格子戸をがらがらと開けて
長野県松本市にある旅館です。松本に遊びに出掛ける時はいつもお世話になっています。
8畳と6畳の続き部屋
泊めて頂くのはこの部屋1号室が多い。
部屋の四面は周り廊下。襖、障子で仕切られているだけに見えるが、実はアルミサッシで囲まれています。周囲の音はほとんど聞こえません。
美ガ原
登リツイテ不意ニ開ケタ眼前ノ風景ニ
シバラクハ世界ノ天井ガ抜ケタト思ウ。
ヤガテ一歩ヲ踏ミ込ミコンデ岩ニ跨リナガラ
此ノ高サニオケル此ノ廣ガリノ把握ニ尚モクルシム。
無制限ナ、オオドカナ、荒ッポクテ新鮮ナ
此ノ風景ノ情緒ハタダ身ニシミルヨウニ本源的デ
尋常ノ尺度ハマルデ桁ガハズレテイル。
我ガ雲ノ砲煙ヲドンドン上ゲテ
空ハ青ト白トノ目モ覚メルダンダラ。
物見石ノ準平原カラ和田峠ノホウヘ
一羽ノ鷲ガ流レ矢ノヨウニ落チテ行ッタ。
尾崎 喜八
作並書
階段 このカーブがとても綺麗
階段
幅は三尺(90cm)位だろうか。登り下りは、お互いに気を遣いながら・・・・
この二階の両側が客室となっています。
この奥に洗面所とお風呂があります。
今のビジネスホテルはバストイレ付きが当たり前ですが、
ここはお風呂(ヒノキ風呂)も洗面所も共同。順番待ちもしなければなりません。
いつでも、自分の好きな時に自由にと言う訳にはいきません。
譲り譲られ、お互いに感謝すると言う謙譲の心が日本人の美意識に繋がると思うのですが・・・・
でも、安心しました、ここには子供連れの若いご夫婦も見かけました。
朝食を頂く食堂も順番待ちです。
朝 食 これに季節のフルーツの小皿が付きます。
これぞ、日本の朝食でしょう。
一階の喫茶店
だそうです。
レトロ満点のお店です
格子グリルのスピーカーがありました、山水製に間違いないでしょうが、中身は何かなー、LE-8Tだったりして
クラシックのピアノ曲が静かに流れていました。
サイトウキネンフェスティバルのポスター
セピア色に変色した古いポスターかと思いましたら、今年のでした。
初めコーヒーだけ頼んだのですが、セットもあるのに気が付いて、再注文。
トーストのセットのモーニングもあります。学生にも優しい街です。
*営業時間は8:00AMから6:00PMまで オーダーストップは5:30PMだそうです。
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