今朝も寒かったですね。昨日と同じく最高気温は10度まで上がりましたが、何とも風の冷たいこと!朝のラジオ体操へ行くときは指先がジンジンしますもの。でも、明日からまた寒波が襲ってきて今日以上に寒くなるんですってよ。やっぱり私は寒いのは苦手…肩が凝り頭まで痛くなるんです。イヤですね。
さて、今日も俳句教室で、兼題は「年賀状」。〈会いたいね友の賀状へ独り言〉が最高点句でした。他には年々賀状が減ってくるとか、アナログ時代の方が良かったなどという句も。その中に〈再開すと伯母より賀状三年ぶり〉というのがあって、作者に聞くと、伯母さんがもう年だから年賀状仕舞をしたものの、やっぱり新年に賀状が来ないと淋しかったのでまた出すことにしたのだということでした。なるほどね!
ところで、皆様は今年の賀状はどうされましたか。近年、特にコロナの流行の影響が続いていて、それに加え昨秋の郵便料金の値上げが拍車をかけ、年賀状仕舞をする人が急激に増えたような気がします。私などは一昨年、昨年と続けて喪中でしたので、いつもより数が半分以下になっていましたから、それの延長でそのまま今年に繋がったような感じです。それでもまあまあの数が来ていましたから、それを元旦のお節をいただいた後に一枚一枚ゆっくり読んでいると…ああ、お正月だなあ~と、久しぶりの人たちの顔を思い浮かべながら…そう、上掲の句のように懐かしさがこみ上げてきて、〝会いたいな〟と思いますもの。これはもうお金の問題とかじゃあないわと…。だってこの気持ちはお金では絶対に買えませんからね。
年末の慌ただしさの中での年賀状書きの煩わしさがなくなって、すっきりしたという方もいらっしゃるでしょうが、私はやっぱり日頃なかなか会えない人とはせめて元気だという証明の年賀状ぐらいは遣り取りしたいと思います。自分は出さず楽をして、他人からは貰いたいというのは虫が良すぎますものね。今日の投句の中にも…〈賀状のみの遣り取り卒後五十年〉という見習いたい句もありましたよ。
最終的には〝やっぱり、賀状が来るのはうれしいものよね〟というのがみんなの偽らざる実感でした。それを〇〇歳になったからやめますなんてわざわざ宣言しなくてもいいのではと…
実は元旦に年賀状を取りに出たとき、一緒に「日本郵政株式会社 社長 増田寛也」氏の挨拶状が届いていました。それを読むと、確かにそうだなあと思ったんです。それでは、その挨拶文を以下に書いておきましょうか。でも私は決して郵便局のまわし者ではありませんからね。念のため…(笑)
あけましておめでとうございます 本年も皆さまからの年賀状を心を込めてお届けします 年賀状は平安時代から存在したといわれています 先人たちも年に一度のあいさつで 大切な人とのつながりを育んでいたのでしょう 「年に一度。だけど、ずっとつながっている。」 もし思いがけない方から届いていたら 年明け年賀状いかがですか
今確かにハガキは63円から85円になりました。以前の値上げ額と比べると今回は大幅に上がっています。しかし、考えてみれば、どんなに雪が降った日でも、またどんな山奥にある一軒家へでも、とにかく配達してくれるんですよ。そんな郵便配達夫さんのことを思えばちっとも高くはないんですよね。たとえばもし自分で持っていこうとしたら、どれほどの運賃がかかるかを考えてみてください。お分かりでしょう。一人暮らしの方や高齢で外に出かけられないような人への一枚の便りがもたらす喜びというものを。その価値はこれはもう測り知れないに違いありません。だったらみんなの幸せのためにみんなで少しずつ分担していると思えばいいのでは。要するに昔からある〝持ちつ持たれつ〟という精神で互いに助け合って生きていくことが大切なことではないのでしょうか。
でも、今回はそれが一度に大きく値上げされてしまったからかも知れません。おまけに他の何もかもが。それでは庶民、いや年金暮らしの者や給料の低い若者たちにとっては生活そのものが脅かされて反発もしたくなるでしょう。しかし、昨年の夏の猛暑で野菜などが不作、また燃料の油や肥料の値上がりなどで悲鳴を上げている生産者さんの思いもよく分かります。生き残るためには物価を上げることしかできないという現実…だからと言って私たちも…ないものはないんですものね。
昔〝こんな女に誰がした〟という歌が流行ったことがありましたが、まさに〝こんな社会に誰がした〟と言いたくもなりますよ。ところがこんな状況でも甘い汁を吸ってぬくぬくとしている一部の特権階級や詐欺師たち…と、、こんなこと言い出したらキリがなくなりますからやめますね。私はブログにはこのような話は書かないことに決めていますので…どうかお許しください。では、また…ネッ!
写真は、やっと出た水仙の蕾。それにこんな時期に高砂百合が一つ…この寒さの中で可哀そう!やはりこれも〝狂い咲き〟なんでしょうかね。
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