超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

NASAの火星探査機のコンピューターがダウン、原因は不明

2009年02月28日 16時38分18秒 | Weblog
NASAの火星探査衛星「マーズ・リコネッサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter)」の搭載コンピューターが23日、火星の周回軌道上でダウンし緊急避難モードの一種となる「セーフ・モード(safe mode)」に移行する事態に陥っていたことがNASAの発表により明らかとなった。

 衛星のコンピューターはその後、リブートが実施され、現在は問題なく運行を続けている。

 今のところ、想定外の高エネルギーの宇宙線の照射を受けて、搭載している電子機器にサージが発生するなどのの不具合が生じたことが衛星が「セーフ・モード」に移行した原因ではないかと見られているが、正確な原因は不明。

 「マーズ・リコネッサンス・オービター」は2006年3月の火星軌道到達以降、これまでに6回、「セーフ・モード」入りをしている。

 火星探査ローバーの「スピリット」も先月末、地球管制からのコマンドの指示通りに動作しなかったり、地球管制に対してレポートの送信を行わないなどの異常動作を起こしていた。


スピリットに引き続きですか。
同じような機器使ってると、同じ時に同じような症状になるとかいうけど…

今月テキサス州で目撃されたナゾの火球、隕石だったことが判明

2009年02月28日 16時36分09秒 | Weblog
今月15日、現地時間で正午前という昼日中にテキサス州サンアントニオからオースティンにかけての上空に火球が通過した問題に関連して、この火球がダラスから南に70マイル離れた町の近くに落下し、落下地点から2つの隕石が回収されていたことが26日、オークションハウス「ヘリテージ・オークション・ギャラリー(Heritage Auction Galleries)」の発表により明らかとなった。

 回収された2つの隕石の重さはそれぞれ約8オンスで、大きさは1インチ弱。ヘリテージ社では5月17日に競売を実施する予定。落札予定価格は、15000ドル前後となる見通し。

 今月15日、テキサス州上空を通過した火球は米連邦航空局(FAA)が今月10日、ロシアのシベリア、800キロの上空で衝突事故を起こした米国の「IRIDIUM 33」とロシアの「Cosmos 2251」の2機の衛星の残骸の一部ではないかとする見方を表明すると同時に、航空機に対してスペースデブリの落下に対する注意を喚起するという事態に発展していた。

 しかし、衛星やスペースデブリの監視を行っているアメリカ戦略軍(STRATCOM)では当初からその可能性に付いては完全否定をしていた。

 今回、火球の落下地点から隕石が回収されていたことが明らかとなったことを受けて、FAAとSTRATCOMとの間で見解の相違が生じていた火球論争に関しては、STRATCOMの見解が正しかった証明されたことなった。

現代人と同じ足の構造を示す最古の足跡

2009年02月28日 16時32分35秒 | Weblog
約150万年前、人類の祖先は現代人と同じように軽い足取りで直立歩行していたことが、ケニア北部で発見された足跡の化石から明らかになった。現代人と同じ足の構造を示す最古の足跡である。

アフリカ起源の人類の祖先が樹上生活から平原に進出していった主な理由は、居住環境が寒冷化、乾燥化したためと推測されている。アメリカ、ニュージャージー州ニューブランズウィックにあるラトガース大学の古人類学者ジョン・ハリス氏によると、今回の発見はその説を裏付けるものだという。

 発見された古代の足跡は、現代人と同じようにかかとに丸みがあり、はっきりとしたアーチ構造で、親指が他の指と平行に並んでいるという。一方、チンパンジーの足の親指は木の枝をつかみやすいように外側を向いている。

「現代人の足はチンパンジーのような樹上生活向けの構造を失ってしまったが、その代わりにバランス良く二足歩行を行うための基盤ができた」と同氏は解説する。同氏が率いた共同研究の成果は、27日発行の「Science」誌で発表される。

 この貴重な足跡は、古代の鳥類、ライオン、アンテロープ(レイヨウ)といった動物たちの足跡に混じって、かつてぬかるみだった場所に刻み込まれていた。ハリス氏は、足跡の主は水を飲みに歩いて行く途中か、そこから帰るところだったのではないかと考えている。

 足跡の主はその大きさと間隔から判断して、現代人と同等の体格を有していたとみられる。年代を考えるとホモ・エレクトスが最有力の候補だ。ホモ・エレクトスは長い脚と短い腕を持つ最初の人類である。

 ホモ・エレクトスが出現した約150万~170万年前は、世界的な寒冷化が進み、アフリカが熱帯雨林から開放的なサバンナへと変化していた時期である。その影響で、木の実、果実、野菜、動物といった食物源の分散が進んでいた。「食物のある場所が分散化した結果、長い距離を歩いて移動できる動物が人類を含めて自然選択された」とハリス氏は説明する。

 ダニエル・リーベルマン氏は、アメリカ、マサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学の人類学者であり、人類の歩行の進化に関する専門家でもある。同氏に電子メールで話を聞いたところ、「発見された足跡から判断して、150万年前までにホモ・エレクトスが現代人と同じような足を持っていたことは間違いない」というコメントが返ってきた。

 同氏によると、アウストラロピテクス類など最初期の人類も歩行に長けていた可能性があるという。しかし走るためには、バネのようなアーチと短い指を併せ持つもっと現代的な構造が必要になる。ホモ・エレクトスを繁栄に導いた1つの理由が現代的な足であることはまず間違いない。リーベルマン氏は、「ホモ・エレクトスは狩りをしていたことがわかっているが、上手に走れなければどうして槍が発明される100万年以上も前に狩りができただろうか」と述べている。

生態学のハッブル計画でデータ公開

2009年02月28日 16時30分31秒 | Weblog
地球環境の変化を追う観測ネットワークがアメリカに構築されようとしている。多大な成果を天文学にもたらしたハッブル宇宙望遠鏡のプロジェクトのように、生態学にも大いなる貢献が成されるだろうと今から期待が集まっている。

1991年以降、ハッブルの生データはオンラインカタログを通じ、プロの研究者や教育者、一般の科学者に公開されてきた。「一般の人でもデータにアクセスし、自分の研究ができる」と、ハッブルの広報担当者レイ・ビラード氏は説明する。「税金を支払っているのだから当然だ」。

 アメリカ生態観測ネットワーク(NEON)と名付けられた新プログラムでも、同様のオープンアクセスモデルが鍵を握る。このプログラムは2016年までに開始される予定だ。

 プログラムでは、アメリカ国内の既存の施設を結び付けることになっている。これらの施設では、航空機や衛星、地上のセンサー、研究室で自然環境における活動や現象をモニターしている。プログラムの目的は、気候や生物多様性、侵略的な外来種といった環境問題にかかわる変化を調べることだ。

 使用される施設の候補は20カ所あり、それぞれ調査対象の生態系が異なる。カリブ海北東に位置するプエルト・リコの新熱帯からアメリカ、ロッキー山脈北部の寒く乾いた山までと、まさに多様だ。

 アメリカ国立科学財団(NSF)から助成金を受け、少なくとも30年はデータをオンラインで収集・保存することが計画されている。プログラムは立ち上げまでに約3億ドル、開始後は年6000万ドルの維持費が掛かると試算されている。公開される情報は科学者が研究に用いたり、政策立案者が科学に関する決定を下すのに役立てたり、教育者が環境について生徒に教えるときに活用したりできる。

 プログラムに初期から参加するモンタナ大学の生物学者キャロル・ブルーアー氏によると、一般の人がNEONを利用すれば、科学者のフィールドワークに協力することもできるという。「科学関連の市民活動に参加すれば、自然界への知識が高まると同時に、科学や自然、さらには環境の形成における人間の役割について理解を深めることができる」とブルーアー氏は語った。

 NEONについては、「Science」誌2月27日号で紹介されている。

 日本語版もどうかお願いしたいものです。

巨大エイを発見、世界最大の淡水魚か

2009年02月28日 16時28分30秒 | Weblog
今週行われた最新報告によると、タイで記録的な巨大淡水エイが釣り上げられたという。おそらく史上最大と考えられ、捕獲を行った漁師と研究者により川に戻された。

 この巨大淡水エイはヒマンチュラ・チャオプラヤ(学名:Himantura chaophraya)と呼ばれる種で、2009年1月28日、ナショナル ジオグラフィック協会が後援する探検調査プロジェクトの中で釣り上げられた。体重は250~450キロと推測されている。

 大きさは幅が2メートル、長さが2.1メートルあったが、尾は失われていた。ネバダ大学リノ校の生物学者ゼブ・ホーガン氏は、「尾が残っていれば、全長は4.5~5メートルあっただろう」と推測する。

 ホーガン氏は、ナショナル ジオグラフィック巨大魚プロジェクトの一環としてタイで巨大淡水エイの調査を行っている。巨大魚プロジェクトは、世界の20数種の巨大淡水魚を研究し記録に残そうという試みである。

「今回の発見には勇気づけられた。この地の巨大エイは、かつては乱獲により激減していたが、現在では従来の推測よりも生息数が増加しているのかもしれない」とホーガン氏は期待を込める。今回の巨大エイは、巨大魚プロジェクトの“ヘビー級チャンピオン”となる可能性があるという。

「正確な体重は不明だ。しかし、世界最大の淡水魚の名に値する資質を備えていたことは間違いない」。ホーガン氏はナショナル ジオグラフィック協会のエマージング探検家でもある。

 現在、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種リスト(レッドリスト)では、ヒマンチュラ・チャオプラヤは“危急(VU)”種(絶滅危惧II類)として掲載されている。

 昨年3月、ホーガン氏はタイのチャチェンサオという町の近郊で、全長4.3メートルの巨大エイを発見している。巨大淡水エイは、およそ200種存在するエイの中で最大級の種で、東南アジアやオーストラリア北部の非常に限られた川に生息している。

 このマンモス級のエイ種が海に出ることがあるのか、そもそも海中で生存可能かどうかも判明していない。なにしろ、学術的に初めて報告されたのが1989年のことなのだ。

 ホーガン氏の率いる調査チームは、巨大淡水エイのまだ知られていない種や生息地を求めて今日も探検を続けている。