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秋の夜長 オーディオぼちぼち 更新中

2015-10-02 21:27:08 | 親父の部屋
若い頃 趣味は?と訊かれたら、即座に「オーディオ」と答えらたけれど
今は そうではありません。
オーディオは音楽を楽しむ手段でなければなりません。
昔は、「音を楽しむ」ことが中心で、「音楽を楽しむ」までには至らなかった。
LPレコードもCDも通して全て聞くことは少なかった。
今は変わったとかと言えば、そうとも言い切れません。

オーディオを楽しむための一番重要な条件は何かと問われれば、大きな音が出せることです。
周囲に音を漏らして迷惑を掛けない。同時に周囲の雑音に邪魔されないことです。
田舎の一軒家に住むか、隣家が近ければ遮音に気を遣うしかありません。
次に重要なのは設置場所(オーディオルーム)です。
話題はオーディオなのに装置はそっちに置いて話を進めている。
筋が違うのじゃないのと言う疑問が出て来るのは当然です。
オーディオを楽しみ一番の根っこはオーディオルームにあると考えているのです。

低域が十分に出ているスピーカーであっても、その低域限界は部屋の大きさ(広さ・高さ)に制限される。
8畳とか10畳ではダメ。30畳位は欲しい。そして、部屋の高さも必要2階建てを吹き抜けで使う位は必要。
(別に計算したわけではありません。音速、最低再生周波数に必要な寸法は一応計算可能です。)
一般家庭ではそう言うスペースはありません。専用のリスニングルームを作らねばなりません。
スピーカーの価格はたかだか数百万円、遮音性を高めた大型のオーディオルームを作るとしたら、千万円のオーダーですから、宝クジでも当たらない限り無理です。(でも、やっちゃう人がいるのも事実。うう~ん、自分には縁のない世界です)
新しいオーディオルームは無理としても、既存の建物でそれに代わるものは考えられないのか。あります。土蔵です。ほぼ望みどおりの空間が得られそうそうです。最小限の改装にとどめれば、百万円のオーダーで済むかもしれない。
小布施にあるジャズ喫茶「BUD」、そこに行くと、内空間の広々さに見惚れてしまいます。
所詮、夢です。

自分の部屋を見渡せば、壁も床もペナペナの安普請の家、遮音も不十分な洋室10畳。
それでも、老人の遊び部屋専用として使える。家族から優遇されていると感謝しています。

結局、行き着く現実は箱庭オーディオ。その制約の中ではやれることはチマチマするしかない。

平均余命を計算出来る歳になってしまった。健康寿命(自分で勝手に動ける寿命)は更に短い。
承知しているつもりでも、簡単に受け入れるものではなく・・・・
勝手気儘に振舞う。
周囲の目は気にしません、はないのですが、その振りは年寄りの特権でしょう。

持つことに執着するより、利用する方向が賢いことは明らか

古めのジャズレコードを聴くなら「木馬」、美しい音色を楽しむなら「むじか」(珈琲専門店)が身近にある。

自分のオーディオは所詮小手先のことです。
空間の制限を受けないヘッドフォン(イヤフォン)は良いのですが。趣味道楽にはなりません。

木馬でジャズモノラルLPを聞かされ続けました。音の厚み、力強さがを感じます。我が家のLPプレイヤーに積もった埃を払い除け、聴いてみましたが、全然ダメ。熱気のねの字も出ません。カートリッジは愛用のSAEC C1も寄る年波、新たにDENONの丸針DL-103に替えてみたが大きく変わらない。
変わるハズはないのです。
アルテックA7。箱鳴り、ホーン鳴りがあってあの音、つまり楽器なんですね。ツボにはまるとこれに伍するスピーカーはなかなかありません。
十分なオーディオ空間があって、初めて本領を発揮するのです。

自分の部屋にはとても置けない。A7とほぼ同様なユニット同軸スピーカーユニットに纏めたのが604シリーズ。これをバスレフ箱にいれたのが620シリーズで、620Bが我が家の箱庭オーディオの中心的存在でした。

そこに、師匠(自分の愛用している300Bプッシュプルアンプの作者。歳は2回りほど若い)から突然の連絡。
「DDC(デジタルデジタルコンバータ)が壊れたので、その代わりとなるオーディオインターフェースを探している。」「聴かせて欲しい。」

オーディオインターフェースはプロの音楽制作現場で使われています。
自分はRME fireface UFX を持っています。その機能は広く、一部の機能であるDAC(デジタルアナログコンバータ)をオーディオ用として使う人もいます。
ピュアオーディオ用と評される製品は高価なものが多い。開発コスト、生産台数から見てそれなりの値段にしないと採算ベースに乗らないからです。
それに対し、RME等の音楽業務用製品は世界中のスタジオで広く使われ、生産台数は多い。モデルチェンジも少なく、技術。パーツの汎用性が高く、製品開発コストは低く抑えられる。外観は質実剛健のラックマウント。美観に拘る必要性もない。
結果、同機能、性能を維持しながら、オーディオメーカー製品と比べてはるかに安い。
オーディオマニアたるもの、メーカーブランドに拘る人も多いでしょう。それはそれぞれの価値判断です。
音楽現場プロののシビアな目に晒されていて、製品の信頼性は抜群でしょう。
自分はDDCとして使い、antelopeからの外部クロックをで精度を高めています。

続きはまた後で・・・