元日に出雲大社へ行ったら、隣の「古代出雲歴史博物館」は三が日無料開放とのこと。これは行くしかないでしょう。「無料」という言葉に弱いんですよね。
入り口ホールには出雲大社の本殿前から出土した宇豆柱が展示されています。
ガラスケースの反射で見難い画像です。
年輪が高山の等高線みたいで、仙人が住む山奥のジオラマと見紛うばかりです。
ガラスケースにレンズを当てて撮影しました。ガラスに指紋が付くと、展示係の職員さんがサッと拭き取ります。ガラスはあまりに綺麗なので、時々、不注意でぶつけて鼻の脂が付くようです。
これがその図面。図面どおりの場所から柱が出土したのです。
以前は伝承でしかなかったのですが、巨大高層本殿が現実に存在した証明になりました。
本殿屋根の千木と鰹木の実物が展示されています。近くで見ると大きさに圧倒されます。
次に斐川町の荒神谷遺跡から出土した銅剣と銅鉾です。数に圧倒されます。国宝です。
これを収蔵するために荒神谷博物館が建設されましたが、肝心の宝物は荒神谷博物館にはありません。「仏を作って魂入れず」。空っぽの収蔵庫があるのみ。一部が里帰り展示されています。
ここにあるから観光客には喜ばれますが、・・・・・。
加茂岩倉遺跡の銅鐸も陳列されています。これも国宝。
細かな模様が芸術的です。
Nikon Df + Nikon AF-S Nikkor 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR
館内はストロボを使用しなければ撮影可能です。白熱電球、またはLEDの照明です。色温度の補正をしていますが、実物の色とはちょっと違うかも。