超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

天体観測の歴史は古いかも

2009年03月08日 00時21分02秒 | Weblog
最近、国立天文台のチームが日本書紀の分析からまとめた、日本での天文観測の開始時期について7世紀初頭に始まっていたとの研究結果が示された・
日食などの観測が必要となる暦作りは中国の皇帝だけが独占した事業で、中国の影響下にある周辺諸国は禁止されていた。日本に律令制が芽生えたのは680年頃とされているが、その半世紀以上前から、独自の歴作りへ布石を打とうとしていた可能性がある。

これらは、日本書紀に記録がある「日食、月食、彗星、月が星を隠す現象などについて、中国の記録と比較した。
そこで中国で観測できない事例が、日本書紀に残っていたり、双方記述があるが、記述の内容が違っており、独自に観測している可能性が高いことがわかった。

心疾患の予防効果をもたらす合成HDLを開発

2009年03月08日 00時20分00秒 | Weblog
新しく開発された合成高比重リポ蛋白(HDL)が、慢性的な高コレステロール血症、およびそれが引き起こす致死的な心血管疾患に予防効果を発揮する可能性があるという。

 米ノースウエスタン大学(イリノイ州)の研究グループが開発したこの合成HDLは、大きさおよび表面組成が自然のHDLに近く、非可逆的にコレステロールと結合する作用もある。研究著者の一人で同大学医学およびマテリアルサイエンス・エンジニアリング教授のChad A.Mirkin氏は「我々はコレステロールスポンジをデザインし作製した。この合成HDLは、優れたコレステロール薬がもつべき基本的な特長を備えている」と述べている。この知見は米国化学学会(ACS)誌「Journal of the American Chemical Society」オンライン版に掲載された。

 合成HDLは、金ナノ粒子の芯および2層の脂質層をもち、HDLの主要成分であるアポ(APO)A1蛋白に覆われている。「コレステロールはヒトの細胞に不可欠なものだが、慢性的に過剰になると動脈に危険性の高いプラークが形成される。HDLはコレステロールを肝臓に搬送し、アテローム性動脈硬化症を予防する。さらに開発を進めることにより、この合成HDLがHDL値の上昇や健康改善に役立つことを期待している」と共同研究者の同大学医学部助教授Shad Thaxton博士は説明している。研究チームは今後、合成HDLが生物学的条件下でどのように作用するかを研究、評価する予定だという。

 「低比重リポ蛋白(LDL)コレステロールは薬剤や食事療法によって低下させることができるが、HDLを増やすことは難しい。この合成HDLがいずれこのギャップを埋めるのに役立つものと期待している」とMirkin氏は述べている。

血液DNA検査で生きたウシでの“狂牛病”を検出

2009年03月08日 00時18分34秒 | Weblog
簡便かつ安価な血液DNA検査により、生きたウシでBSE(ウシ海綿状脳症、狂牛病)を、臨床症状が表れる数カ月前に検出できる可能性が、カナダの研究チームにより報告された。

 現在、BSE診断は死亡したウシの脳検体による検査しかない。生きたウシの検査が可能になれば、世界中の牛肉検査に大きな影響を及ぼす。この検査では、エルク(オオジカ)の慢性消耗性疾患(CWD)も検出できる可能性があるという。

 カナダ、カルガリー大学およびドイツの研究グループは、BSEに感染したウシ16頭と感染していないウシ、CWDに感染したエルク19頭と感染していないエルクを分析し、感染した動物に特定のDNA配列がみられることを突き止めた。「次のステップは、感染したウシの時間的経過を分析し、さまざまなウシの血統について配列パターンの変化を探るとともに、BSEのウシを確実に検出できるように、脳腫瘍、脳外傷および別の脳感染症のウシについても検討することである。その後、数年以内に低価格で検出力の高い業務用の標準検査キットを作製したい」と研究を率いたChristoph Sensen氏は述べている。研究は、生化学誌「Nucleic Acids Research(核酸研究)」1月号に掲載された。

 昨年(2008年)9月には、カナダとドイツの研究チームにより、狂牛病に感染したウシの尿中蛋白濃度が高いことが報告され、この知見が生きたウシの尿検査開発につながる可能性がある。同研究チームは、BSEとの関連性が指摘されるヒトの致死的な脳疾患、クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)を診断する尿検査の開発の可能性も示唆している。


これってすごいことじゃないのか?
特定の塩基配列が判明したって。
一刻も早く、確実な簡易検査キットを開発すべきだわ。

クロピドグレルとプロトンポンプ阻害薬の併用は心筋梗塞の再発リスクを高める

2009年03月08日 00時16分01秒 | Weblog
心臓発作(心筋梗塞)後に抗血小板薬クロピドグレル(商品名:プラビックス)と酸分泌を抑制するプロトンポンプ阻害薬(PPI)を併用した場合に、クロピドグレル単独使用に比べて心臓発作の再発リスクが大幅に増大することがカナダの研究で判明した。PPIおよびクロピドグレルともに世界的に広く使用されている薬剤であることから、このリスク増大が公衆衛生に大きく関わってくる可能性がある。

 カナダ、サニーブルックSunnybrook健康科学センター(トロント)のDavid N.Juurlink博士によると、今回の研究は、制酸薬がプラビックスの効果を低下させることを示す科学的研究の結果を受けて、2002~2007年に心臓発作で入院した患者1万3,636人を対象として開始された。その結果、特定のPPIを使用した人では心臓発作の再発リスクが40%高いことが判明したという。この知見は、カナダ医師会誌「Canadian Medical Association Journal」1月28日号に掲載された。

 このような両剤の関連性が示されたのは今回が初めてではない。昨年(2008年)、米国のMedco Heaalth Solutions社が1万6,000人を対象に実施した研究では、ステント留置後にクロピドグレルとPPIを併用した人の39.2%に重篤な心イベントが発生したのに対し、クロピドグレルの単独使用での発生率は26.2%であることが判明している。

 「クロピドグレルとPPIはいずれも肝臓で同じ酵素により代謝されるため、併用によりクロピドグレルの血小板凝集抑制効果が低下する可能性がある」と米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院(ボストン)のChristopher Cannon博士は述べている。Cannon氏は、個人の遺伝子構造により一部の人ではクロピドグレルの効果が低いことを示した研究グループの一人である。

 米国食品医薬品局(FDA)は、クロピドグレルの有効性に対する遺伝的因子および他の薬剤(特にPPI)の影響をさらによく理解するための研究を実施すると発表し、「医療従事者は、クロピドグレルを使用する患者についてPPIによる治療の開始ないし継続の必要性を再度検討する必要がある」と述べている。

ASUS社の新製品「キーボード自体がネットブック」、今春発売

2009年03月08日 00時15分15秒 | Weblog
コンピューター本体、キーボード、それにディスプレイを、およそ18センチの折り畳み式筐体に組み込んでネットブックを作れるのなら、いっそのこと、すべてをキーボードに詰め込んでしまうというのはどうだろうか。そのキーボードには、普通ならテンキーがある場所に小さなタッチスクリーンを組み込むのだ。

えっ、台湾のASUSTeK Computer社がすでにやっているって? 何とそれは本当だった。写真を見てほしい。『Eee PC Keyboard』はキーボード型のネットブックだ。

米Intel社の1.6GHz『Atom』プロセッサー、1GBのRAM、それにストレージ用として8GBまたは16GBのSSD(ソリッドステートドライブ)を備えている。タッチ・スクリーンは長さおよそ13センチで、操作と表示に使用できる。もう少し大きなスクリーンが必要だと思うなら、VGAまたはHDMI経由でモニタも取り付けられる。高価なモデルを買えば、ワイヤレスでディスプレイを接続できるそうだ。

5月ころに、400ドルから600ドルで発売される予定という。

iPSマウス、1年後6割がんに

2009年03月08日 00時14分01秒 | Weblog
がん関連遺伝子を含む四つの遺伝子でつくった人工多能性幹細胞(iPS細胞)をもとにして生まれたマウスの約6割が、約1年後にがんになったことを、山中伸弥・京都大教授が5日、日本再生医療学会で明らかにした。

 4遺伝子をマウスの胎児の皮膚に導入してiPS細胞を作ったとする07年6月の論文で、それをもとにして生まれたマウスは約2割に腫瘍(しゅよう)ができたと報告。学会で、1年後では発がん率は6割に高まったとした。

 がんに関連する遺伝子「c―Myc」を除いて3遺伝子でもiPS細胞を作れるが、成功率は100分の1に落ちる。山中さんは「c―Mycはがんの原因になるが、ないと不完全なiPS細胞になりやすいので、c―Mycが本当に悪者なのかは、まだ研究が必要だ」と話した。

自転の効果で海ができる

2009年03月08日 00時12分33秒 | Weblog
エウロパの内部にある海はなぜ液体のままでいられるのだろうか。

 近年の探査から、木星の衛星エウロパなどの内部に液体の水の層(内部海)があることが示唆されている。この内部海で生命が生まれる可能性があるため、多くの人の興味をひいている。エウロパは非常に低温の環境にあるにもかかわらず、なぜ内部海をもつことができるのだろうか。

 エウロパは木星を公転する間に木星との距離がわずかに変化して生じる「潮汐力」により変形を受ける。このとき生じる摩擦熱が熱源の候補だ。しかし変形のエネルギーは、内部海を維持するには不十分だという見解もあった。

 アメリカ、ワシントン大学のタイラー博士は、自転の影響を考慮すると、潮汐力の影響が増幅される、という提案をした。これにより内部海に渦が発生し、渦のエネルギーが熱に変化するという。この熱は自転を考えない場合の2000倍以上にもなるという。このことから博士は、内部海の形成には自転の影響が重要なのではないか、と主張している。

灼熱ガス惑星に水蒸気発見

2009年03月08日 00時10分10秒 | Weblog
太陽系外の惑星からきた光の中に、水蒸気の存在を示す兆候がみつかった。

 太陽系外惑星の一つである「HD 189733b」は、恒星のすぐ近くを公転する木星型ガス惑星「ホット・ジュピター」である。アメリカ、スピッツァー科学センターのグリルマイアー博士らは、NASA(アメリカ航空宇宙局)のスピッツァー宇宙望遠鏡を用いてこの惑星を観測し、その大気中に水蒸気が存在することを示した。水蒸気の存在は理論的に予測されていたが、これまでの観測では十分な証拠が得られていなかった。
 博士らは、惑星と恒星の両方が見えているときの光から、惑星が恒星のうしろにかくれているときの光を差し引いて、惑星からきた光だけを取りだした。得られた光の強さを波長ごとに分析した結果、水蒸気が存在する場合に見られるパターンがみつかったのだ。
 また、今回得られたデータは以前の観測で得られたデータとくらべ、かなり変化していた。この理由について博士らは、この惑星の大規模な気候の変化を見ているのかもしれない、とのべている。