超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

トゲに覆われたマメゾウムシの生殖器

2009年02月26日 21時01分06秒 | Weblog
マメゾウムシのメス(右)が、交尾を迫るオス(左)から逃れようと後ろ足でオスをけり飛ばそうとしている。だがオスの生殖器は、いかりのような役割を持つ長いとげ状の突起物で覆われているため、メスが逃れるのは容易ではない。
 2009年3月に発表が予定されている最新の研究によると、生殖器を覆う突起物が長いオスほど、より多くの卵子を受精させることができるのだという。

以下、その研究内容の概要とコメント。

今回の研究に参加したスウェーデンのウプサラ大学進化生物学者ヨーラン・アルンクビスト氏によると、マメゾウムシのオスの生殖器は鋭く尖った無数の突起物で覆われていて、まるで中世ヨーロッパの拷問器具のようだという。「実際にオスは交尾のとき、この生殖器でメスの体内を傷付けている」と同氏は話す。

 交尾の際に相手の体を傷付けるという習性を持った動物種は、昆虫を中心にいくつか知られているが、このような習性が発達した理由については研究者の間でもよく分かっていない。

 今回発表された研究結果は、このような凶器めいたオスの生殖器が、繁殖行動においてなんらかの利点を持つことを初めて立証したものである。「ただメスが受けた傷はおそらく、そうした利点の単なる代償にすぎず、生殖上の意味はない」とアルンクビスト氏は説明する。

 アルンクビスト氏は、同じウプサラ大学のコジマ・ホッツィー氏と共に、アメリカのカリフォルニア州や中東イエメンなど、さまざまな地域に生息する13の個体群からマメゾウムシを収集し、そのうちナイジェリアで採取したオスのグループには生殖能力を失わせ、対照群として実験を行った。

 その結果、生殖能力のあるオスも生殖能力のないオスも同じように生殖能力のあるメスと交尾したが、オスの生殖器を顕微鏡で調べてみると、それを覆う突起物が大きく鋭いオスほど、受精させることができた卵子の数は多かった。今回の研究成果は3月10日発行の「Current Biology」誌で詳しく発表される。

 アルンクビスト氏は、その理由については分からないとしながらも、トゲ状の長い突起物は、いかりのような役割を果たしているのではないかと考えている。「オスは、トゲ状の長い突起物のおかげで、射精する際にメスの体内で最適な位置に生殖器を固定することができるのではないか」。

 個々のメスは通常、さまざまなパターンの精子の中からより優れたものを選べるように、一生の間に何匹ものオスと交尾する。

 アメリカのシラキュース大学で生殖戦略の進化について研究しているスコット・ピトニック氏は、今回の研究成果について「仰天の事実だ」と語る。ピトニック氏はその理由の1つとして、受精の成否を左右する要因が、メスの受けた傷ではなく、オスの生殖器を覆う突起物の鋭さにあることが証明された点を挙げる。「この成果によってわれわれは、オスがメスを傷付けるという習性の進化論的な研究に向けて大きな一歩を踏み出した」と同氏は評価する。「オスはトゲ状の突起物に覆われた生殖器を発達させたが、それに対抗するようにメスも生殖器を進化させた」とアルンクビスト氏は話す。

 メスの生殖管は、壁面が分厚く、強力で弾力性に富む結合組織で補強されている。マメゾウムシのメスが交尾するのは、25~30日という短い一生のうち5~10日ほどだが、その間、交尾が終わるたびに、メスが受けた傷は瘡蓋(かさぶた)のような硬い組織に変化する。「またメスは、交尾を迫るオスを撃退する巧みな術も持ち合わせている」とアルンクビスト氏は話す。

 ただ、こういったメスの行動が、マメゾウムシの種としての長期的な生存能力を阻害する可能性もある。というのも、防御能力を新たに身に付けた分、それ以外の能力を獲得するためのエネルギーが削がれてしまうからだ。だが、このようにメスとオスが進化の競い合いを繰り広げることによって、こと生殖器に関しては、数多くの個体が新たな能力を獲得できるのである。こうした中で、全く新種のマメゾウムシが生まれることもある。実際、マメゾウムシの種類は20~30ほどある。各種類のオスを比較してみると、見た目にはほとんど違いはないが、生殖器は種類ごとに全く異なる。

「マメゾウムシのオスの生殖器に見られる特徴は、動物全体で見ても特に短期間のうちに進化を遂げたものだ」とアルンクビスト氏は話している。


もうね、マニアック過ぎる。
しかし、こういった一般人には無用とも思える研究。
それをこっそり楽しむのも良いです。

史上最大のガンマ線バーストを観測

2009年02月26日 20時57分17秒 | Weblog
「観測史上最大のエネルギー量を放つ爆発現象だ」。NASAの科学者たちは、昨年打ち上げたフェルミ・ガンマ線天文衛星がとらえた爆発の姿に驚きの声を上げた。

 今回観測されたのは「ガンマ線バースト」(爆発的放射)と呼ばれる爆発現象で、地球からおよそ122億光年離れた場所で発生した。ガンマ線バーストがフェルミに搭載されている高解像度カメラで撮影されたのは初めてのことである。天文学者の間では、ガンマ線バーストは通常、大質量星が燃料切れを起こして崩壊するときに発生すると考えられている。

 今回のガンマ線バーストは、これまでに観測された爆発現象の中で、放出されたエネルギーの総量が最大で、初期エネルギー出力も最も高く、噴出された粒子ジェットの移動速度も最高速であるという。

スピーディーにドラムトラックを作成できるソフト・ドラムマシン「BPM」

2009年02月26日 19時28分53秒 | Weblog
オービット・ミューズテクスは米MOTU(Mark of the Unicorn)のソフト・ドラムマシン「BPM」(Beat Production Machine)を3月6日に発売する。価格はオープンで、実売予想価格は3万9,800円前後。

同製品は最新のソフトウェアシンセサイザ技術と、ドラムマシンの優れた操作性をあわせ持つドラム音源。合計15GBに及ぶ付属ライブラリはすべて24bit/96kHzサンプリング/マスタリングされ、さまざまなジャンルに対応できる200種類以上のドラムキットや1,000種類以上のスライスループ、シーケンスパターン、そしてドラム以外にギターやベースなど100種類以上のマルチサンプルなどを収録する。またパッドへドラッグ&ドロップして簡単に読み込めるだけでなく、変更可能なレイヤースイッチを装備しており複数のサンプルレイヤーを組み合わせることもできる。パッドは16個装備され、4つのバンクを切り替えることにより、最大64パッドの同時使用が可能だ。各パッドごとに独立チャンネルを備えたグラフィック・ミキサや、コンボリューション・リバーブを含むエフェクトも搭載。そのほか、「SP1200エミュレーションモード」を装備し、名機として人気が高いE-muのドラムマシン「SP1200」の特性を再現することも可能となっている。動作環境はWindows Vista/XPおよびMac OS X 10.4以上。スタンドアロン動作のほか、プラグイン形式はVST/RTAS/AU/MASに対応する。

NASA、スペースシャトルの打ち上げは「3月12日を目標」

2009年02月26日 19時27分41秒 | Weblog
米航空宇宙局(NASA)は2月25日、打ち上げが延期されているスペースシャトル「ディスカバリー(Discovery)」について、現在のところ「3月12日を打ち上げの目標にしている」と発表した。「STS-119」と名付けられた今回のミッションは、メインエンジンから外部タンクに燃料を送るフローコントロールバルブ(調整弁)の不具合で当初の計画より大幅に打ち上げが延期された状態が続いている。

ディスカバリーは現在、米フロリダ州にあるケネディ宇宙センター(Kennedy Space Center)の発射台に設置されており、問題のフローコントロールバルブの検証が続けられている。NASAによれば、このままではバルブの破片がシャトルと外部タンクをつなぐ加圧ラインを傷つける可能性が払拭できないという。

NASAのスペースシャトルチームは3月4日にミーティングを行い、データを分析/検証したのち、6日にあらためて打ち上げについての決定を下す予定だ。

なお、今回のミッションの遅延は、その後に予定されているシャトルミッション(STS-125、STS-127)には影響を与えないという。

Google Chrome堅固性の秘密

2009年02月26日 19時25分52秒 | Weblog
どのページを閲覧してもクラッシュしないWebブラウザの開発、どんな操作をしてもクラッシュすることがないWebブラウザの開発は、どのWebブラウザの開発者も追求するものだ。開発者自身による試験やユーザからのフィードバックを得ての改善は基本的な方法といえる。大規模なユーザを持つIEはユーザからのフィードバックが得やすいし、同じく最大のOSSブラウザであるFirefoxも世界中のユーザからフィードバックが得やすい。

登場してから短時間で4位のシェアを獲得してメジャーブラウザの仲間入りをしたGoogle ChromeはGoogleならではの方法で堅固性の確保を実現している。どのような方法で堅固性を実現しているかがChromium Blog: Distributed Reliability Testingで紹介されている。同社ではこの試験方法を「Distributed Reliability Testing」と呼んでいるようだ。

Googleの持つ最大の強みは検索エンジンから得られるWebアクセス情報と大量のコンピュータリソースだ。同社では収集した情報からもっともアクセスされるサイトから順に自動的にレンダリング試験を実施。クラッシュするかしないかを定期的にレポートで報告している。開発者はそれをチェックして次の開発につなげる。問題のあるコミットが発覚した場合、名指しで忠告がくることもあるようだ。リリース前にはさらに多くのページに対して試験が実施される。同社ではUIについても似たようなチェックを実施しているという。

アクセスされるサイトの情報を活用できるのは世界最大の検索サービスを提供しているGoogleならではのものだ。この短時間に一気にメジャーブラウザの地位を獲得した背景には、こうした徹底した自動化と包括的な試験インフラストラクチャが存在している。


確かに、使いやすいし、タブ毎に制御できるのは便利。

デル、消費電力最大60%減の22型ワイドWSXGA+/24型ワイドフルHD液晶モニタ

2009年02月26日 19時21分45秒 | Weblog
画像は24型ワイドフルHDです。

デルは26日、消費電力を従来モデルから最大60%削減したグリーン設計の22型ワイドWSXGA+(1,680×1,050ドット)液晶モニタ「デル G2210」、および24型ワイドフルHD(1,920×1,080ドット)液晶モニタ「デル G2410」を発表した。価格はそれぞれ33,600円、44,100円。販売は即日開始される。

今回発表された2製品は、最新の電源管理機能と電力供給の効率化、WLEDバックライト技術を採用することで消費電力を低減し、従来モデルの24型ワイドWUXGA(1,920×1,200ドット)液晶モニタ「デル E248WFP」とデル G2410を比較すると、最大60%の消費電力の削減を実現しているのが特徴だ。また、筐体サイズや梱包方法を見直すことで、使用素材全体量の削減を図っているほか、本体やケーブル、梱包材に環境に優しい素材やリサイクル素材を使用するなど、環境負荷の低減に努めている。

デル G2210の本体サイズはW407.06×D511.82×H156.86mm、重量は4.90kg。画素ピッチは0.282mm。

デル G2410の本体サイズはW409.05×D570.75×H156.86mm、重量は5.53kg。画素ピッチは0.277mm。

その他の仕様は共通で、最大輝度は250cd/平方メートル、カラーガンマ値は80%(CIE1976)、コントラスト比は1,000:1(最大1,000,000:1)、応答速度は5ミリ秒。視野角は水平170度、垂直160度、チルト角は前方-4度、後方21度。インタフェースはD-sub 15ピン、HDCP対応DVI-D。

ヤマハ、HDオーディオ対応AVアンプ「AX-V465」

2009年02月26日 19時17分20秒 | Weblog
ヤマハは、エントリー向けAVアンプ「AX-V465」を3月下旬より発売する。

1080p映像の入出力、Blu-ray DiscのHDオーディオ対応などの高い基本性能を搭載しながら、5万円を切る価格を実現。4系統のHDMI入力端子をはじめ、9系統の映像入力、10系統の音声入力を装備し、多彩な機器と接続して利用できる。

また、パナソニック/東芝/日立製作所/シャープ/三菱電機/ソニーの主要6メーカーの薄型TVやレコーダーと連携操作が行える「HDMIリンク機能」を搭載。TV側のリモコン操作で本機の電源ON/OFF、音量調整、入力切替が行える。よく使う映像ソースや音場プログラムをワンタッチで選択できる「SCENE」ボタンも装備し、快適な操作性を実現している。

さらに、付属のマイクを接続し、視聴位置にセットするだけで、自動で部屋に合わせた最適な音響特性に調整できる「YPAO」を搭載。音場処理には独自の音場創成技術「シネマDSP」を搭載し、映画館やコンサートホールにいるような臨場感を再現可能だ。

このほか、小音量再生時でも、迫力あるサウンドが楽しめる「A-DRC技術」や、5.1ch再生を手持ちのヘッドホンで楽しめる「サイレントシネマ」を搭載。40局のプリセットに対応したFM/AMチューナーを装備する。


おぉ、これはエントリーモデルとはいえ高性能で安いぞ♪

ソフトバンクモバイル、パソコンで高速定額データ通信ができる「データ定額ボーナスパック」を開始

2009年02月26日 19時10分37秒 | Weblog
ソフトバンクモバイルがパソコン向けに高速モバイルデータ通信サービスを定額で利用できる「データ定額ボーナスパック」を開始することを発表しました。

月額1000円~4980円の2段階定額制を採用したプランとなっているほか、従量制のプランも用意されています。

リリースによると、ソフトバンクモバイルは3月6日(金)から月額1000円~4980円で利用できるパソコン向けモバイルデータ通信サービス「データ定額ボーナスパック」を開始するそうです。通信速度は下り最大7.2Mbps。

「データ定額ボーナスパック」は通信料定額の「データ定額プラン」に、海外でも使える「データ従量プラン」をセットにしたパッケージプランで、海外などで利用した場合は基本料金1000円に加えて1パケットあたり0.084円が加算される模様。

利用料金のイメージは上みたいな感じ。
「データ従量プラン」単体での加入も可能。
だ、そうです。

Tramontana R Edition

2009年02月26日 19時05分20秒 | Weblog
スペインの小さな自動車メーカー「a.d. Tramontana」によって作られたスーパーカー「Tramontana R Edition」が発表されました。F1マシンのようなユニークなデザインで、ランボルギーニやフェラーリといった既存のスーパーカーに飽きてきた人には向いているかも知れません。まるで巨大なミニ四駆にも見えるフォルムです。

ライトなどもついていて公道を走れる仕様です。
フロントウィングは段差に弱いです。
モニターに情報は表示されます。

5.5リッターのV12エンジンにツインターボを搭載し、時速100km到達まで3.6秒、時速200kmまでだと10.15秒で到達。年間に生産できるのは12台で価格は49万5000ドル(約4800万円)になるそうです。

前後、2人ノリです。

ほしい…けど。

打ち上げに失敗したNASAの温室効果ガス観測衛星、南太平洋上に落下

2009年02月26日 19時00分05秒 | Weblog
24日、カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地から「Taurus XL」ロケットによる打上げが実施されたものの、軌道投入の最終段階で衛星のペイロードフェアリング分離に失敗し、打上げは失敗していたNASAの温室効果ガス観測衛星「Orbiting Carbon Observatory(OCO)」は南極に近い南太平洋上に落下していたことが打上げ失敗後に行われた記者会見で明らかとなった。

 NASAによると、「Taurus XL」ロケットは衛星分離の最終段階まで正常に打上げが実施されたものの、衛星を格納したペイロードフェアリングが正常に開かずに衛星はペイロードフェアリングに格納された状態のままで軌道に投入。

 ペイロードフェアリングの分だけ衛星重量は過大となったため、軌道に乗ることができずに衛星はそのまま弾道軌道を描き、南極に近い南太平洋上に落下したとしている。

 「Taurus XL」ロケット及び、衛星本体ともにオービタル・サイエンシーズ([Orbital Sciences])社が製造を担当しており、この温室効果ガス観測衛星計画に要した費用は2億7800万ドル(約270億円)にも上る。

 温室効果ガス観測衛星は二酸化炭素などの温室効果ガスが具体的に地球上のどの地点から多く排出されているのか、温室効果ガスの濃度分布を観測する能力を持つものとなる。

 地球温暖化対策には不可欠の基礎データを収集するものとして、科学界では一刻も早い運用開始を望む声が高かっただけに、打上げ失敗という予想外の事態に、関係者は落胆を隠せない状況にある。

 NASAでは引き続き、打上げ失敗に至った詳細な原因調査を進める。


これについては、下記で分析したっぽいのがあります。
フェアリングとか言われても一般人はピンとこないので…