超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

カメハメ波をうつとこうなる

2009年02月12日 19時57分40秒 | Weblog
カメハメ波と書いたが、2つのほぼ同じ力の衝撃波が真っ正面から衝突し合うと一体、どのようになるのだろうか?

 ミスバスター的な仮説となるが、実は最近、火星で実際にこういった実験が行われる機会があったらしい(もちろん人為的なものではなく自然現象としてである)。

 上の映像がこの極めて珍しい実験の跡を記録した衛星画像となる。

 2つの隕石による爆発の跡が黒いススのような状態で地表面に残っている。問題はこの2つのクレーターの中心に引かれた真っ直ぐな線の存在となる。

 この衛星画像の分析を行ったアリゾナ大学では地表に向かって落下してきた隕石が大気圏に接した衝撃でほぼ同じ大きさの隕石2つに分裂。そのまま平行に落下してきた2つの隕石はほぼ同時に地表に衝突して爆発を起こし、地表面に2つの衝撃波を形成。その2つの衝撃波は相互に衝突を起こすことで、その衝突面に一筋の線を描いたのではないかと分析している。

 こんなこと、画像なしで説明されても信じる人はいないのではないかと思うところだが、実際に証拠となる衛星画像まであるのである。

 正にマンガとかアニメででてくるような状況が実際に火星で起きていたこととなる。

 アリゾナ大学によるとこのクレーターは2007年9月に撮影されたもので、前回、2003年5月の撮影時には写っていなかったことから、2003年5月から2007年9月までの間に形成されたものだとも述べている。


これで、クレーターの横にある線状物体のなぞが解けましたね。
U○Oの基地だとか、宇○人の建築物だとか…否定されましたな。
同じパワーなら相殺されるもんね、普通に考えると。

ただ、こんだけの短期間に隕石が衝突している事実。
大気が地球の100分の1以下ってことを差し引いても…
隕石の衝突なんて、日常なんだなぁ~と思い起こされる事象ですね。

鉄系超電導物質の期待高める新たな成果

2009年02月12日 19時57分11秒 | Weblog
細野秀雄・東京工業大学教授が昨年2月に発見した鉄系超電導物質の新たな可能性を示す研究結果が、高エネルギー加速器研究機構などの研究者たちによって得られた。これまでよりさらに高い温度で超電導体となる新しい物質発見の期待を抱かせる成果、と研究者たちは言っている。

門野良典教授ら高エネルギー加速器研究機構・物質構造科学研究所のミュオン物性研究グループは、総合研究大学院大学大学院生、平石雅俊氏、秋光純・青山学院大学教授、岡部博孝・同研究員らと共同で、ミュオン・スピン回転法と呼ばれる分析手法を用い、鉄系超電導物質の磁気的性質などを調べた。

この結果、(Ba0.6K0.4)Fe2As2系列の超電導体は、電子が抜き取られて電子の穴(ホール)になったところが正の電荷を持った電子のように振る舞い、超電導現象を起こしていることが分かった。これは鉄系超電導体として細野教授が最初に発見したLaFeAsOと比べると、鉄(Fe)とヒ素(As)の層が超電導現象を担っている点は共通だが、 “主役”が電子そのものかホールかという違いがある。また、鉄系超電導体の前に超電導物質研究に大きな衝撃と影響を与えた銅酸化物の超電導とも仕組みが異なることが明らかになった。

鉄系超電導体は、細野教授によって初めて発見された後、ランタン(La)元素を他の希土類元素に替えることで、さらに高い温度で超電導体になる物質が相次いで見つかり、銅酸化物超電導体発見以来の世界的な研究ブームをもたらしている。細野教授の研究成果は、米科学誌「サイエンス」の「2008年科学進歩ベスト10」にも選ばれている。

乳がん転移を抑制 たんぱく質発見…筑波大チーム

2009年02月12日 19時56分50秒 | Weblog
 細胞に含まれる「CHIP」というたんぱく質が、乳がんの増殖や転移を強く抑制することを、筑波大の研究チームが突き止めた。乳がんの転移に関連するたんぱく質が見つかるのは初めて。

 9日英科学誌ネイチャー・セルバイオロジー電子版に掲載された。

 乳がんの死因の9割は、他の臓器への転移。これまで乳がんの増殖を防ぐ、抗エストロゲン剤やハーセプチンといった抗がん剤が幅広く使われているが、転移を防ぐ治療法はない。

 研究チームは、細胞内で不要なたんぱく質に標識をつける役割を持つたんぱく質の一種「CHIP」に着目。この標識で別のたんぱく質が認識し、分解するが、乳がん患者を調べたところ、悪性度が高い乳がんほど、CHIPの量が減少していることを発見した。

 人間の乳がん細胞のCHIPの量を減らして、マウスに移植したところ、がん細胞は大きな塊を作り、盛んに他臓器に転移した。対照的に、CHIPの量を増加させた乳がんだと、乳がんの増殖が抑制され、転移率はCHIPが少ないがんの1割程度に激減した。

 チームの柳沢純教授は「CHIPは乳がんの転移や悪化を防ぐ働きがある。これを活性化する分子を見つければ、乳がんの転移を防ぐ効果的な新薬開発につながる」と話している。

iriver、4.1型有機EL/80GB HDDのメディアプレーヤー

2009年02月12日 19時56分02秒 | Weblog
株式会社iriver japanは、4.1型有機EL搭載のポータブルメディアプレーヤー「P20」を2月27日に同社オンラインストアなどで発売する。直販価格は39,800円。200台の限定販売となる。なお、限定輸入版のため、メニューは英語または韓国語のみ。


 4.1型/480×272ドットのタッチパネル有機ELディスプレイを搭載した動画/音楽プレーヤー。本体に80GBのHDDを内蔵し、動画はMPEG-1/2/4とXviD、WMVを再生可能。音楽はMP3/WMA/OGG/FLACなどに、静止画はJPEG/BMP/GIF/PNGに加えRAWにも対応している。動画の対応解像度は最大720×480ドット。

 また、上記ファイルの再生以外に、連番のイメージファイル(zipまたはフォルダ内)を連続で再生できるコミックビューワや、doc/xls/ppt/pdf/html/htm/txt/mhtmlなどに対応するオフィスビューワ(Word/PowerPoint/Excelは97~2003対応、PDFは日本語非対応)も搭載する。

 FMチューナを内蔵し、WMA形式(128~192kbps)での録音も可能。ボイスレコーディングにも対応する。そのほか、日本語非対応の機能として電子辞書(韓国版国語辞典/中韓辞典)や住所録、メモ帳、ゲーム(Flash Lite 3.0対応)なども備える。

 ディスプレイは画質改善チップ「OLED MAX」の搭載により高画質化。音質面では、頭部伝達関数を用いたEXPAMEDIAの立体音響技術「QBS」(QBigSound)を採用する。

 操作はディスプレイはタッチパネルまたは本体右側のホイールで行なう。スタイラスペンも付属する。HDD内には落下センサーを備え、落下や強い衝撃などの場合でも、内部に達する前にヘッドを待避させることでデータを保護する。PCとはUSB 2.0で接続。対応OSはWindows 2000/XP/Vista。

 リチウムポリマー充電池を内蔵し、連続再生時間は動画が約9時間、音楽が約12時間(MP3/128kbps)。外形寸法は79.7×130×20.5mm(縦×横×厚さ)、バッテリを含む重量は約300g。

 別売でSDカード/メモリースティック デュオ/CFに対応する外付けカードスロット「P20-CAD-REA」(直販価格1,680円)も用意。カードからHDDにデータをコピーできる。

タッチパネル有機ELディスプレイは魅力的だ。
だが…日本で発売するなら、せめて日本語を用意しなさい。
そんなに難しいことでもないだろうし。

軌道上で2機の衛星が衝突、半世紀の宇宙開発史上で初の出来事

2009年02月12日 19時55分34秒 | Weblog
米国の衛星携帯電話用通信衛星「イリジウム」が10日、同じ軌道上にあった制御不能状態にあったロシアの衛星と衝突する事故を起こしていたことが明らかとなった。

 地球の軌道上を周回している衛星同士が衝突事故を起こすというのは、1957年10月にスプートニクの打上げで始まり、50年以上の歴史を持つ宇宙開発史上で初の出来事となる。

 別の衛星と衝突して破壊されたイリジウム衛星は1997年にモトローラによって打上げられた重量500キロの小型衛星。もう一方のロシアの衛星に関しては今のところ詳しい情報は明らかにされていないが、1993年に打上げられた重量1トンの大型衛星で衝突時には既に制御不能状態に陥っていた模様だ。

 衝突を起こした2機の衛星は高度780キロの低軌道上を周回していたもので、NASAでは現在、この衝突事故によって生じたスペースデブリが他の衛星や国際宇宙ステーションに与える影響度の調査を行っているが、当面、直ぐに何かしらの影響を及ぼす可能性はないとしている。

 NASAでは、かねてから危険視されてきたスペースデブリとの衝突が現実化したとした上で、同等な事故の再発を防ぐために「U.S. Space Surveillance Network」などを始めとするスペースデブリの監視網の強化を行うとしている。

 画像はNASAがまとめた軌道上で観測可能なスペースデブリの数を示した時系列グラフ(出展:The Orbital Debris Quarterly News, Jan. 2009, Volume 13, Issue 1)。NASAによると軌道上には衛星やロケットの部品などを含めて13000個近い物体がひしめく状態となっており、衝突を起こす潜在的危険性は年々、増してきていると警告している。

LHC、今年9月の運用再開で正式決定

2009年02月12日 19時55分07秒 | Weblog
欧州原子核研究機構(CERN)は9日、昨年9月に冷却用のヘリウム流出事故を起こして以来、停止状態が続いてきた大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を今年9月下旬をメドに運用再開することを正式決定した。

 作業が順調に進んだ場合、10月中には再び陽子ビームの衝突実験再開される見通しだ。

 昨年9月に起きた事故ではLHCの8つあるセクターの内、セクター3-4の超伝導電磁石の電気回路に内在していた半田付けのミスによる回路短縮によってセクターを冷却するための冷却装置が異常停止。冷却装置が停止してしまったことを受けて冷却用のヘリウムガスが加速器のトンネル内に流出すると共に粒子加速用の双極磁石(Dipole Magnets)と四極磁石(Quadupole Magnets)が損傷していた。

中世の「小氷期」:イングランドに残る記録

2009年02月12日 19時54分41秒 | Weblog
小氷期には、大西洋の積氷の拡大、ヨーロッパ北部一帯の夏の気温低下、南北両半球での氷河の拡大などの現象が見られた。

1046年に到来した猛烈な寒波について、イングランドの修道士らは次のように書き残している。「当時生きていた人で、これほど過酷な冬を経験した覚えがある人はいないほどだった」と。

この修道士らは自覚していなかったろうが、彼らが記録していたのは、現在の用語で「小氷期」と呼ばれる、数世紀にもわたる寒冷な期間の、その幕開けを告げるものであったかもしれない。

修道士らのこの体験談は、イングランド各地の修道院で、8世紀から12世紀にかけて緩やかに書き継がれた歴史的記録の集成である『アングロサクソン年代記』の中に記されている。アングロサクソン人の直面したさまざまな危難や栄枯盛衰の記録に混じって登場する、この気象に関する報告の全文の現代語訳は次の通りだ。

そしてこの年は、聖燭節[訳注:2月2日。イエスの生誕から40日後、聖母マリアが儀式のために神殿を訪れた日とされる]の後に酷寒が訪れ、霜や雪など、あらゆる悪天候に見舞われた。亡くなった人の数と畜牛の数、いずれを基準にしても、当時生きていた人で、これほど過酷な冬を経験した覚えがある人はいないほどだった。また鳥や魚も、非常な寒さと飢えのために死滅した。

注意してほしいのは、この時代には暖房付きの家畜小屋も、高機能素材の『ゴアテックス』も、いまだ登場していないということだ。

現代の気候学者らの見解は、小氷期が「中世の温暖期」と呼ばれる温暖な時期の後に始まったということで一致しているが、小氷期の始まりと終わりの正確な年代は、いまだ特定できずにいる。またその地理的範囲についても意見が分かれている。

小氷期は全地球的な現象と考えられていたが、その後の研究によって示された仮説では、この現象はほぼ北半球に限られており、従来考えられていたほど過酷なものではなかった可能性があるという。

小氷期の中核をなす期間は、おおむね1250年から1650年ごろと言っていい。この時期には大西洋の積氷の拡大が観測されており、ヨーロッパ北部一帯の夏の気温の継続的な低下も確認されている。1500年代なかばには、南北両半球で氷河の拡大が報告されている。

今日の地球温暖化現象と異なり、小氷期には、人間の活動が環境に及ぼした影響は、あったとしても極めて少ない。小氷期の原因はおおむね、太陽活動の低下と、各地の大規模な火山噴火とが重なったためとされている。

そもそも、この時期を「氷期」と称すること自体が大げさなのかもしれない。研究によると、影響のあった地域でみられた平均気温の低下は、おおむね摂氏1度未満だったと考えられている。

[中世の温暖期はおよそ10世紀から14世紀にかけて、小氷期はほぼ14世紀半ばから19世紀半ばとされるが、温暖な時期の間にも、地域的に寒冷な気候もあったとされる。以下は、過去2000年の温度(複数のデータを同時に表示したもの)。wikimedia commonsより

中世の温暖期には、ヴァイキングが凍結していない海を渡ってグリーンランドに入植。農業生産力が拡大し、人口が増加。ゴシック建築の建設や十字軍の派遣などへと向かった。小氷期には飢饉が頻繁に発生し、疾病による死者も増加した。アイスランドの人口は半減、グリーンランドのバイキング植民地は全滅した。日本においても東日本を中心にたびたび飢饉が発生し、これを原因とする農村での一揆の頻発は、幕藩体制の崩壊の一因となった]

米海軍、イルカとアシカを基地のパトロールに利用

2009年02月12日 19時51分42秒 | Weblog
米海軍は、原子力潜水艦の基地を敵から守るため、イルカとアシカを導入している。

この計画はもともと2007年に明らかになったもので、地元の環境保護団体を激怒させてきた。

環境保護団体の主張によると、すでにイルカはジョージア州キングズベイの潜水艦基地をパトロールしているという。しかし、別の基地、つまり、ワシントン州にあるキッツアップ・バンガー海軍基地の周りの海はイルカたちには冷た過ぎる、と彼らは主張している。

そうでもないというのが、海軍の答えだ。「イルカたちが任務に就くのは1度に2時間だけで、それ以外のときは温かい囲いの中にいる」と、『Kitsap Sun』紙の記事には書かれている。2月には、環境への影響に関する公聴会が予定されている。

Kitsap Sun紙によると、海軍の計画では、イルカたちは基地の周辺で「夜のみ働く」という。この基地は、ミサイル『Trident(トライデント)』を装備する原子力潜水艦8隻の母港だ。

イルカたちは、そのスピードと水中での探知能力を生かし、泳ぎが遅い敵を探すことになる。侵入者を発見したときは、ストロボを近くに落とす。「海面に光が浮かび、目印になる」。あとは、その光を目指して警備員を乗せた近くの高速ボートが急行し、対応に当たる。

アシカのほうは、もっと積極的に敵の検挙にかかわる。「アシカはその口に手錠を入れて運ぶ。長いロープとつながり、[スプリングではめることができる]特殊な手錠だ。不審人物が泳いでいたら、脚に手錠をかける。その後、[警備員が]リールを巻くように侵入者を引き寄せ、尋問を行なう」

ばかげていると思われるかもしれないが、海軍は冷戦中にも哺乳(ほにゅう)類を訓練し、さらに過激な任務に就かせようとしていたと伝えられている。海軍でイルカの調教師を務めていたMichael Greenwood氏は1977年、イルカたちは「加圧した二酸化炭素を詰めた大きな皮下注射器」で武装していたと述べた。この武器は、敵のダイバーを文字通り吹き飛ばすことができたという。