超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

ポルシェ911ベースのeRUFは第2世代へ進化

2009年03月12日 20時48分20秒 | Weblog
ドイツのRUF(ルーフ)社は、ジュネーブモーターショーで『eRUFグリーンスター』を発表した。最大出力367psのモーターを搭載。0-100km/h加速5秒、最高速320km/hとスポーツ性能を大きく引き上げて登場した。

ルーフ社はポルシェのスペシャリストとして知られ、ポルシェベースのコンプリートカーを数多く製作。ドイツでは正式な自動車メーカーとして認められている。ルーフ社は2008年10月、『911カレラ』をベースにしたEV、『eRuf911プロトタイプ』を開発。試作段階ながら、0-100km/h加速7秒以下、最高速度224km/hという性能を実現した。

今回発表したeRUFグリーンスターはその進化形。EVシステムをドイツの大手電子機器メーカー、ジーメンスと共同開発し、運動性能と実用性を大幅に高めているのが特徴だ。

タルガ風に見えるボディは、実は『911カレラカブリオレ』がベースとなっており、シルバーのロールオーバーバーと、軽量樹脂製リアウインドウを採用。セラミックブレーキと19インチアルミホイールも装備された。

「eドライブ」と呼ばれるパワートレーンは、モーター、ジェネレーター、コントロールモジュール、リチウムイオンバッテリーが一体設計されており、小型軽量にまとめられた。その効果もあって、車重は1695kgとeRuf911プロトタイプよりも200kg以上軽くなっている。

モーターは最大出力367ps、最大トルク96.9kgmと非常に強力。2次電池はリチウムイオンバッテリーで、充電は400Vコンセントに接続して約1時間で完了するという。動力性能の進化も目覚ましく、0-100km/h加速5秒、最高速320km/hを達成。プロトタイプと比較すると0-100km/h加速は2秒、最高速度は100km/h近く上回る。ちなみに、ベースとなった911カレラカブリオレが、0-100km/h加速5.1秒、最高速289km/hだから、この性能も超えたことになる。

ルーフは911ベースのEVを2010年に少量生産する計画。本家の911を脅かすほどのスポーツ性能を持った電気自動車は、要注目の存在だ。

「普通のネズミより10倍長寿」のハダカデバネズミ、その理由は?

2009年03月12日 20時47分55秒 | Weblog
世界で最も寿命の長いげっ歯目とされるハダカデバネズミ。このネズミの持つ飛びぬけて頑丈なタンパク質が、老化の謎を解く重要なカギとなるかもしれない。

ハダカデバネズミが研究者たちの関心を引いているのは、彼らが30年近く生きられるためだ。実験用マウスと体の大きさはほぼ同じであるにもかかわらず、寿命はマウスの10倍近くも長いことになる。[実験用マウスの寿命は最長で3.5年とされるが、理化学研究所には37年生きているハダカデバネズミ(女王)が存在する。

ハダカデバネズミは、アフリカに生息するネズミの仲間。地中に平均80頭、最大300頭もの大規模な群れを形成し生活する。哺乳類には珍しい真社会性で、繁殖は1匹の女王と数匹のオスのみが行ない、他の個体は分業でさまざまな労働を行なう]

ハダカデバネズミの細胞には、短命な通常のマウスと同様に、自由に動き回り、細胞を傷つける性質を持ったフリーラジカルが多量に存在する。しかしマウスと違って――というより、人間をはじめ、酸化変質のダメージを受けているとみられる他のすべての生物種と違って――、ハダカデバネズミは酸化と共存する術を身に付けているらしい。

[フリーラジカルとは、不対電子を持つ原子や分子、イオンのこと。フリーラジカルが対になる電子を他の原子や分子から奪うと、奪われた側の物質は「酸化」される]

今回、ハダカデバネズミのタンパク質に関する研究論文を執筆した1人で、テキサス大学健康科学センター・サンアントニオ校の生化学者であるAsish Chaudhuri氏は次のように話す。「実験用マウスとハダカデバネズミを比較したところ、両者のシステムには大きな違いがあることが分かった。ハダカデバネズミのタンパク質は[傷ついても]なお活動している。損傷を受けても機能は保持されるのだ」

『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)に発表されたこの論文は、老化が酸化ストレスによって起こるという説に新たな知見を提供するものだ。

老化が酸化ストレスによって起こるという説では、老化をこう説明する。ミトコンドリア(生体のエネルギーを作り出す細胞小器官)は、呼吸の過程で反応性の高い酸素分子を生成する。フリーラジカルと呼ばれるこれらの分子は、DNAを含む他の分子とたやすく結合する。その結果、DNAが崩壊して細胞の機能に悪影響を及ぼし、やがては組織や器官全体が機能を停止する、と。

[本来、酸素は強い酸化力をもった毒性の強い気体だが、一部の生物は細胞内のミトコンドリアを使って、酸素を利用した酸化過程を通じて大きなエネルギーを利用できるようになった。ミトコンドリアで行なわれる化学反応中に、酸素は何度か活性酸素・フリーラジカルに変わる。これらが全て反応最終物質の水になる訳ではなく、余った活性酸素・フリーラジカルが細胞に損傷を与える]

ミトコンドリアにおける機能不全は、心臓病や神経変性疾患、ガンなど、加齢と共に発症率が上がるさまざまな疾患の原因になっているとされ、複数の研究がその証拠を発見している。そこでミトコンドリアを若返らせる薬の開発が進んでおり、それらは糖尿病の治療に役立つ可能性があるほか、他の疾患の治療薬としても期待が寄せられている。

今回のChaudhuri氏らの研究は、酸化ストレス説をDNAだけでなく細胞内のタンパク質にまで拡げて考察している。同研究ではまた、1つの謎にも説明を試みている。その謎とは、一部の生物種が、酸化による多くのダメージを受けながらも長寿を保っているというものだ。

「われわれは10以上の種を研究した。半分は短命種、半分は長命種だ。長命種には多くの酸化損傷(酸化によるダメージ)を受けている種もいれば、ほとんど受けていない種もいるが、1つ共通していると思われるのは、タンパク質の安定性だ」と、テキサス大学健康科学センター・サンアントニオ校で老年学を専門に研究するSteven Austad氏は話す(Austad氏は今回の研究には参加していない)。

「最近まで私はDNAの損傷と修復に注目していたが、今回の研究結果はそれ以上に根本的なものを提示している印象を受けた。DNAの修復が行なわれるためには、修復用のタンパク質が適切に機能する必要がある」

今回の研究では、ハダカデバネズミのミトコンドリアは効率がよく、生成されるフリーラジカルが予想より少ないことが分かった。しかし彼らのミトコンドリアも完璧ではなく、フリーラジカルは蓄積してダメージを与える。実際、2歳のハダカデバネズミは同年齢のマウスと同量の酸化ストレスを示した――にもかかわらず、ハダカデバネズミはそれから四半世紀も生きるのだ。

その謎を解くカギはタンパク質にあるらしい。

ハダカデバネズミのタンパク質は、損傷を受けても機能し続ける。論文の共同執筆者で、テキサス大学健康科学センター・サンアントニオ校の生理学者Rochelle Buffenstein氏は、この現象を自動車の錆びつきにたとえて説明した――他の生物では車軸が錆びつくが、ハダカデバネズミの場合はドアが錆びるだけですむ。

研究チームは、熱と尿素を使ってタンパク質を分解しようと試みたが失敗に終わった(この2つは通常、複雑に巻いている構造のタンパク質を展開する働きをする)。

「いってみれば、大きなハンマーで叩くことはできるが、それでもタンパク質が壊れないということだ」とBuffenstein氏は説明する。「何かがタンパク質の安定性を根本的に高めている。タンパク質にくっついている小さな分子があって、細胞がストレスを受けたときにタンパク質が構造を維持するのを助けているのかもしれない」

ハダカデバネズミはまた、タンパク質の修復をぎりぎりまで遅らせ、エネルギーと栄養分の節約を図っているとみられる。そして、タンパク質がいよいよ分解するというときの処理方法も非常に効率的だ。

タンパク質処理の機構では、まずは損傷を受けたタンパク質に用済みの標識をつけるのにユビキチンが用いられる。次に、プロテアソームで分解する。このタンパク質処理に特化した機構は、ハダカデバネズミでは加齢と共に壊れることがないとみられる。

[プロテアソームはタンパク質の分解を行なう巨大な酵素複合体。真核生物の細胞において細胞質および核内のいずれにも分布している。ユビキチンにより標識されたタンパク質をプロテアソームで分解する系はユビキチン-プロテアソームシステムと呼ばれ、細胞周期制御、免疫応答、シグナル伝達といった細胞中の様々な働きに関わる機構]

研究者チームは今後の課題として、ハダカデバネズミのタンパク質やプロテアソームを維持しているものを特定しようとしている。そういう機能を持つタンパク質が特定できたら、ペプチドを合成して「老化を防ぐ薬」にすることも可能かもしれない。

消費電力が多いと入れにくくなるエコスイッチ『SmartSwitch』

2009年03月12日 20時47分20秒 | Weblog
スタンフォード大学のPeter Russo君とBrendan Wypich君が考案した『SmartSwitch』には、使用電力についてのフィードバックを与えてくれるエコ機能がある。

発想は単純だ。SmartSwitchは、家庭や送電網全体でどの程度の電力が使用されているか把握する。電力消費量が増えると、内蔵されているサーボモーターが、ブレーキパッドをスイッチに押し付け、スイッチを入れにくくする。

スイッチ自体にはネットワーク接続部があるだけで、電力消費量の算出は他で行なって装置にデータを送信する。

このスイッチによって、照明がもっと鬱陶しいものになることは察しがつく。母のためにジャムの瓶やジンのボトルを開けないといけないことに今でもうんざりしているのに、今度は、「歳をとって、手の力が弱くなってしまって。代わりに明かりを点けてくれない?」とも頼まれるようになるだろう。

その点を除けば、電力の無駄遣いにすぐに気付かせてくれるすばらしいアイデアだ。

イタリア人考古学者、「吸血鬼」の頭蓋骨を発見

2009年03月12日 20時46分40秒 | Weblog
イタリアの中世の集団墓地の発掘調査により、当時、吸血鬼に対して行われていた埋葬の跡をそのまま残した女性の頭蓋骨が見つかっていたことが9日、フィレンツェ大学の発表により明らかとなった。

 この発掘調査を主導したのは同大学のマッテオ・ボリーニ(Matteo Borrini)博士を中心とする考古学研究グループ。

 研究グループはベネチアのラッザレット・ヌオーボ島にある中世のものと見られる集団墓地の発掘調査に着手。この過程で、この集団墓地から16世紀中頃に埋葬されたものと見られる口にレンガを押し込められた特異な頭蓋骨を発見した。

 中世ヨーロッパでは、一旦、埋葬された遺体を別の集団墓地に埋め直すことが比較的、頻繁に行われていたことが知られており、腐敗が進んだ遺体を掘り出した際に、口の周りから血液のような腐敗液が流出する場合があったことが、吸血鬼伝説が広がる要因となったものとみられている。

 伝承では、このような吸血鬼状態になった遺体が見つかった場合は、蘇って別の人間の生き血を吸わないように口にレンガなどのブロックを押し込んで埋葬し直したとされている。

 しかし、実際に伝承の通りに吸血鬼の封印がされた頭蓋骨が墓地から発見されるというのは今回が初の出来事ともなり、研究グループではまさか、伝承通りに吸血鬼の頭蓋骨が見つかるとは思ってもみなかったと、今回の発見に驚きを隠せないでいる。

イリジウム、喪失した衛星の代換衛星の再配備を完了

2009年03月12日 20時46分00秒 | Weblog
衛星携帯電話のイリジウム(Iridium)は9日、2月10日にロシアの軍事衛星「Cosmos 2251」と衝突を起こして喪失した「Iridium 33」の代わりにバックアップの衛星を同じ軌道に配備する作業を完了したことを発表した。

 再配備が完了した衛星の軌道要素は近点が783.2kmと遠点が786.4km、軌道傾斜角が86.4°の極軌道。

 イリジウムの衛星電話通信サービスは静止軌道衛星を用いた他社のものとは異なり、地球の極軌道上に66機の衛星を配備することで地球上をくまなくカバーすることができるのが特徴となっており、10日の事故で「Iridium 33」が喪失した以降は、衛星フリートの軌道間隔を調整することで電波到達域が途切れないようにリカバリーをかけていた。

 イリジウムは米通信大手のモトローラによって1998年から運用が開始された衛星通信キャリア。1999年には米連邦破産11条を申請して一旦は経営破綻。しかし、その後、米連邦政府(米国防省)が回線の一括購入を行う大量購入契約を結んだことから経営再建を完了していた。

新型メガーヌRSは250hpの2.0Tを搭載

2009年03月12日 20時45分24秒 | Weblog
新型メガーヌRSは、1月に欧州で発売された新型メガーヌ・クーペをベースに、ルノーのモータースポーツ車輌開発部門であるルノー・スポール・テクノロジーズがパフォーマンスを磨き上げたモデルだ。

 パワーユニットは、最高出力250ps/5500r.p.m.、最大トルク34.7kg-m/3000r.p.m.の2.0リッター直4ターボ・エンジンを搭載。ツインスクロール・ターボチャージャーを採用したこのエンジンは、2008年夏にロンドンショーで発表されたメガーヌR26.Rを20psと4.1kg-mも上回る出力性能を達成したほか、低回転域における優れたスロットル・レスポンスと、最大トルクの80%以上を1900r.p.m.という低回転から発揮する優れたトルク特性を実現した。トランスミッションは6M/Tを組み合わせる。

 シャシーは、スポーツシャシーとLSDを備えたカップシャシーの2種類を設定。前後サスペンションは、先代メガーヌRSのものをほぼそのまま継承している。電動パワーステアリングは新型メガーヌのものをベースに改良を加え、フロントサスから独立した設計としたほか、精度と路面からのフィードバックを高め、よりスポーティなステアリング・フィールを実現した。車輌姿勢安定化システムのESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)は、サーキット走行時などで車輌のポテンシャルを100%楽しむことができるよう、完全オフ機能が備わっている。

 エクステリアは、LEDデイライトを備えたフロントバンパーや個性的なデザインの18インチ・アルミホイール、オーバーフェンダー、サイドスカート、センター出しエグゾーストエンドおよびディフューザーが一体となったフロントバンパーなど、専用パーツを多数装着。インテリアも、専用スポーツシートや専用アナログタコメーター、音と光でタイミングを知らせるシフトインジケーター、アルミペダル、専用ステアリングなどを採用し、スポーティな空間に仕立てた。

欧州では2009年秋に発売予定となっている。

2012年のF1マシン…フィオラバンティが提案

2009年03月12日 20時44分24秒 | Weblog
イタリアのフェオラバンティ社は、ジュネーブモーターショーでF1マシンのコンセプトカー『LF1』を発表した。2012年のF1マシンを提案したモデルで、エアロダイナミクスを追求した斬新なデザインが特徴だ。

フェオラバンティ社は、レオナルド・フィオラバンティ氏が1987年に設立したデザインスタジオ。同氏は1964年から87年までピニンファリーナに在籍しており、フェラーリ『246GT』(1969年)、『365GTシリーズ』(1968-73)、『F40』(1987年)など、数多くの名車を手がけた。

LF1の特徴はコンパクトなボディにある。フェオラバンティ氏はF1のレギュレーションが2012年、現行の2.4リットルV8から、1.8リットルV8ターボに変わると想定。それを先取りして、ボディの小型化とエアロダイナミクスの向上をデザインのテーマに据えた。

LF1のボディサイズは、全長4200×全幅1820×全高950mm、ホイールベース2800mm。現在のF1マシンよりも全長は500 - 700mm短く、ホイールベースも300 - 400mmコンパクトだ。

さらに、リアウイングを廃止するなどユニークな試みを導入。フロントウイングはボディ一体デザインで、タイヤへの空気抵抗を減らすとともに、ゼロリフトを実現。リアタイヤもボディ一体になるように設計されており、空力抵抗の徹底的な低減が図られた。

また、コスト削減のため、ピレリ製の18インチタイヤやブレンボ製のブレーキシステムは、GTカテゴリーのレーシングカーに近いものを装備。フェオラバンティ氏は、「F1に参戦するメーカーにとって、コスト削減は最大の魅力となるはず」と語っている。

さらに、このデザインはスリップストリームが使いやすくなるというメリットも備えており、フェオラバンティ氏は、「全車がこのデザインを採用すれば、追い越しする機会が増え、F1がもっと楽しくなるはず」と説明している。

ホンダの撤退などF1を取り巻く状況は厳しい。フェオラバンティ氏のアイデアは、閉塞感漂うF1に一石を投じるものとして注目できる。

水から出たらわずかな時間で乾いてしまう水着「Sun Dry Swim」

2009年03月12日 20時43分36秒 | Weblog
プールや海で一通り泳ぎ終えた後にごはんを食べに行くと、座ったときにまだ水着が湿っていてちょっと微妙な気分になることがあります。しかし、「Sun Dry Swim」という水着は水からあがってしばらくするとぱりっと乾いてしまうそうで、これまでに海の家やプールサイドで幾度となく味わってきた微妙な不快感を味わわなくても済むかも。

「Sun Dry Swim」の特徴はナノテク処理された水着生地で通気性のある薄膜で水着生地が構成されていて、軽くて耐水性のある乾きやすい素材になっています。水から出して水気を払ったり、ちょっとどこかに吊しておけば数分で乾くそうです。

また、紫外線対策や肌に無害なようにちゃんと実用的に強化されているとのこと。

WACOMのプロ用ペンタブレット最新モデル「Intuos4」の画像が流出?

2009年03月12日 20時40分57秒 | Weblog
画やアニメ、ゲームやイラストレーションなどの幅広い分野で利用されているWACOMのプロ用ペンタブレット「Intuos」の最新モデル「Intuos4」のものとおぼしき画像が流出しました。

もし実際に発売されるのであれば、現行モデルの「Intuos3」が発売された2004年9月以来の新モデルということになる上に、現行モデルに無かったものが搭載されているようです。


ひとつ、こういうのが欲しいと思っていたところです。
才能は全くないんだけど、落書きできれば面白いなと。
意外なデザインから、意外なヒントが出てきたり。
どうせなら、多機能で高性能なのが欲しいッスわ。

世界最高速のSSD「ioDrive Duo」を発表

2009年03月12日 20時40分06秒 | Weblog
米Fusion-io社は11日、160GB~1.28TBの容量を持ち、転送速度が1.5GB/sという世界最高速のSSD(半導体ディスク)「ioDrive Duo」を発表した。

 「ioDrive Duo」は「PCI Express」対応のカード型SSD。NAND型フラッシュメモリを使ったRAMディスクドライブ。NANDクラスタリング・テクノロジーを採用することでDRAM並のI/O性能を得ることが可能。

 32Kのリードは1500MB/s。ライトは1400MB/s。ハードディスクドライブの性能を示す指標となるIOPSは4Kリードで186,000、4Kライトで167,000にも及び、もっとも高速なSSDと比べても4倍近い性能を持つ。

 160GB、320GB、640GB、1.28TBの4種類のモデルが提供の予定で販売価格は160GBのものでも1000ドル(約90万円)超となりそうだ。

 Redhat Enterprise LinuxやMicrosoft Windowsなど主要OSをサポートしているが、利用にあたっては64ビット対応OSが必ず必要となるなどの制約もある。

 同社では「ioDrive Duo」を用いることにより低価格、省スペースでエンタープライズ・システム向け高速ディスクシステムとして用いられているSAN(Storage Area Network)を上回るの性能を得ることができるようになると説明している。

 Fusion-io社はアップルをスチーブ・ジョブズ氏と共に創業したスティーブ・ウォズニアック氏をチーフ・サイエンティストとして迎え入れたことでも知られているハイテクベンチャー企業。