超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

地球軌道より内側、天の川銀河中心で起きた爆発

2009年03月29日 22時03分51秒 | Weblog
天の川銀河の中心領域の近赤外線画像(左)と四角で囲まれた範囲の拡大(右)。「いて座A*」の位置が緑で囲まれていて、上では別の星しか写っていないが、下では増光したブラックホール周辺が写っている。

天の川銀河の中心にある超巨大ブラックホール「いて座A*」における激しい増光の連続を、すばる望遠鏡がとらえた。いて座A*に引き寄せられたガスの塊が、急激に高温となって輝いては消えていく結果と考えられ、太陽-地球間よりも近い距離まで引き寄せられたガスによると見られる現象もあった。

われわれの天の川銀河の中心には、質量が太陽の約400万倍もある超巨大ブラックホール「いて座A*」が存在する。ひとたびブラックホールの内部に入りこんだ光は脱出できないためブラックホール自身は観測できないが、ブラックホールに吸い込まれつつあるガスの円盤は、ガスどうしの摩擦で高温となり、さまざまな波長で輝く。

銀河の中心に存在する超巨大ブラックホールの形成過程や、その近くで起きる特異な現象は、多くの天文学者の関心を集めており、中でもいて座A*は重要な研究対象と言える。しかし、天の川銀河中心部は星やちりが密集した領域でもあり、観測は容易でない。

京都大学の西山正吾氏が率いる研究チームは、ちりを見通せる近赤外線カメラCIAOと大気のゆらぎを相殺する補償光学システムAO36を搭載したすばる望遠鏡で「いて座A*」を観測した。

一晩の観測で、いて座A*は3回の爆発的増光を示した。1回目はゆるやかな変化が1時間以上続き、2回目はもっとも強く40分程度続き、3回目は6.5分で増光し6.5分で戻るという極端な変化であった。

1回目と2回目では、明るさに伴う偏光(可視光や赤外線などの電磁波の集まりが、ばらばらの方向に振動しているのではなく、ある程度方向がそろっていること)の度合いの変化がよく似ていた。また、明るさと偏光の関係は、ブラックホールのすぐ近くを高速で回転する高温ガスの塊について米国の研究者が計算したモデルと一致している。

3回目の爆発もガスの塊によると見られるが、その変化は実に急激だ。増光しているのが、ブラックホールから一定の範囲内にあるガス全体であるとしよう。ガスが輝くのは一瞬だったとしても、われわれに一番近いガスの光が届いてから遠い側のガスの光が届くまでに時間差が生じる。今回観測された13分という継続時間がこれに相当するとすれば、ガスの範囲はブラックホールから1億2000万km以内ということになる。これは太陽から地球までの距離よりも近い。

いて座A*における爆発現象の連続がこれだけ詳細にとらえられたのは初めてである。今後は観測機器の進歩に伴い、超巨大ブラックホール周辺の現象にさらに迫ることが期待されている。

矮小銀河を守る? 暗黒物質の見えざる盾

2009年03月29日 22時00分03秒 | Weblog
銀河がばらばらに引き裂かれてしまうほど強力な重力が働く、銀河団の中心。そんな環境にありながら無傷なままの矮小銀河が、次々と見つかっている。その理由は、通常の銀河よりも丈夫な「透明パック」に包まれているからかもしれない。

宇宙を満たす質量の大部分は、望遠鏡で直接観測することができない暗黒物質(ダークマター)だと考えられている。一般に暗黒物質の存在は、直接観測可能な天体の位置や動きを調べ、天体が受けている重力から間接的に推定されるものだが、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)による観測で、新しい方法が見いだされた。

HSTは、2億5000万光年の距離にあるペルセウス座銀河団を観測して、29個の矮小銀河(矮小楕円銀河)をとらえた。そのうち17個は今回の観測で初めて見つかったものだ。

矮小銀河の周辺環境は過酷だ。そこには多数の銀河が集まり、お互いにおよぼす重力で引き裂かれたり、ゆがめられたりしている。一方、HSTがとらえた矮小銀河の多くは、丸くなめらかな形を留めていて、まるでほかの銀河から影響を受けていないかのようだ。

「これらの矮小銀河はたいへん古い年代のものであり、長らく銀河団の中にあったことでしょう。銀河を崩す要因があったなら、とっくに作用しているはずです。暗黒物質の占める割合が極端に大きな銀河に違いありません」と語るのは、英・ノッティンガム大学の研究者 Christoper Conselice氏。

Conselice氏らは、矮小銀河が自分たちよりも大きな銀河から受ける重力に耐え、形状を維持するために必要な最低限の質量を計算した。それは、矮小銀河の「見た目」よりもはるかに大きい。見た目が大きな渦巻銀河が破壊される中で無傷な矮小銀河は、透明だが分厚い暗黒物質のクッションに包まれていると言える。その質量は、われわれの天の川銀河に含まれる暗黒物質をも上回るのではないか、とConselice氏は指摘している。

オンキヨー、ハイエンドPCスピーカー「GX-500HD」発売

2009年03月29日 20時15分48秒 | Weblog
オンキヨーは、PCスピーカーの新モデル「GX-500HD」を4月10日より発売する。

デジタルアンプに、同社製オーディオアンプのフラッグシップモデル用に開発された「VL Digital」技術を搭載。デジタルノイズの変換エラーを解消し、エネルギー感にあふれたピュアサウンドを実現している。

また、ウーハーには高級振動板「A-OMFモノコックコーン」を採用し、単品ピュアオーディオスピーカーと同等のクオリティを追求。ツイーターには可聴帯域上限とされる20kHzを越える100kHzまで再生可能なリング型を搭載し、声の艶や感情表現の細やかなニュアンスまでも欠落することなくありのままに再現することができる。

このほか、側板を別構造にすることで、音質に影響する不要な振動を抑制する強固なキャビネット構造を実現している。

価格はオープン。

新しいPCはカスタマイズで購入しましたが…
標準でついているスピーカーはすこぶるショボイ。
ですので、新しいのはちょっと良いのを買おうと思う。
けど、ここまでの性能は必要ないかも。

火星の表面に大量の液体? 「泥火山」のような地形が見つかる

2009年03月29日 20時06分48秒 | Weblog
NASAの火星探査衛星による観測活動により、火星の北半球にあるAcidalia Planitiaという地域に地球の泥火山(mud volcano)と非常に良く似た地形が存在していることことがテキサス州で開催された「Lunar and Planetary Science Conference」で行われた発表により明らかとなった。

 この研究発表を行ったのはNASAのジョンソン宇宙センターのカールトン・アレン(Carlton Allen)博士を中心とする研究グループ。

 研究グループはNASAの火星探査衛星「マーズ・リコネッサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter)」が撮影した映像(PSP_008522_2210)に地球の「泥火山」に似た非常にドーム状の地形が多数写っていることを発見し、その映像の詳細な分析作業に着手。その上でスペクトル分析などを行うことで、それらのドームは地下に存在する氷が熱せられて泥状の液化して地上に噴出してできた「泥水噴出孔」である可能性が高いことが判ったと述べている。

 仮にこの地形が「泥火山」だった場合には生命が存在する可能性もあり、研究グループではこの特異な地形の詳細な調査を進めている。


またまた、面白いものが発見されましたなぁ~。それも多数。
こういうものの中には微生物的なのが必ずいるような気もしますが…

米軍、V-22「オスプレイ」のを運用を全面停止

2009年03月29日 20時04分20秒 | Weblog
米軍が垂直離着陸型ティルトローター機、V-22「Osprey(オスプレイ)」の運用を一時的に全面停止する命令を下していたことが24日、米国防総省の発表により明らかとなった。

 イラクで整備中の4機の機体でティルトローターの機構部分にボルトのゆるみが生じていることが明らかとなったことを受けてのもので、ボルトにゆるみが生じた原因が判明するまで一時的に機体の運用を停止するとしている。

 米軍では現在、84機のV-22機が配備、運用されている。

 ボルトにゆるみが生じている機体はその後の調査により、5機にまで拡大。米国防総省では構造的な問題が生じている可能性もあるとして慎重に調査を進めている。

史上初の快挙、小惑星「2008 TC3」のサンプル回収に成

2009年03月29日 20時03分20秒 | Weblog
昨年10月6日に発見され、翌日の10月7日に北アフリカスーダン上空で大気圏に突入し空中爆発を起こした小惑星「2008 TC3」の探索プロジェクトの結果、この小惑星の破片の回収に成功していたことが26日、英科学雑誌「ネイチャー」に掲載された論文によって明らかとなった。

 この快挙に成功したのは、NASAのエイムズリサーチセンターのピーター・ジェニスケンズ(Peter Jenniskens)博士を中心とする研究グループ。

 研究グループでは、「2008 TC3」が発見当初からこの小惑星の軌道コースを精密に分析して追跡調査する作業を実施。小惑星は当初、スーダン上空で空中爆発を起こしたことが報告されていたが、改めて地元の学生を動員することによって小惑星が空中爆発を起こしたスーダンの砂漠地帯で小惑星の破片が落下していないが大捜索活動を敢行。その上で遂に、重さ8.7ポンド(約3.9キロ)の小惑星の欠片を回収することに成功した。

 隕石自体はそれほど珍しい存在ではないが、具体的な識別名称が付けられた小惑星を地上で回収することは今回が史上初の出来事となり、天文学界ではこの隕石を詳しく調べることにより小惑星や太陽圏の起源に迫ることができるのではないかと、この快挙に沸いている。

ノースロップグラマン、105KWの実用レーザー兵器システムを発表

2009年03月29日 19時52分34秒 | Weblog
ノースロップ・グラマンは、兵器グレードのレーザーとしては史上最高出力となる105キロワットの半導体レーザーシステム「Joint High Power Solid State Laser(JHPSSL)Program, Phase 3」を発表した。

 JHPSSLはモジュラー型のシステムブロックで構成されており、システムブロックを追加することによりレーザー出力の増減が可能という特徴を持つ。同社では8つのシステムブロックでレーザーチェーンを構築した場合には120キロワットまで出力を拡大させることが可能になると述べている。

 電源投入1秒未満での発射状態にすることが可能、また、連続5分間の連続発射が可能など、戦場での利用を考慮した実戦的機能が搭載されていることもJHPSSLの特徴となっており、ノースロップ・グラマンは拠点防衛のためのミサイル迎撃システムなどでの実用化を見込んでいる。

米海軍研究所、常温核融合現象の有力な証拠を確認

2009年03月29日 19時48分45秒 | Weblog
米海軍研究所(US Narval Research Laboratory)は、常温核融合反応の結果、生じたと見られる中性子を確認することに成功したことを発表した。

 この追試実験を行ったのは米海軍スペース・アンド・ナーバル・ウォーフェアー・システムズ・センター(US Navy Space and Naval Warfare Systems Center)のパメラ・モッシャーボス(Pamela Mosier-Boss)を中心とする化学研究グループ。

 常温核融合は1989年に米ユタ大学のマーチン・フライシュマン(Martin Fleischmann)とスタンリー・ポンス(Stanley Pons)の2名の研究者によって行われた実験で初めて現象が確認されたと発表されたもの。以降、世界中の研究者によって追試実験が行われてきたが、これまで明確な常温核融合現象を確認することに成功した事例は存在してこなかった。

 研究グループは過去に行われた追試で常温核融合現象の確認に失敗したのは、常温核融合の結果、生じた中性子量は微量すぎて、それらの実験で用いた放射線検出器では測定できなかったのではないかと考えた上で、ごく微量の中性子でも測定可能なプラスチックを利用した固体飛跡検出器「CR-39」を実験に用いることを考案。

 「CR-39」を使って追試実験の結果、常温核融合の結果として生じたものと見られる中性子によって生じたトリプル・トラックス(triple tracks)を検出器のプラスチック試料で確認することに成功したと述べている。

 画像は「CR-39」で検出された「トリプル・トラックス」パターン。


夢の常温核融合の実現に、微細な一歩を示しましたね。
負の面が強い核反応だけどさ、まともに使うならこれ以上効率的なものはないのでは?

僚艦と衝突事故を起こした米海軍の原潜「ハートフォード」

2009年03月29日 19時45分12秒 | Weblog
画像は今月20日、中東のホルムズ海峡を航行中に僚艦の輸送揚陸艦「ニューオーリンズ(USS New Orleans)」と衝突事故を起こして損傷を受けた米海軍のロサンゼルス級原子力潜水艦「ハートフォード(USS Hartford)」。

 ホルムズ海峡の近くでは2005年にも米海軍の原潜「フィラデルフィア(USS Philadelphia)」がトルコの商船と衝突事故を起こしていた。

 また、米海軍の原潜「グリーンヴィル(USS Greeneville)」は2001年にハワイのオアフ島沖で愛媛県立宇和島水産高等学校所属の訓練船「えひめ丸」と衝突事故を起こし、実習生4名、教官2名、船員3名の計9名が死亡するという大事故を起こしていた。

 今回、僚艦と衝突事故を起こしたハートフォードは、潜望鏡深度で航行を行っていた。


おばかさん…
潜水艦のソナーって役立たないのか?と疑ってしまう。
まぁ万能ではないから仕方ないか。
死傷者とかが出なかったのが幸いです、

口径25センチの天体望遠鏡で国際宇宙ステーションを見てみると

2009年03月29日 19時41分03秒 | Weblog
画像は今月20日、オランダのアマチュア天文家、ラルフ・バンディバ(Ralf Vandebergh)さんか口径25センチのニュートン式反射望遠鏡を使って撮影した国際宇宙ステーション(ISS)の映像。

 バンディバさんによると特に特殊な追尾装置などは使わず、マニュアル操作でISSの動きと連動させながら撮影したものだと説明している。

 スペースシャトル「ディスカバリー」で新たに設置されたソーラーパネル「S6トラスセグメント」に加えて、格納庫を開いてISSにドッキングしているディスカバリーまではっきりと区別することができていることが判るだろう。


さすが、夜空で一番明るい物体ですなぁ。
見てるぶんには良いんですけど…
こういう閉鎖空間で3ヶ月滞在とか、考えられない。

逃げ道はロシアの宇宙船という不安感がたまらんね。