ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

これ、春の雲?

2019年02月05日 | 俳句

 今日は朝から晴れて気温も13度と暖かでした。何だか立春と聞いただけで気持まで軽くなったような…。でも、お彼岸までにはきっと2,3度は寒くなるときがあるでしょうね。だって「寒戻り」とか「冴返る」「余寒」という季語があるのですから。

 午後からは俳句教室。余りの暖かさにコートを着ずに行ったら、終って帰る時は曇、やっぱりぞくぞくっとしました。空を見るとナントもいえない雲が一面に…宇部は夜から明日に掛けて雨とか。だからなのでしょうか、最低気温が8度と。でも山口県の最低気温は0度になっているんですよ。

 今回の兼題は「雪晴」、もちろん冬の季語。〝去年は雪が積もったけど今年は…〟と、兼題が難しかったというので、〝誰が出したのよ~〟というと、ご本人でした。(笑)

 最高点が2句あって、これはどちらも〝メイ句だね~〟というと、みなびっくり。〈雪晴の光飲み込む山の峰〉と〈雪晴の滑走路ゆく牽引車〉の句。前句を採った人の弁、〝大きな山の景が見えて光飲み込むがよかった〟と。〝山はどんな様子なの?〟〝雪で真っ白…〟〝では太陽が当たったらどんなかしら?〟〝反射して眩しい…〟〝?…〟他の人も???〝そうですね、ほら~迷句でしょ〟というと大笑い。ちなみに、この句は「山の峰」まで言わなくても「峰」だけでOKだもんね。後句の方は〝名句よ〟と言うと、作者はポカ~ンとして、〝ほんとに信じていいんですか?〟と。(笑)

 これは困った!たまに誉めると本気にしてもらえないんです。でもこの句は正真正銘の名句。〝雪晴の飛行場がよく見えますね。当然滑走路は雪掻きしてあるでしょうが、他は真っ白。そこを牽引車が…〟〝これは羽田のような都会の飛行場でしょ。宇部空港ではどうも…〟というと、作者すかさず〝帰国して成田空港へ降りようとしたとき、空港が雪でしばらく待たされて、上空を旋回していたときに見たんです。滑走路を牽引車だけが走っていて…〟と。やっぱり実際に見た景と想像での景の違いでしたね~。

 といってもいつもいつも実景を見て詠むというわけにはいきません。だから見れるときにはしっかりと目に焼き付けておかないと。雪などはこちらではなかなか見れませんので難しいのですが、何でも出来るだけ見たり、聞いたり、体験したりと…これが〝俳句の肥やし〟になりますからね。頑張りましょう! 

コメント
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