ベニバナショウマが泡立ってきた。この花穂がしっかりしてくると、季節は初夏を思わせる風を運んでくる。
「紅花ショウマ」という名札が付いていた。ほぉ~、白じゃないショウマもあるのかと思って買った覚えがある。
ところが、「紅花ショウマ」で検索すると、あまりにも情報が少ないことに気が付いた。園芸種のアスチルベには、白やら、赤やら、桃色まで、いろいろな色の花が咲くことは知っていた。いずれにしても、チダケサシ属だか、アスチルベ属なので、似たモノ同士ということなのかもしれない。
最近、「桃花穂咲き升麻」というのがあることを知った。似ていないことはないのだが、もっと花色が濃いように思う。
「アスチルベとするより、ショウマ(升麻)とした方が、山野草の愛好家にも手を出してもらえるのではないか」などといった類の園芸店のマーケティング戦略の一つなのかな?
穂咲きといえば、ミノシライトソウが解けてきた。その名の通り、白い糸を紡ぎ出し始めたのである。
期せずして三種の寄せ植えとなったあの鉢で、二番目に花開いたという訳だ。
ツクシカラマツの花は5月に入ってからのことだろうから、三種の揃い咲きは難しいことかもしれない。
ここ二年ほど、地植えにしておいたミヤコワスレが精彩を欠いていた。
それではと、大小三つの鉢に盛って年を越した。咲かねばとでも思ったか、ご覧の通り覚醒した。
ベランダ脇のウナギの寝床状の小庭をちょっといじったので、早速もう一つの小鉢に仮住まいのミヤコワスレは地植えとしてしまった。
ついこの間まで隆盛を誇っていたイチリンソウの仲間たち、花は萎れ、葉も痛み始めたので昨日地上部を切り取ってしまった。今日、燃えるゴミの日だったので・・・。
日ごとに、猫の額の花々の様相が変化していく。花は実を結び、新たなつぼみが姿を現し、小さな花がまた開き始める。
去年と同じように、花々は季節の風を感じ、規則正しく動き始めている。
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