KaLuck 花壇苗生産ブログ

花壇苗生産農家の毎日

夏場のモクビャッコウ管理は、下葉の蒸れに注意してください

2009-07-21 22:49:23 | 挿し穂


今日も挿し穂。品種はモクビャッコウです。
一般に出回る時期はどうも秋のようなので、それに倣って秋出荷を目指し生産に励んでいます。
個人的には春出荷でもいいと思いたいのですが、夏場に株が大きくなると下葉が蒸れて真っ黒になりやすいので、秋向けなのかも知れません。

モクビャッコウは寄植え材料のアイテムという位置づけだと思います。基本的には葉と香りを楽しむ植物だと思いますが、株によっては花を咲かせることもあります。小さなあまり目立たない黄色い花で個人的には好みではありません。 花が付いていない株のほうがいいかもしれません。耐寒性はやや弱く、霜があたると葉が傷むようです。

どこかで聞いたことがあるのですが、絶滅危惧種になっているみたいですね。
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秋色アマランサスは3色で勝負! 今日は矮化剤日和

2009-07-20 22:16:52 | 農薬


秋に出荷するアマランサス(ハゲイトウ)です。
品種はトリカラーパーフェクタ・イルミネーション・イエロースプレンダーの3種です。

だいぶん大きく育ってきましたので、今日は矮化剤を施しました。
トリカラーとイルミネーションは背丈が伸びますので矮化剤の濃度を少し濃く、そしてイエローは薄めにして、全体の高さをできるだけそろえるようにしています。しかし毎年のことですが、イエローだけが低くなってしまい、世間から笑われています。

品質のよいアマランサスってなかなか出会うことがありません。
一度どこかの園芸店で見かけましたが、茎がかなり太く下葉がほとんど残っている状態で、上部はきっちり着色していて、コンパクトに納まったすばらしいトリカラーの株を確認しました。以来ずっとその株に近づけようと努力しているのですが・・・。しかし毎回それにまったく及ばないレベルの仕上がりで、歯がゆい思いばかりしています。

さて今年はどうであろうか?



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これではまるでムツゴロウさんのブログです

2009-07-19 22:35:32 | その他
今日は園芸植物ではなく、ハウスから撮影した生物達をごらんください。
 
 

まず、カタツムリです。

電柱に登ってコンクリートを食べていました。
ちゃんと消化するのでしょうか?
フランス料理にでてくるエスカルゴはこんな小さくなかったと思うので別の品種なのでしょう。
おそらく食べられる品種は養殖物だと思いますが。
 
 
次はヒル!

あまり見かけることはないのですが、たまたま目につきました。
近所のイヌが血を吸われたそうです。
仮面ライダーに登場したヒルゲリラを思い出しました。気持ち悪いですね。
 
 
望遠で撮影したシカさんです。

望遠でもかなり細かな写真でしたので拡大しましたので、ちょっと画像が荒目ですみません。
右上が親鹿、左下が子鹿。わかりますか?
山に食べ物が無くなったのか、人目につく場所によく現れます。畑を荒らす害獣としてとらえていますので、ハンターの皆さんが退治しに行きます。たまに新鮮な鹿肉をいただきます。ウマイです。
 
 
トンビです。

渋い顔つきはタカのようですが、鳴き方が「ヒョロヒョロ~」と情けなく、またカラスに追いかけられてこれまた情けなく、いつもハウスの直結している電信柱にポツンと一羽で泣きわめいています。もうすぐ友達になれそうです。
 
 
最後はアマガエルさんです。

私はカエルさんが大好きで、最近は会話をすることも可能になりました。
こちらはオタマから変態して間もないカエルさんです。めっちゃカワイイですね。
名前は玉林さんというそうです。
 

他にもいろんな生物がいます。田舎暮らしってほんとうに楽しいです。
隣の芝生が青く見えていた時期にそう思っていました。

 


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農業体験ワークショップ開講 ただし本日のみ!

2009-07-18 23:07:51 | 挿し穂
こんな山奥の田舎に東京から来客がいらっしゃいました。
彼の名はE3です。本名です。
E3に了解を得ましたので写真を公開いたします。


E3は私が1988年から2003年まで命の限り?尽くしてきた会社の同僚です。
私が先に命が途切れてしまい、新たな道(花の生産)に進みました。
しかしE3は私よりも非常に生命線が長く、今や人材開発という大きな立場で会社に貢献しております。

いろいろと懐かしい話をありがとうございます。

E3は新人研修の担任という忙しい状況を終えた今しか夏休みを取得できないらしく、今日は「農業体験ワークショップ 日帰りコース」を受講なさいました。

さて今日のお仕事ですが、先々日の続きでライムライトの挿し穂をやっていただきました。
写真のE3の左手元にある器に入っている白い粉はなんだと思いますか?







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ゼラニウム 葉を触っていると指先が黒くなりますぜ

2009-07-17 21:39:41 | 挿し穂


今日の挿し穂は、葉に斑の入ったゼラニウムです。

実生系のゼラニウムにはない抜群の美しさがあります。
花色は明るいサーモン色で、葉に負けずなかなか見ごたえのある花を咲かせます。

一般植物にも言われていることですが斑入り葉の植物はなんとなく体力がなさそうで、このゼラニウムも同じく体力があまりありません。根があまり張らないので、地上部からは想像できない程根鉢がフワフワです。(もともとゼラニウムの種類自体あまり根張りは良くないのですが)

今日の繁殖成績ですが、ゼラニウムは一株からはそんなにたくさんの挿し穂をとることができません。全部で600本程度です。残念ですが圃場が狭いので親株を大量に養生できず致し方無しです。

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ライムライトは秋しか咲かないのでご注意を!

2009-07-16 19:41:19 | 挿し穂


毎回同じような写真ですみません。
今日は宿根サルビアのライムライトを挿し穂しました。

このライムライトは背丈がかなり高くなり、そのままだと120センチぐらいにもなります。
出荷するにあたり、矮化剤処理を施しさらにピンチを2度行うことで40センチ程度で開花させようと思っています。
9月以降にユニークな花を咲かせます。基本的にスプレンデンス系の血が濃く、花のカタチはまったくのスプレンデンス。しかしガクの色はライム色で、紫に近い紺色の花穂が出てきます。この色のコントラストは一度見たら忘れません。
耐寒性はやや弱いようなので、霜にあてない方が無難だと思います。

個人的に宿根サルビアの中でもライムライトが一番好きかも知れません。



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秋作準備 レモンマリーゴールドは宿根です

2009-07-15 22:07:08 | 挿し穂


10月後半に出荷の全盛期を迎える予定の、レモンマリーゴールドです。宿根マリーゴールドとも呼ばれますが、寒さにはやや弱いようで、霜に当たらない場所で越冬すれば宿根化し翌年も開花します。

なんとなくですが一般のマリーゴールドと違います。特に開花時期というか見ごろが10月以降で
本格的に寒くなるまで開花が続きます。また春にも開花はするようですが本来の時期ではないので6月中頃にはに開花が終わります。
よって、高温と長日には不適合だと考えます。

葉っぱの香りが抜群によく、挿し穂をしていてレモンの香りで酔っ払らいました。このレモンの香りが強すぎるので、好き嫌いがはっきりとわかれることでしょうね。

挿し穂での根の活着も2年連続で95%以上と非常によく生産効率も高いといえます。

さて、写真左手前の容器に入っている白い粉ですが、これはカタクリ・・・・すみません、怒られました。


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秋作準備 宿根サルビア・ディスコロールの挿し穂

2009-07-13 22:32:51 | 挿し穂


宿根サルビア・ディスコロールの挿し穂をしました。

限りなく黒に近い紫色の花をつけます。葉の表面色は灰色に近い緑色で裏は白色で、すごく印象に残る植物です。
寒さには弱いようで、霜に当たらないように管理が必要です。冬場に日のあたる室内に取り込んでやると開花することもあるようです。
不思議なことに開花すると花茎がペタペタしてきて、コバエなどがついてしまいます。これはちょっと困りますね。

写真の左手前にある器にはカタクリ粉が入っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ウソ!
ホントウは発根促進剤です。


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アマランアキランアマランアキランテクマクマヤコン

2009-07-12 22:37:28 | 栽培状況


今日はアマランサス(ハゲイトウ)の栽培風景です。

少し前に移植したのですが、アマランサスはかなり大きく育ちますので、今から充分な間隔を保
って栽培しています。
品種はトリカラーパーフェクタ・イルミネーション・イエロースプレンダーの3色ですが、イエロースプレンダーは比較的ドッシリとした低めに仕上がりますので、他の品種と区別して矮化剤処理しないといけません。いずれも秋にピッタリの色目だと思います。

蛾の幼虫に食われやすく、写真の苗も一部被害にあっていました、昨日夕方に殺虫剤(粒剤)をまきました。 殺虫効果はかなり持続するのでひとまずは安心。

ちなみに出荷は9月に入ってからです。

蛇足ですが、アマランサスはアキランサスと間違えやすい名前なのでご注意ください。
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渚に白いパラソルのようなアスター  なんとなく80’sの香り

2009-07-11 23:16:19 | 移植


秋準備として、マイクロアスターのステラを移植しました。
9月10日ぐらいから出荷できると思います。
アスターの発芽は非常に困難で、高温期の種子に対し急激な吸水は控えた方がよいとのこと。
昨年はかなりうまくいきましたが、今年は昨年の3分の2しか発芽しませんでした。
とりあえず、なんとか本日移植完了。あとは出荷まで大事に見守っていきます。

アスターは害虫(特にハダニ)が付きやすくまた病気にも弱いように思います。これまでもある程度成長してきてから急に立ち枯れの症状が頻繁にありました。

今秋はマメに害虫・病気の予防を心がけるよう半紙に一筆入れたところです。





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