食べ物屋さんネタなので、説明は親父に任せます。
かつ久無庵は、前橋市の東郊外、国道50号沿いにある。
口 上 書
席の片隅に小さな口上書が置かれている。ここに店の姿勢が凝縮されているように思える。
テーブルに付くと、店員さんが重そうな木製のメニュー板を抱えて来る。
この日はいつもの定番、別盛りロースかつ鍋定食とのっかり丼を頼んだ。
注文した品が届くまで暫く時間が掛かる。だから、手持ちぶさたになるかと言えばそんなことはない。三種類の漬け物セットとお茶が直ぐに届く。
お漬け物
種類は日によって違う。
これをつつきながら、ゆっくりと待てばよいのである。お茶が切れそうになると、店員さんが直ぐに注ぎにきてくれる。
まるで、旧知の家に立ち寄り、ぬれ縁でお茶している。そんな感じのなのだ。
更に木製ボール一杯の千切りキャベツが届く。
キャベツ
かなり食べてしまった後の画像である。左にあるのはドレッシング
別盛りロースかつ鍋定食
テーブルに届いても、暫く汁う汁う音を立てている。 しそご飯(白米も選べる)と赤だし味噌汁で1セットである。
のっかり丼
のっかり丼は今流に言えばヘルシーメニュー。妻がよく頼む。乗っかる部分は変わるようだ。
メニューには珍しいものがある。
とろとろ豚煮
お茶請けに頂いた。これを肴にお酒を飲めたら最高であろう。
残念ながら、ここに来るときはいつも運転手である。
ティーメニュー
コーヒーにも拘っている。シャーベットもある。店のオリジナルなのだろうか。
店 内
店内は建物の外観から想像するよりずっと広い。太い古材を大胆に生かし、重厚な雰囲気を醸し出している。そこかしこには、民芸品、骨董が置かれている。
かつ久無庵はかつ久と親子関係にある店である。 かつ久は、前橋スズランの南側にあった。
ご亭主、奥様、息子(無庵の店長)の3人で切り盛りされていた。 外観は古民家風。トンカツ屋と言うよりは飲み屋と言う感じで、入るのには少し躊躇する人もいたかもしれない。その入り口の重い引き戸をガラガラと開けると、そこは江戸時代映画さながらの様子であった。
テーブル席、カウンター席、合わせて20人も入れば満席であろう。テーブルは栃の木を縦割りにしたもの。椅子は丸太を輪切りにしたもの。一つとして、同じものはない。
猪口を初めとする骨董も壁際に無造作に置かれていた。
市街地の中心にあったため、駐車場スペースが少なく、やや不便であった。 その後、かつ久は、高崎のデパート内に移った。
*母に代わってカメックの一言
かつ久ご亭主並びにかつ久無庵店長 様
いつも美味しい料理、ありがとうございます。
親父は自他共に認める食音痴です。ですから、料理の説明には、多々不適切な点があると思います。
重大な誤りがありましたらご指摘下さい。すぐに直させます。少々の誤りはごご寛容にお願い頂ければ幸いです。
店が大きくなると、料理の味は変わることが多いように感じます。どうしても手が回らなくなるのでしょうね。
別盛りロースかつ鍋定食(親父の定番)、 ヒレかつ定食(兄貴の定番)の味はいつ行っても同じです。味を保つのは、想像以上に難しいのではないでしょうか。 今も、見ただけで楽しそうなメニューが少しずつ加わっています。
2006年は更なる飛躍の年となりますように!
カメック
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