムクロジが使われたという)。
右側の画像が寺院から拾ってきた実を撮ったものだが、特徴的な袋の中に一つの実が収まっている様子がおわかり頂けただろうか。
📷2022年11月11日:ご本堂に祈りを捧げ帰宅した。
御本尊の釈迦如来坐像に、今年もモクゲンジの実を拝見できたことに礼を述べ、菩提寺を後にした。
モクゲンジ(センダンバノボダイジュ)という名前も姿も初めてです。
何とも奇妙な形と色のをしていて、一度見ると忘れられませんね。
確かに実を見ると、数珠などの材料となることも頷けます。
ムクロジは私も名前だけは知っていますが、見たことがありません。
kiteさんの菩提寺・天岑寺は創建も16世紀後半から17世紀初頭頃と、
歴史ある名刹なのですね。惣門も見るからに風格が感じられます。
モクゲンジの木も、かなり大木のようで年輪を感じますね。
珍しいモクゲンジと名刹を拝見でき、厳かな気持ちになりました。
Ninbu さん、こんにちは。
けっこうブラ散歩で拾ったり、摘んだりした種が花を咲かせたりしています。
ムクゲだったり、ツルウメモドキだったり、コウヤボウキもそうですね。
意外と上手くいくものなんですよ。
かつては、イチョウやナンキンハゼもやりました。盆栽風にして黄葉や紅葉を楽しみたかったのですが・・・。
今度はモクゲンジというわけです。
これ、花が意外といいのです。
https://kinomemocho.com/sanpo_mokugenji.html
上記は、「続・樹の散歩道」さんのページです。
もちろん、花を見るまでには何年がかりということになるのでしょうから、夢だけで潰えてしまうかもしれません。
まぁ、こんな植物との付き合い方も面白いのかな、なんて。
コメント有難うございました<m(_ _)m>