超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

パナソニック、BDプレーヤーを内蔵したポータブル地上デジタルテレビ

2009年02月19日 20時19分44秒 | Weblog
パナソニックは19日、BDプレーヤーを内蔵したポータブルタイプの地上デジタル専用テレビ「DMP-BV100」を発表した。発売は3月15日を予定しており、価格はオープン。市場価格は、10万円前後と予想される。

ポータブルテレビにBDプレーヤーを搭載したことで、これ1台でテレビだけでなく、BDタイトルやレコーダーで録画したディスクの再生までカバーすることが可能だ。電源は、ACアダプター、または付属のバッテリーパックで、バッテリーパックを使用した場合、最長で約2時間30分の連続視聴(テレビ/BD)が可能だ。

再生可能なディスクは、BD-R/RE(2層対応)、BD-Video、DVD+-R/RWとRAM(RAM以外は要ファイナライズ)、DVD-Video、CD-R/RW、音楽CD。HDMI出力端子も装備しており、DMP-BV100をプレーヤーとしてだけ使用し、他のテレビに映し出すことも可能だ。

本体のトップの部分とスタンドの部分に計4基のダイバーシティアンテナが内蔵されており、強電界地域では、外部アンテナを接続しなくても良好な受信が期待できる。リビングだけでなく、別の部屋に移動しても、そのまま地上デジタル放送を楽しむことが可能だ。もちろん、電波の弱い場所で使用するためのアンテナ端子は装備されている。

同製品に搭載されているチューナーは、地上デジタル放送に対応したもののみ(トランスモジュレーション方式、周波数変換パススルー方式のCATVには非対応だが、内蔵アンテナで使用する分には関係はない)。アナログ放送や、BS/CSのデジタル放送には対応しない。ただし、12セグ放送だけでなく、ワンセグ放送にも対応していおり、受信感度が低い場合に、自動的にワンセグに切り替る機能も搭載される(ワンセグのデータ放送には非対応)。

使用されている液晶パネルは8.9V型。画素数は1,024×600。映画ソフトの質感を高める「リアルクロマプロセッサ」も採用されている。

DLNAクライアント機能も搭載されており、同社のレコーダー「DMR-BW730/750/830/850/930/950」のHDDに記録された番組を、ネットワーク経由で再生することも可能だ。

SDメモリーカードスロットも装備されており、デジタルカメラで撮影した写真や、AVCHD規格/SD Video規格のムービーの再生も行える。


主な仕様
サイズ:256(W)×202(H)×58.7(D)mm
質量:約1740g(バッテリーパック含む)
付属品:リモコン/ボタン電池(リモコン用)/電源コード/ACアダプター/バッテリーパック/B-CASカード/映像/音声コード(1本)/クリーニングクロス/取扱説明書

ソニー、ハイビジョン動画に対応した薄型サイバーショット「T900/T90」

2009年02月19日 20時16分43秒 | Weblog
ソニーは、720pのハイビジョン動画撮影機能を搭載した薄型コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット Tシリーズ」2機種を3月13日から発売する。価格はオープンプライスで、推定市場価格は3.5型タッチパネル液晶を備え最薄部15.1mmの「DSC-T900」が4万5,000円前後、3型タッチパネル液晶を搭載し最薄部13.9mmの「DSC-T90」が3万8,000円前後。

ボディカラーはT900がホワイト、ブラウン、ピンク、ブルー、ブラックの5色、T90がレッド、ブロンズブラウン、シルバー、ブラックの4色。

サイバーショット DSC-T900(以下、T900)とDSC-T90(以下、T90)の主な仕様は共通で、1/2.3型有効1210万画素のCCDを搭載し、光学手ブレ補正機能を搭載した35mm判換算35?140mm相当の4倍ズームレンズ「カールツァイス バリオ・テッサー」を備える。撮影感度はISO 80?3200。内蔵メモリは共に約11MB。

新たに、最大720p(1280×720ドット、30fps)のハイビジョン動画撮影機能を搭載したのが特徴。ファイル形式はMP4で、動画圧縮方式にはMPEG-4 Visual、音声圧縮形式にはAACを採用する。再生は添付のQuickTime Playerで、PlayStation 3での再生も可能。ビットレート9Mbpsの「720ファインモード」と、6Mbpsの「720スタンダードモード」、VGA 3Mbpsの「VGAモード」で動画撮影が可能。記録メディアはメモリースティックDuoで、4GBのメモリースティックDuoに720ファインモードで約54分(T900)/約56分(T90)、720スタンダードモードで約82分(T900/T90)、VGAモードで約151分(T900)/約164分(T90)記録できる。なお、内蔵メモリからメモリースティックDuoへの一括データコピーが可能(逆は不可)。

また、「顔キメ」や「おまかせシーン認識」などを「おまかせオート」撮影モードとして統合した。さらに、人物の顔の動きを検出すると自動的にISO感度を上げ、シャッタースピードも速くすることで顔のブレを抑える「顔動き検出」機能を新たに搭載した。これまでの「顔検出」「目つぶり警告」「赤目軽減撮影」機能とともに、失敗写真を減らすという。なお、「おまかせシーン認識アドバンス」モードで人物を撮影すると「目つぶり軽減」機能が働き、自動的に2枚撮影して目をつぶっていない1枚だけを記録する機能も持つ。

なお、T900とT90の違いは、背面液晶のサイズおよび画素数(T900は3.5型約92.1万画素、T90は3型約23万画素)、内蔵フラッシュ撮影範囲(ISOオートでT900は最大2.9m、T90は最大4.5m)、AV出力時の音声(T900はステレオ、T90はモノラル)など。また、T900にはHDMI出力を備えた「マルチ出力スタンド」が付属し、ブラビアリンク対応のブラビアとHDMI接続することで、テレビのリモコンを使って撮影した画像を再生できる。なお、共通のオプションとしてハイビジョン出力に対応した「HD出力アダプターケーブル」も用意される。なお、T90ではHDMI出力のオプションは用意されない。

T900の本体サイズは97.9(W)×57.8(H)×16.3(D)mm、最薄部15.1mm、質量約124g(本体のみ)。T90の本体サイズは93.6(W)×57.2(H)×15.0(D)mm、最薄部13.9mm、質量約128g(本体のみ)。

なお、この2モデルは銀座、お台場のソニーショールームおよび、ソニースタイル大阪にて、2月20日より先行展示される。


これ いい(≧∇≦)b

ソニー、「おまかせオート」搭載サイバーショット「DSC-W270」「DSC-W220」

2009年02月19日 20時13分59秒 | Weblog
ソニーは、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」Wシリーズの新製品として「DSC-W270」と「SC-W220」を発表した。発売日は「DSC-W270」が3月13日、「DSC-W220」が3月6日。価格はともにオープンだが、市場推定価格は「DSC-W270」が3万3,000円前後、「DSC-W220」が2万5,000円前後。

シーン認識や顔認識がさらに進化
今回発売される「DSC-W270」と「DSC-W220」は、沈胴式の光学式手ブレ補正搭載ズームレンズ、モードダイヤルを備えたWシリーズの最新モデル。共に有効1210万画素1/2.3型「Super HAD(スーパーハッド) CCD」と光学式手ブレ補正機能を搭載。画像処理エンジン「BIONZ」により、適切な露出・コントラストに自動補正する「Dレンジオプティマイザー」機能や、シーン判別機能「おまかせシーン認識」、顔認識機能「顔キメ」、笑顔を検出して自動で撮影する「スマイルシャッター」なども装備する。

「おまかせシーン認識」は、「夜景」、「夜景&人物」、「三脚夜景」、「逆光」、「逆光&人物」などのほか、撮影頻度の高い「人物」「風景」「マクロ」などの撮影の難しい8つのシーンをカメラが自動で認識して最適な撮影を行なう。

顔認識機能を進化させ、顔の動きを検出してISO感度を上げ、シャッタースピードを速くすることで被写体ブレを抑える「顔動き検出」機能と、優先したい人を自動で判別する「選択顔記憶」機能を新たに搭載した。「選択顔記憶」は、登録した人物にフォーカスや露出、ホワイトバランスなどを最適化するだけでなく、被写体がフレームアウトしても登録情報を保持し、フレームに戻った際に認識する。

ハイビジョン動画に対応した「DSC-W270」
「DSC-W270」は、MPEG-4 Visual圧縮方式のMP4ファイルフォーマットを採用した「ハイビジョン動画撮影」機能を搭載した。ボディは従来機より奥行き、高さともに小型化。レンズリングを取り囲むような「スピン目加工」を施した。また、モードダイヤルやボタン系統をシンプルにして、操作性を向上させた。MENUボタンとHOMEボタンを一本化し、独立した削除ボタンを設置。また、新たに「スマイルシャッター」ボタンを上面に設置した。

機能面では「おまかせシーン認識」を進化させた「おまかせオート」機能を搭載。これは従来個別だった「オート」撮影モードや顔検出機能「顔キメ」、「おまかせシーン認識」などを一本化したもの。また、シーン認識中でも、笑顔を検出して撮影する「スマイルシャッター」が働くようになったほか、シーン認識時のアイコンが従来より大きく表示されるようになった。

失敗しやすいシーンでは、「おまかせシーン認識アドバンスモード」に設定すると、「おまかせシーン認識オート」の設定に加えて、別の設定でもう一枚の写真を自動的に撮影する。さらに「目つぶり軽減」機能が働き、自動で2枚撮影し、目をつぶっていない1枚だけを記録する。

「かんたん撮影モード」は、撮影時だけでなく、再生時でも簡単な操作になり、シンプルなメニュー、大きな文字、わかりやすい表示などが可能になった。

「DSC-W270」の主な仕様は、有効1210万画素1/2.3型CCD、焦点距離5.0-25.0mm(35mm判換算28-140mm相当)、約23万ドット2.7型液晶モニター、記録メディアはメモリースティックDuo系、内蔵メモリー約11MBを搭載。フル充電時の撮影可能枚数は約330枚(CIPA規格)。感度はISO 80-3200。サイズ97.6(W)×56.6(H)×22.6(D)mm、重量135g(本体のみ)。カラーはゴールド、レッド、ブラック、シルバーの4色。

光学4倍ズームを搭載するWシリーズのエントリーモデル「DSC-W220」「DSC-W220」は、Wシリーズのエントリーモデル。スタミナと薄型化を両立させた。フル充電で、約370枚の撮影が可能となる(CIPA規格)。ボディはアルミニウム製のフロントキャビネットに高級感のあるヘアライン加工を施した。

「DSC-W220」の主な仕様は、有効1210万画素1/2.3型CCD、焦点距離5.35-21.4mm(35mm判換算30-120mm相当)、約23万ドット2.7型液晶モニター、記録メディアはメモリースティックDuo系、内蔵メモリー約15MBを搭載。サイズ95.2(W)×56.5(H)×21.8(D)mm、重量118g(本体のみ)。カラーは、シルバー、ブラック、ブルー、ピンクの4色が用意される。

ミシュランタイヤ、NASAの次世代月面探査車に採用

2009年02月19日 20時09分44秒 | Weblog
ミシュランは19日、NASAの次世代月面探査車に専用設計のホイールを開発、供給すると発表した。月面の苛酷な環境下での作業を行う探査車を、ミシュランの専用ホイールが支える。

タイヤとホイールのアセンブリは、ミシュランのヨーロッパと北米の研究センターが共同開発した。この専用の開発体制がNASAに認められ、今後十年間、無人/有人月面探査計画におけるモビリティ開発にミシュランが採用されることが決定したとしている。

ミシュランの「トウィール」を基礎にした「ミシュラン・ルナホイール」は、柔軟性と一定の面圧を維持することができ、もろい地形やクレータも走行が可能。さらにミシュラン・ルナホイールは軽量で、かつ高い荷重能力を備えており、アポロ計画で使用された月面探査車のホイールに比べ3.3倍以上の高効率な作業を可能にしたとしている。

また、クレムソン大学とミリケン・アンド・カンパニー社との共同開発で生まれた織布製トレッドは、きわめて低温の環境でも月面探査車のトラクションを維持することができる。

ミシュラン・ルナホイールは、2008年10月31日から11月13日までハワイでおこなわれたNASAの月面類似試験と評価プログラムに組み込まれテストを行った後、第56回合衆国大統領就任祝賀パレードで初披露された。NASAの宇宙飛行士が乗った最新の小型与圧式月面探査車は、第44代オバマ新大統領の宣誓式を見届けたあと、ペンシルベニア・アベニューを走行した。

トランスフォーマーと日産 GT-R がコラボ…25周年記念

2009年02月19日 20時07分27秒 | Weblog
タカラトミーは、日産『GT-R』が「コンボイ」に変形する『トランスフォーマー オルタニティ NISSAN GT-R/コンボイ』を26日より発売する。価格は4725円。

日本で誕生した変形合体ロボット「トランスフォーマー」は、2009年で誕生から25周年を迎える。1984年の誕生から世界130以上の国と地域で、5億個以上の販売実績を持つ。今回、25周年記念企画の第1弾として、「トランスフォーマー」と日産自動車がコラボレーションした。

トランスフォーマー オルタニティ NISSAN GT-R/コンボイは、GT-Rが15段階のステップを踏んでコンボイに変形。ロボットモード時のデザインは、曲線的なラインの細身なプロポーションで、各関節の自由度も高く、様々なポーズをとることが可能。カラーは「アルティメイトメタルシルバー」、「バイブラントレッド」の2色。

また、ウォルト・ディズニー・ジャパンとのライセンス契約のもと、『ミッキーマウス』が運転するトレーラーが「ミッキーマウス型のロボット」に変形する『トランスフォーマー ディズニーレーベルミッキーマウストレーラー』も同時に発売される。価格は3990円。

今後もさまざまなブランドとのコラボレーションアイテムが発売される予定だ。

新明和工業、US-2 救難飛行艇の量産初号機を防衛省に納入

2009年02月19日 19時59分36秒 | Weblog
新明和工業は19日、「US-2」型救難飛行艇の量産初号機(試作機を含めると3号機目)を防衛省に納入した。US-2型救難飛行艇は、「US-1A」型救難飛行艇の後継機として開発された、海上での離着水および滑走路での離着陸が可能な水陸両用の航空機だ。

納入した量産初号機は、2005年度に防衛省と契約をかわした後、07年4月から本格的な製造に着手し、08年12月に初飛行試験を行っている。同省で2年にわたって実施された試作機の技術・実用試験の結果を受け、一部設計を変更して製造された。塗装が、試作機は白地に赤、もしくは青色だったが、量産初号機は紺色がベースになった。

新明和工業は1996年、当時の防衛庁から新型飛行艇の主契約会社として指名され、(1)洋上救難能力の向上、(2)離着水時の操縦性改善、(3)患者輸送環境の改善に主眼を置き、能力向上のための改造開発に着手した。2003年12月の初飛行の後、04年3月に試作1号機を、同年12月に試作2号機を防衛省に納入した。

US-2型救難飛行艇の特長
●コンピュータ制御によるフライbyワイヤ操縦システム
●与圧キャビンの導入
●エンジン換装によるパワーアップ
●統合型計器板(グラス・コクピット)
●主翼・波消板・浮舟等の軽量化

主要諸元
●全長:33.3m
●全幅:33.2m
●全高:9.8m、アンテナ含むと10.1m
●最大速度:約315Kt(=約580Km/h)
●巡航高度:2万ft以上(=約6100m以上)
●航続距離:約4700km

LHC再起動スイッチはトム・ハンクスが押します。

2009年02月19日 18時35分36秒 | Weblog
CERNの予算70億ドルのLHCは昨年9月集積回路が損壊し、今年9月まで再開延期となりましたけど、再起動スイッチは俳優のトム・ハンクスが押すことになりました。

13日にラボ内部を案内した際、ディレクターが打診したらOKくれたようです。

トム・ハンクスは『ダ・ヴィンチ・コード』のハーバード教授役で新作『Angels and Demons』収録中。CERNから盗んだ反物質でバチカンがあわや危機一発…のところを救う役柄ですから、まさにハマり役!

スイッチ押す前に解読が要るのか、ダン・ブラウンが主人公に求める「ロン毛モード」で臨むか、その辺りは分かりませんけど。時空連続体の裂け目からわれわれ全人類を救ってくれる男がいるなら、それはハンクスを置いて他にはないでしょう。

ところで再開が延長になったことで、「神の粒子」=ヒッグス粒子はもしかして米フェルミ国立加速器研究所のテバトロン君が先に見つけちゃうんじゃないの? という、もうひとつ気になる話題が浮上中です。フェルミ研究所によるとLHCより先に見つける確率は悪く見て50-50、高く見て96%とか。

でもLHC事業リーダーのリン・エヴァンス(Lyn Evans)教授は、こう語気を荒げて反論しています。

「彼らが先にヒッグスを見つけたとしたら、それはラッキーなことだが、LHCが稼動する前に彼らが見つける可能性はまずないと思う。ヒッグス粒子のヒントは得られるかもしれないが、発見できるポジションに彼らはいないはず...。[...] あと1年もしたら我々も競争力をつけている。その先は彼らなど敵ではない」

どっちでもいいから、見つけて下さい。
そして、どっちももう壊れない(壊さない)で下さいね。

韓国高速鉄道第2期工事で施工ミス、充填材の使用ミスで軌道スラブに亀裂

2009年02月19日 18時30分10秒 | Weblog
フランスのTGVの技術を導入して進められている韓国高速鉄道(KTX)の第2期工事区間でコンクリート製軌道スラブと線路を固定するためのボルトの充填剤の使用ミスにより多数の軌道スラブに亀裂が入る状況となっていることが判明。工事のやり直しを行う必要性が生じていることが17日までに朝鮮日報の報道により明らかとなった。

 KTXではドイツのレールワン社が開発を行ったドイツ式スラブ軌道を採用。スラブ軌道ではコンクリート製の軌道スラブとレールをボルトで固定した上でボルトの隙間から雨水が浸入することを防ぐために防水性の充填剤を注入することで施工工事が行われるが、一部の区画で誤って非防水性の充填剤を用いたことによりボルト連結部から雨水が浸入。浸透した水分が夜間に凍り付くことによって膨張することでコンクリート製の軌道スラブに亀裂を生じさせたものと見られている。

 韓国鉄道施設公団では改めて第2期工事の全区間の点検を実施することにより、問題が見つかった部分に関しては工事のやり直しを行う。


ひとの国のことは言えない国に住んでるけど…
こういう無駄って、本当に意味がないと思う。

ミスは起こりうることだけど、こういう根本的なのは。。。
納品チェックと現場監督がしっかりしてれば防げるんでは?

不幸中の幸いなのは、施工途中に判明したことくらいか。

ハッブル宇宙望遠鏡修理ミッション、実施困難の見通し

2009年02月19日 18時27分27秒 | Weblog
5月12日の打ち上げを予定しているスペースシャトル「アトランティス」によるハッブル宇宙望遠鏡修理ミッションに関して、ミッションの危険度が高く現状では予定通りの打上げ実施は困難であることが17日までに明らかとなった。

 ハッブル宇宙望遠鏡は軌道高度559キロメートルの地球の低軌道上を周回しているが、今月10日にイリジウムの「IRIDIUM 33」と1993年に打上げられたロシアの「Cosmos 2251」の2機の衛星が高度790キロメートルのポイントで衝突を起こした影響で、ハッブル宇宙望遠鏡の軌道高度までスペースシャトルを上昇させた場合、イリジウム衛星とコスモス衛星の衝突によって生じたデブリ・クラウド(デブリ雲)とニアミスとなる可能性が増大してきたことが、ミッション実施が困難となった理由。

 NASAによる最新の危険評価分析では、「アトランティス」がデブリ・クラウドと衝突を起こす確率は既にNASAのミッション遂行限界値を越えている模様。

 NASAでは危険評価分析を進めた上で今月から来月にかけて、ミッション実施可否の最終判断を下す見通しだ。


はぁ…やっぱこういう影響がすぐに出てきるやん。
すべては制御不能の衛星を放置してきたロシアに責任あるんじゃないの?
米軍のトラッキング云々はこの際、その是非を問わないけど。

ハッブルの映像やデータはめちゃくちゃ価値があるのにね。
見てて綺麗な画像も、私たちにとっては、ロシアの衛星より数万倍魅力的ですし。
責任とれよな…。

すばる望遠鏡、若い恒星周囲の円盤表面に氷を発見 海の材料か?

2009年02月19日 18時22分52秒 | Weblog
国立天文台などの研究者チームは、すばる望遠鏡に搭載されたコロナグラフで、太陽系外の若い恒星の周りにあるガスと塵の円盤 (原始惑星系円盤) の表面に固体の水である氷が存在していることを初めて直接的に確認しました。 これまでの観測から氷の存在は示唆されていましたが、円盤にあるのか円盤を取り巻く構造 (エンベロープ) にあるのかは良く分かっていませんでした。今回、すばる望遠鏡の高い解像力により、氷が惑星形成現場である原始惑星系円盤にあることが初めてわかったのです。

 惑星は、原始惑星系円盤の中でチリが大量に集まってできると考えられています。そのときに、塵に含まれていた氷が惑星の海の材料になる可能性があります。今回発見された氷は、将来、この恒星のまわりに惑星が生まれるときに、そこでの海や生命の誕生を議論するための貴重な観測データになります。

解説

 約40億年前、地球の表面をおおう広大な海の中で、最初の生命が誕生したと考えられています。私たち人類の体の主成分が水であるように、地球上の生命にとって欠かすことのできない水。地球は「水の惑星」と言われますが、この豊富な水はどこから来たのでしょうか?

 地球をはじめとする太陽系の惑星は、約46億年前に生まれた太陽の周りにあったガスとチリの円盤の中で、チリの粒が互いにぶつかってくっつきあい、さらにそれらが寄り集まって合体してできたと考えられています。その際、一部のチリには氷、つまり固体状態の水が含まれていました。さらには、彗星 (チリと氷の塊) が生まれたての地球に多数衝突しました。それらに含まれていた氷は、合体や衝突の衝撃で加熱されて水蒸気となりつつも、生まれたての地球の重力に引かれてとどまり、やがて冷えて雨となり、海となったとする仮説があります。つまり、地球の海の材料は、その昔宇宙のチリに含まれていた氷だったのかもしれないのです。

 ハッブル宇宙望遠鏡やすばる望遠鏡をはじめとする各種の最新鋭望遠鏡の活躍により、太陽系外の若い恒星の周囲にあるガスとチリの円盤 (原始惑星系円盤) が見つかっています。このような円盤の中では、今まさに、惑星が生まれつつあると考えられています。また、1995年の最初の発見以来、現在までに300個以上の太陽系外の惑星が見つかっています。一方で、地球のように、表面に海がある惑星は、今のところまだ見つかっていません。

 さて、太陽系を作った円盤がそうであったように、今まさに惑星が生まれつつある原始惑星系円盤にも、氷を含むチリがたくさん存在するはずです。実際、これまでの観測では、円盤とその周辺の領域に氷が存在する兆候が見つかっていました。しかし、氷が円盤のどこにあるのかは分かっていませんでした。そこで研究チームは、中心にある恒星から出た光が円盤の表面で散乱されて生じる、散乱光に刻まれた氷の兆候を調べることにしました。

 散乱光に刻まれる氷の兆候とはどんなものでしょうか?氷の分子は、可視光線より波長の長い赤外線の波長3.1ミクロンの光を特に吸収する性質があります。そこで、円盤表面にある氷が光を散乱する場合を考えてみると、散乱光のうち波長3.1ミクロンの光だけが吸収され、他の波長の散乱光に比べて暗くなることが理論的に予想されます。一方、氷を含まないチリによる散乱光にはそのような吸収は現れません。このようにして、円盤表面に氷があるかどうかを見分けることができます。

 今回の観測は、2005年6月30日と2007年7月26日にすばる望遠鏡に補償光学つきコロナグラフ撮像装置 (CIAO;チャオ) を取り付けて行なわれました。観測した天体は、おおかみ座にあるHD142527という地球から650光年の恒星です。その質量は太陽の2倍弱ほど、年齢は約200万年程度と推定されています。以前の観測から、この恒星の周囲には原始惑星系円盤があり、惑星が生まれつつあることが分かっていました (2006年度発表の「すばる、新しい形の円盤を発見 ~多波長赤外線でみる惑星誕生現場の姿~」をご覧ください )。 今回は、可視光より波長の長い赤外線の波長3.1ミクロンと3.8ミクロンでのHD142527周囲の円盤の画像を取得しました。この画像は、円盤表面で散乱された中心恒星の光の分布を表わしています。 今回観測した波長3.1ミクロン、3.8ミクロンの散乱光の強さを、以前の観測で分かっていた波長2ミクロンあたりの散乱光の強さと比べると、波長3.1ミクロンの散乱光だけが暗くなっていることが分かりました。円盤表面にまさしく氷があったのです。

 今回氷が見つかった場所は、中心の恒星から100AU (天文単位。地球-太陽間の距離が1AUなのでその100倍) 以上離れた円盤の表面でした。実際に惑星が生まれるのは、中心の恒星にもっと近い場所と考えられます。今回見つかった氷は、惑星の材料というよりはむしろ、 将来の彗星の材料なのかもしれません。しかしそれは同時に、海の材料となる可能性もあるのです。実際、はじめにも述べたように、地球の海は彗星に含まれていた氷を材料としてできたとする説があります。今回見つかった氷は、将来、彗星となり生まれたての惑星に降り注ぎ、やがて海となるのかもしれません。そしてそこで新しい生命が生まれるのかも… と想像が膨らみます。

 今回の観測では、円盤の比較的外側の表面に氷が存在していることが示されました。では、惑星が生まれるような、もっと恒星に近い部分はどうなっているのでしょうか?残念ながら、今回撮影された画像では中心の恒星の明るい光の影響のため、円盤の内側部分の様子は良く分かりません。理論的には、恒星に近い部分は恒星の強い光に加熱されて氷が蒸発してしまっていると考えられます。つまり、中心の恒星からの距離がある程度離れた部分だけに氷があると考えられます。この氷が存在できる境界線のことを、「スノーライン (雪線)」と呼びます。スノーラインの位置は、惑星ができる様子や、惑星にどのように水がもたらされるかに大きな影響を与えると考えられているため、今後の観測では、このスノーラインの位置を特定することが目標です。