昨日の朝は曇ってはいても雨は降っていませんでしたからラジオ体操へ…何だか久し振りという感じ。ちょっと蒸し暑いかなと…でも風が吹いて、午後からのK俳句教室も順調に済みました。
だって、また山口県でも新型コロナの…それも変異株の感染者が増大していて、連休後は最高で66人、少なくても40人前後という状況でした。宇部でも5月始め頃は1~3人程度だったものが、その後多いときは15日8人、19日7人、20日8人、21日9人と日ごとに増えて、いつの間にか366人になっていたんです。ビックリしましたよ。
そのため、緊急事態宣言は発令されなくても、県も市も今月いっぱいは感染拡大防止集中対策をとるということで、公共施設等の使用の自粛を要請。そのため会館などの講座を中止するところもたくさんあり、私の教室も幹事さんたちが〝先生、どうしましょうか?〟と言ってきたのです。
しかし、市の方も中止を強制することは出来ませんので、私たちは十分に気をつけて開催することに。だってなくなると投句に困りますものね。
無事に終わって帰る頃はすっかり晴れて、きれいな青空が…久し振り!でも、やっぱり南の方にはこんな雲も…
俳句教室ではいつも〝見える句〟を詠むようにと指導しています。そのためには、〝抽象と具象〟ということを考えること。ということで、今回はそれを中心に考えてみました。季語にも抽象的なものと具象的なものがありますから。
例えば、今回出た〈暖かや夫の話も上の空〉という句、これは夫婦の会話の様子を詠んだもの。夫は一生懸命に何か話をしているのでしょう。それなのに作者はその夫の話を〈上の空〉で聞いているんですね。
ところで、「上の空」というのには、①〝いい加減なさま。不確かなさま〟という意味の他に、②〝心がうきうきして落ちつかないさま。よそに心が奪われて、あることに注意が向かない状態〟も意味する言葉です。ではこの作者はどっちの状態なんでしょう。そこで働くのが季語だということ。
この上掲の句は「暖か」が季語。これは基本的には肌に感じる客観的な温度をいったもので、冬の「寒し」や夏の「暑し」に対応するものです。しかし、一方では心に感じる「暖かさ」というのもありますから、結構奥の深い季語といって良いかも知れません。
そこで、作者に聞いてみました。〝もしかしてこれ、暖かいのでついうとうと居眠りをして、ご主人様の話が上の空だった…とかいうことなの?〟と聞くと、そうですって。わあ~やっぱり!(笑)
〝まあ、その気持は解るけど、ちょっと勿体ないわ。何か具象的な季語にするとぐっと良くなるのに…〟と言って…
あなたの心が奪われるようなことがないか考えてみて…。例えば、「蕨採る」とか「浅蜊取る」とか…。そうすると蕨だったら野山が見えてくるし、浅蜊なら海や砂浜が見えてきます。当然暖かでお天気もいいに決まっているでしょう。更にはあなたが熱中して心を奪われている様子も。結局、「暖か」という季語は雰囲気だけで、何にでも即きそう。だから使いやすい季語のように思うのでしょうが、しっかりした具象がなければ見えてこない曖昧な句になってしまうのです。
皆さんもかつて自分が遭遇した場面を思い出し、上五の季語を考えてみませんか。きっと面白いですよ。
ああ、もう一ついい話が…といって、前回書くのを延ばしたのがありましたね。早く聞きたいと、期待して下さった方もおられたようで…アリガタイこと!
でも、ガッカリしないで下さいね。私にとっては…ということですから。
実は、3日前分厚い封書が届いたんです。誰から…と差出人を見ると、ワンゲルの後輩のM子さん。彼女には毎年OB会で逢っていたのですが、この3、4年逢ってないような…?以前久し振りに手紙を貰って、それが山の話ではなく俳句の話だったんです。あれからもう1年?いや2年経ったかも…。それが今回の手紙に繋がってくるんです。
じゃあ内容をちょっとご紹介しますね…
〝突然ですが……私、今年初めから「ちわきの俳句の部屋」の、2017年2月15日から読みました。今までちょこちょこ覗いていると話がつながらず、少し戻ってみては…を繰り返していたので、エイヤーッと最初から…丸4ヶ月、5月9日に追いつきました。〟
更に〝途中から「コメント」なるものに気付きましたので、次はコメントも初めからチェックして、今日5月15日、全て見終わりました。〟と。
まあ、恐れ入りましたよ!1日も欠かさずに書いているわけじゃありませんが、最初から結構ボリュームのある文章でしたから、それが約4年3ヶ月分ですよ…考えただけで気が遠くなりそうでしょう。
その根性に参りました!さすが〝ワンゲル〟で鍛えられただけのことはあります。終りの方に〝ブログを全て読み終え、気分が高揚したままに走り書きで失礼しました。〟とも。だからすぐに感想を書いて送ってくれたんですね。もう、感謝、感激!いい後輩を持ったもんです。アリガトウ!
更に、これにはおまけがついているんですよ。まあ、聞いて下さい。その2日後に届いた俳誌「馬酔木」、その馬酔木集の頁を捲って見ていると…アラッ!〇〇〇〇子と、彼女の名前が目に飛び込んできたんです。エエッ、いつから投句してたの?知らなかった!
確か以前に贈った私の句集のご縁で、馬酔木に投句しておられる方と懇意になり、夏井いつきさんの〝俳句ライブ〟も見に行ったという話を聞いたっけ…。じゃああなたも俳句を始めたら…と勧めたとは思うのですが。その後逢うことも話すこともなかったので、気がつかなかったんです。本当に偶然だったんですが、何だか神さまのお導きがあったようで…とっても感動的でした。
更に付け加えて言うと、今日、宇部に来られた夏井いつきさんの講演を聞く機会がありました。そのことはまた次にでも…とにかく何だか不思議な縁を感じてしまいました。これがまさに〝俳縁〟ということなんでしょうか。
いかがでしたか?感動する話でしょう。それで、私、一瞬先日の異常アクセス数は彼女のせいなの?と思ってしまったんですが、彼女は4ヶ月ほどかけたんですから違いますよね。あれは1日だけのことでしたもの。
ああ、そうそう、彼女が書いていました。〝これもコロナで家籠りのお陰です〟と。ならば、私は〝コロナ様〟といって、感謝しないといけないのかしら? ンンッ…
すご~い!4か月かけてブログを遡って、全部見てくれた。
これは。感動ですね。すばらしい!
しかも、ちわきさんと同じく馬酔木の会に
投句なさって。スゴイとしか言いようがありません。
やっぱりコロナ様かも~~(笑)
今月は病院月間です(^^; 肺のCT再検査と
整形で左膝と左肩に💉 左肩は重いものを持てない状態。
膝はずっと前から、変形性ひざ関節炎ですって。
畑でしゃがんだり、立ったりがとてもきつくなってくると💉に行きます(泣)
ちわきさんも、怪我した足をお大事にしてね。
コメントアリガトウございます。
昨日は何だか疲れて、ちょっと頭痛かな…で、失礼しました。
後輩、スゴイでしょ!こんなにされるとやっぱり嬉しいですね。
骨折した足はもう忘れるくらいですが、実は私も〝変形性膝関節症〟なんですよ。
それで10年以上の治療…あれやこれやしても、ちょっとよくなるかと思えばまた悪くなっての繰り返しでした。
もう注射もイヤ、薬はもっとイヤ…ということで、現在筋トレのリハビリ中。
最終的にはこれが一番のようです。
我が身は我が身で治すという自己治癒力かな。
今のところ膝を筋肉でホローして、歩く時は痛くなくなりましたが、立ったり座ったりは…、まして正座などは絶対にダメ…という状態です。
一番悪いときは歩くのも痛いのでびっこを引きながら歩いていました。
それで皆から労られましたが、今はみんなと同じように歩くので、〝先生、足が治りましたね〟などと言われるぐらいなんですよ。
今ラジオ体操から帰ってきました。
ミルクさんも自分に合った運動をコンスタントに心がけるといいですよ。
ただし、絶対に無理をしないことね!
お互いにガンバロウ。