松江市、宍道湖の北岸にある松江イングリッシュガーデンでフラワー・イン・シマネが開催されました。
先日の花の郷のフラワーフェスティバルとセットになっているイベントのようです。室内のイベント会場には花き生産者の花の品評会、フラワーショップのアレンジメントの展示がありましたが、こちらは見学者が多く、照明も暗いので、撮影はもっぱら屋外のガーデン部分です。
今回は気合を入れてマクロレンズ持参でお花の撮影です。ただ、天気がさえない。昨日の夜から雨、午後には雨があがるとの予報ですが、空模様はすっきりとしません。直射日光がありませんので、フラットな光が被写体全体を覆い、コントラストの低い写真ですが、雨上がりのしっとりとした質感がまた良い感じということで。
秋の松江イングリッシュガーデンは花が少ないです。最も素敵なのは初夏の薔薇の季節ですが、庭を散策して幾つかの花を見つけました。実は私は、花の名前よく知らないので花の解説はご容赦を。
回廊の水鉢に睡蓮が咲いていました。夏の花だと思うのですが、ファインダーを覗いてみると、有機質的な(生きている花なので有機質なんですけど)艶めかしさ、というのでしょうか、紫と黄色のグラディエーションに引きこまれそうです。
中庭の中心に噴水があります。センサー感度を上げて6400分の1でシャッターを切ると、液体であるはずの水が、粘性を持った物質であるとがわかります。昨年のこと、D700を購入して初めてイングリッシュガーデンで色々と試写をしましたが、その時に興味半分で超高速シャッターを試してみたら、こんな絵が出てきてびっくり。それ以降、イングリッシュガーデンを訪れる度にこの噴水で、水しぶきを撮影しています。
本日の使用レンズは、トキナー AT-X M100 PRO D 100mm F2.8です。ISO1600、F5.6、絞り優先オートです。屋外では風で被写体が揺れるので、オートフォーカスに頼っています。カメラが被写体を捉えきれず、フォーカスが合わなくなることがありますが、そんな時このレンズは便利です。フォーカスリングをMFにスライドさせればマニュアルフォーカスに切り替わります。フォーカスリングの回転方向もニコン純正と同じですので、他のニコンレンズと違和感なく操作できます。
オートフォーカスに頼りすぎると日の丸構図になりがちです。ファインダー内のフォーカスポイントを中心から上方向にずらしていますが、それでも、日の丸的かな。トリミングすればもう少し絵に変化が付けられるでしょう。