鴨着く島

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鹿屋市でもクラスタ―発生

2020-12-15 12:58:18 | おおすみの風景
11日に最初の感染者が見つかった鹿屋体育大学で、今日までに併せて14人の集団感染(クラスタ―)が発生したという。

鹿屋市では7月に1名、8月に2名が見つかっただけで長いこと「清浄地域」だった。そして11月にポツンとそれに1名が加わっただけだったのだが、ここへ来て一気に増加した。

詳しい感染ルートは発表されていないが、特定の学校内クラブやサークル活動によるものではないことははっきりしているらしい。

寮生活からなのか、アパートなどでの交流からなのかも不明だが、今時だから、おそらく何らかの飲食を伴う行動によるものではないかと思われる。

「三密」を避けて行動するようには学校から言われていたのだろうが、飲酒が間に入ると羽目を外しやすいのは、学生に限ったことではない。

今朝の新聞によると大学内の濃厚接触者は54名に上るそうで、今日15日に彼らに対するPCR検査が実施されるそうである。そうなると感染者がもっと増える可能性が大だ。

さらに体育大の発表では、学生の半数に近い360名ものPCR検査の実施を保健所に申請してあるというから、かなりの危機感を持って対応していることが分かる。

ここは是非とも早い段階で沈静化してもらいたいものだ。高校などに飛び火したら、特に1か月後に受験を控えている3年生など、親も子も戦々恐々の心中だろう。そう思うと気の毒だ。


今朝早くウメの散歩で畑地帯を歩いていると、ひと月くらい前から始まった「畑への灌漑導水施設(パイプライン)工事」を知らせる工事看板に出くわしたが、工事の内容のほかに新型コロナウイルス感染対策のキャッチフレーズが絵解きで書かれていた。

思わず苦笑してしまった。(注)「ぐりぶー」というキャラクターは鹿児島県産の黒豚をイメージしたもので、残念ながら隣県のくまモンの後塵を拝しまくっている。

もう誰でもどこでも「三密」は欠かせないが、やはり「人間だもの」と割り切るしかないか。幸い学生のほとんどは軽症か無症状だという。そうであれば、若者よ、高齢者には近づくな!(or 高齢者よ、若者には気を付けよ!)