超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

ボーイング、ステルス性を向上させた「F-15 SE」を発表

2009年03月21日 23時36分57秒 | Weblog
ボーイングは17日、F-15戦闘機の新型機「F-15 SE(Silent Eagle)」の試作機を発表した。

 F-15SEは、F-15Eの特徴に加えて、レーダー波吸収素材の使用、コンフォーマルタンク型のウェポンベイ(兵器庫)、アビオニクスのデジタル化、(ステルス性向上のための)Vテイル型の垂直尾翼など「第5世代」の戦闘機テクノロジーが投入されたものとなる。

 ボーイングでは、「第5世代」テクノロジーの投入によりF-15SEは、従来機種に比べてレーダー反射率が大幅に低減。また、コンフォーマルタンク型のウェポンベイの装備により主翼下面に兵器の装着を行う必要がなくなり、戦闘攻撃ミッションにおいてもクリーン・ウィングを保つことができると述べている。

 ボーイングではまた、F-15SEのフロンタル・アスペクト・ステルス性能は輸出版のF-35と同性能だとも説明しており、仮にこの説明の通りだとするとコストパフォーマンス面では、F-22やF-35を上回る機体となる可能性もあり、早くも航空関係者の間で関心を集めている。

 F-15SEは、F-15Eの特徴に加えて、レーダー波吸収素材の使用、コンフォーマルタンク型のウェポンベイ(兵器庫)、アビオニクスのデジタル化、(ステルス性向上のための)Vテイル型の垂直尾翼など「第5世代」の戦闘機テクノロジーが投入されたものとなる。

 なんといっても、今から40年近くも前に初飛行を行った第4世代の戦闘機が、最新のF-35のステルス性能と同じだとすると、わざわざ高額の費用を支払ってまでF-35を導入する必要性は存在しなくなってしまうからだ。

 ボーイングではF-15SEは米国以外の世界市場向けに導入を働きかけていくとしているが、F-35と同等のステルス機ということになると、その輸出には米国政府による許可が必要となるということもあり、いくらコストパフォーマンスが高くてもそう容易には販売はできないだろう、といった声も上がっている。

 もっとも、この新型機の登場で一番、驚いているのはF-35の導入を決定している米国の主要同盟国なのかもしれない。なんといっても「第4世代」の戦闘機をちょっと改造した程度で「第5世代」の最新のテクノロジーが投入されたF-35と同等のステルス性能をもつとなったら、F-35の立場がなくなってしまうからだ。

 その上、価格はF-15SEの方が安いとなったらなおさらだ。

 F-35の生産メーカーはボーイングの競合のロッキード・マーチン。ボーイングの説明をそのまま、真に受けることはできないが、ロッキード・マーチンにとっては脅威となるかもしれない。

ポルシェ・パナメーラの革新技術を紹介

2009年03月21日 23時36分00秒 | Weblog
ポルシェAGは、ニューモデルのパナメーラに採用された革新技術を公表した。

 採用された技術のひとつに、デュアルトランスミッションのPDKをこのクラスで初めて採用したことが挙げられている。また、オートマチックとの組み合わせで初めてとなるオートスタート/ストップ機能を備え、さらに、タイヤの転がり抵抗やブレーキの引きずり抵抗を小さくするなど、効率を高めるために様々な対策が施されている。

 シャシーは、オンデマンド制御により空気の量を調節できるアクティブエアサスペンションが標準装備となった。さらに、ドライビングダイナミクスと快適性を高める目的で、ボディのロールを制御するダイナミックシャシー・コントロールシステムがすべてのモデルにオプション設定された。

 また、アンダーフロアーは、センタートンネル部からリヤマフラーまでがパネルで覆われ、空気抵抗と揚力を抑えるだけでなく、燃費性能やドライビングダイナミクスの向上にもその効果を発揮している。

 パナメーラの開発チームは、エグゾーストシステムなどのノイズ源とアエロアコースティックにも最適なチューニングを施し、調和のとれたサウンド特性を与え留ことにも成功した。

仏ルノー、国内工場で小型車増産 EU、保護主義性を調査へ

2009年03月21日 23時35分24秒 | Weblog
仏ルノーは20日、販売が好調な小型車「クリオ」と「トゥインゴ」の生産の一部を、現在生産しているスロベニアの工場から仏国内の工場に移転して増産すると発表した。仏国内での雇用が拡大する。ただルノーは仏国内雇用維持を条件に仏政府から公的支援を受けていることから、欧州連合(EU)の欧州委員会は今回の措置が仏政府の保護主義的政策の影響を受けているとして同政府に説明を求める方針だ。

 仏北部のフラン工場で6月から新たに両車種の生産を始める。一時帰休中の従業員を集めるため、約400人の雇用拡大につながるという。

 この生産移転についてEUは、ルノーが仏国内の雇用を優先している可能性があるとして調査に乗り出す意向を示した。仏政府は2月、ルノーに低利融資をするのにあたり、国内工場を閉鎖しないことや国内雇用の維持を求めた。EUは、今回の移転はその政策の影響を受けたと疑っているとみられる。一方でサルコジ大統領はEUの姿勢に対して「容認できない」と反発している。

AUTOSAR適用の「現実解」を提供するベクターの役割

2009年03月21日 23時34分09秒 | Weblog
○CANのリーディングカンパニー「ベクター」とは

 組み込みソフトウェア開発に携わるエンジニアであれば、たとえ車載分野と縁がなくとも、「ベクター」の名を一度は耳にしたことがあるだろう。

 1980年代後半に独ボッシュがまとめ上げた車載ネットワーク規格の「CAN(Controller Area Network)」。その開発チームリーダーがスピンアウトして、1988年に興したのが独ベクター・インフォマティックである(日本法人「ベクター・ジャパン」の設立は1998年)。

 ベクターは、CAN関連の設計・開発ツールおよびソフトウェア部品で圧倒的な世界シェアを誇るだけではなく、「LIN(Local Interconnect Network)」「FlexRay」と対応プロトコルを広げ、いまや車載ネットワーク開発では欠かせない存在といっても過言ではない。これに加え、車載用の組み込みソフトウェア分野においても、CAN通信における長年の経験を生かして組み込みソフトウェア「CANbedded」を提供し実績を残してきた。

 「ベクターの組み込みソフトウェアは、1990年代初めのCAN黎明(れいめい)期に某自動車メーカーのCAN適用プロジェクトに採用されたことをきっかけに事業を拡大していった。その後、ほかの自動車メーカーでも続々と採用され、現在では自動車メーカー固有の仕様に対応した製品も提供している」と、ベクター・ジャパン 組込ソフト部 マネージャー 中村 伸彦氏は語る。

 そのベクターが次なる事業として力を注いでいるのが「AUTOSARソリューション」である。

○「AUTOSAR」プレミアムメンバーとして仕様策定をリード

 「AUTOSAR(Automotive Open System Architecture)」は周知のとおり、ECUソフトウェアのアーキテクチャ、基盤部品の標準仕様を策定している団体だ。「AUTOSARの取り組みを平たくいえば、ECUソフトウェアの土台に関して、決め事を作ろうということ」(ベクター・ジャパン 組込ソフト部 櫻井剛氏)。それにより固有の土台に依存せず、ソフトウェアの再利用が進められるという考えだ。

 その仕様は版を重ねるとともにカバー範囲を広げ、2008年夏公開の最新版「Release 3.1」では、仕様の領域が140にも及ぶという。なお、AUTOSAR準拠のECUソフトウェアを本格的に搭載する量産車は、仕様策定をリードする欧州の自動車メーカーから2010年までに登場するそうだ。

 ベクター自身もAUTOSARのプレミアムメンバーとして名前を連ね、仕様の策定と検証に携わっており、2008年にはAUTOSARプレミアムメンバーアワードを受賞している(中核のコアパートナは自動車メーカーを中心に9社、それに次ぐプレミアムメンバーは50社余り)。また、詳しくは後述するが、 AUTOSARに準拠した開発ツール、ソフトウェア部品から開発支援やトレーニングのサービスまで幅広く提供する。「この分野では10社以上の競合があるが、最新のRelease 3.1に対応した製品を投入しているのはベクターだけだろう」(ベクター・ジャパン 組込ソフト部ビジネス・デベロップメント・マネージャー 安岡 直成氏)と自信を見せる。

○開発工程をフルにカバーするベクターのAUTOSARソリューション

 AUTOSARの仕様は膨大であり、その抽象度も高く、車載分野のエンジニアといえどその内容を理解するのは大変だろう。ましてやこうした仕様を実装レベルにまで落とし込む作業は並大抵のことではない。

 さらに、ECU仕様を決める自動車メーカーと実装を担う電装メーカーは、“擦り合わせ”でモノ作りを行う傾向が強く、周囲との協調を是とする。そのためか、明確な方向性が見えない時点では、「日本のユーザーは依然、AUTOSARに対する態度を決めかね、様子見のところがある」(中村氏)という。

 だからこそAUTOSARの仕様を熟知し、製品やサービスを提供するベンダが求められている。加えてベクターのように、すでに欧米の自動車メーカーが手掛ける量産車の開発プロジェクトに参画し、実装技術も習得しているベンダはさらにその存在意義が大きくなってきている。

 ベクターのAUTOSARソリューションは、上流設計ツール(DaVinci Network DesignerとDaVinci Developer)、組み込みソフトウェア製品(MICROSARとDaVinci Configurator Pro)、技術サポートから成り立っている。この広範なAUTOSARソリューションは、自動車メーカーから電装メーカーにまたがるECUソフトウェア開発を全面的にカバーする。

 上位設計ツールでは、「DaVinci Network Designer」で車載ネットワーク、データ通信の設計、スケジューリングを行い、設定情報をAUTOSAR標準XMLで出力する。そして、その情報を基に「DaVinci Developer」で、ECU間通信を制御するRTEの設定を行うのだ。さらに、ベクター製品の代名詞ともいえる車載ネットワーク向け開発・検証ツール「CANoe」を使えば、ECU間の仮想的なネットワークをPC上にエミュレートし、ECU間の協調動作を検証できる(PCに組み込むCANoeエミュレーション専用のBSWが提供される)。

 MICROSARでは、AUTOSARアーキテクチャを構成するRTE、BSW(OSEK OS互換OS、CAN/LIN/FlexRay スタック、メモリ管理モジュールなど)をフルに提供するほか、BSWの設定・生成作業を行う「DaVinci Configurator Pro」を用意している。BSWに含まれるモジュールは、CANソリューションで実績のある製品がベースなので信頼できるだろう。

 一方、BSWはMCALも含むが、「半導体ベンダのMCALをMICROSARに統合することも可能だ。それが古いRelease 2.1にしか対応していなくても、差異を吸収する仕掛けを設けているので、3.0/3.1対応のMICROSARとも互換性を保てる」(櫻井氏)という。 AUTOSAR準拠・非準拠にかかわらず、サードパーティや内製のモジュールを自在に組み込めるのがMICROSARの特長の1つである。


○あらゆる側面からAUTOSAR適用をサポート

 AUTOSAR適用の第一歩は、技術検証を目的としたプロトタイプ開発だろう。

 ベクターは、試作・評価用の製品として設計ツールとMICROSARをバンドルした「AUTOSAR Prototype Bundle」を提供している。もちろん、ユーザーが自力で設計・実装していくのは難しいので、トレーニングや開発サポート、ユーザー既存資産の移行計画立案などでバックアップする構えだ。「われわれがお手伝いできる部分はかなりあると思う。実際、いくつかのプロジェクトにも参加している」(中村氏)という。

 現在、世界同時不況が直撃し、自動車業界は難局にある。これがAUTOSAR普及にどのような影響を与えるか気になるところだが、安岡氏はこう見る。「明日の糧への投資が減ることはないはず。その証拠に、最近は顧客先で説明する機会が増え、AUTOSARへの関心は間違いなく高まっている。また、日本の電装メーカーも海外ではAUTOSARを扱いはじめており、その経験が国内でも生かされてくるはずだ」。

 国内のユーザーが今後、AUTOSARへの適応を決断すれば、ユーザーの個別事情に合わせた実践的なソリューションがますます求められてくるだろう。この分野でも、CANと同様にベクターが果たす役割は小さくなさそうだ。

東大・オリンパス、がんを1ミリも残さず切除 動物実験で確認

2009年03月21日 23時33分32秒 | Weblog
東京大学とオリンパスの共同研究グループは、体内にできたがんをほぼ確実に切除する新手法を開発し、動物実験で効果を確認した。特殊な薬剤を使ってがん細胞だけを光らせ、内視鏡などで切り取る。1ミリメートルのがんも残さずに手術することが可能で、再発防止につながる。人間への応用を目指して米国立衛生研究所(NIH)と組んで治験を進める計画だ。

 研究成果は26日から京都市で開かれる日本薬学会で発表するそうです。

しゃべる色紙?発売

2009年03月21日 23時32分49秒 | Weblog
トッパン・フォームズはこのほど、音声を繰り返し録音・再生できる色紙「おはなししきし」と伝言板「でんごんぼーど」を発売した。それぞれ、IC録音装置、スピーカー、電池を内蔵。約20秒間の音声を、約300~400回繰り返し録音・再生できる。表面の録音ボタンと再生ボタンで操作する。

 色紙は、一般の色紙と同じような見た目で、表面は白く、金色のふち取りがされている。卒業記念の寄せ書きや有名人のサインを音声付きで残すといった使い方を想定。上書き録音を防止できる機能も装備した。

 でんごんぼーどは、音声の録音・再生のほか、ホワイトボードのように繰り返し文字などを書いたり消したりできる。家庭で使えば、家族などへの伝言を文字と音声で残しておける。

 価格はどちらも1260円。家庭向けのほか企業向けにも販売し、ノベルティとしての活用も提案する。今後1年間で1億円の売り上げを目指す。同社はこれまでにも、音声を繰り返し録音・再生できるメッセージカードを「紙レコ」シリーズとして展開している。

コカイン隠したバナナの箱がスーパーに届く…密輸犯の住所ミスか?

2009年03月21日 23時28分33秒 | Weblog
ドイツ南部、ババリア州の捜査当局者は20日、州内の町にあるスーパーマーケットに届いたバナナの2箱に重さ約28キロのコカインが隠されているのが18日朝、見付かったと報告した。末端価格は約200万米ドル(約1億9200万円)相当。

密輸犯がコカインを送り出す際、住所などを間違えた可能性があるとしている。同店職員がバナナがトラックで運び込まれた後、中身を調べていて見つけ出した。普段のバナナの箱より軽く、不審に思ったという。

コカインは26個の小包に分けられて、バナナの下に隠されていた。トラックは別の店にもバナナを輸送していたが、コカインは新たに発見されなかった。

バナナは南米コロンビアから輸出され、ベルギー・アントワープ経由でドイツに到着していた。コロンビアはコカイン製造、密輸の一大拠点となっている。

メニューに価格載せず「代金はご自由に」 オハイオのカフェ

2009年03月21日 23時25分44秒 | Weblog
サンドイッチにもスープにも、決まった価格はない。「お客様の判断で、適切と思われる代金をお支払いください」――米オハイオ州ケタリングのカフェ「ジャバ・ストリート・カフェ」では、店を出る前にそう声をかけられる。風変わりな試みが客の間で人気を呼び、店は大繁盛だ。

同店のオーナーはサム・リパート氏。マサチューセッツ工科大(MIT)のエンジニアという異色の経歴を持つ。08年4月、サラリーマン時代に積み立てた年金をはたいて、つぶれかけていた現在の店を買った。店の売り上げは当初1割ほど伸びたが、その後の不況でまた下降線をたどり始めた。

代金を客が決める方式については、「ブルガリア出身の恋人からヒントを得た」という。「欧州のカフェではよくみられる方式だと聞き、うちの店でも取り入れてみることにしたのです」と、リパート氏は語る。

同氏によれば、客が実際に支払う代金は、店側が想定する価格とあまり違いがないことが多い。「何ドルか多めだったり少なめだったりするが、平均すればちょうど同じレベルになる」という。「お客は支払いカウンターで店主の私と向き合い、公正と思える額を出す。そういう状況で、たとえば10ドルの料理を50セントで済まそうとする人はほとんどいません」と、同氏は言い切る。

外食産業が不振にあえぐ一方、同店ではこの方式を導入してから、来店客が1・5―2倍に増えた。パートの従業員をフルタイムに切り替え、2―3人の店員を新たに採用することも検討しているという。リパート氏は「不況だからコーヒーをがまんしよう、外食は控えようといった風潮が広がっているけれど、自分が代金を決められる店なら行ってもいいかな、と思ってもらえるようだ」と話している。