午前中、高隈山と桜島の冠雪を撮りに行き、帰ってから昼食後に鹿屋市の東地区学習センターと田崎学習センターに用事(市民講座の展示会)があり、東学習センターの後に行った田崎学習センターでの用事を済ませ、館内から出た時のことである。
朝方はほぼ快晴でよく晴れていたのだが、やや上空に雲が増えていたのに気付き、見上げたのだが、その際「ええっ」と息を吞んでいた。
上空の班らの雲の間を掻き分けるかのように、一本のギザギザした長い雲がすうっと上空に伸びているのだ。
飛行機雲と違うのはまずその高さだ。飛行機雲の場合高度は1万メートルとかそのレベルの高さだが、この雲は上空に広がっている淡いうろこ雲のような雲より低い所を横切っている。
よく見るとひも状の雲の側面には刷毛でこまごま書かれた綿のような筋がある。まるで龍のうろこかひげのようだ。
雲は学習センターの頭上を北東から南西方向へと延びていた。駐車場のすぐ下は田崎運動公園の一角で芝生になっており、そこに下りて館の上をずっと伸びて行く雲を写してみた。
南西方向へ伸びる雲はかなり行った先でようやく薄れ始める。我が家に帰る途中でも薄れながらも続いているのが見え、南の500メートル前後の山並み(横尾山系)までたどることができた。
館内から出て最初に見た時の印象は「竜」であった。摩訶不思議な雲である。
人生75年にして初めて見るタイプの雲には違いない。
どうしたらこのような雲が発生するのだろうか、今のところ全く分からない。
たまに聞くことのある「地震雲」なのか?
そういえば、このところ宮崎県沖の日向灘を震源とする大きな地震が多い。日向灘の方向はまさに北東である。
この雲の発生とはかかわりなく、この先、日向灘を含む南海トラフ巨大地震は間違いなく発生するので、気を引き締めておかなくてはなるまい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます