神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

神戸・都会の中の異国

2015年05月07日 01時00分00秒 | 旅行

 北野・異人館めぐりは終わり、家族との待ち合わせ場所の南京町・中華街へ向けて坂を下って歩きます。JRのガードをくぐると、「あれっ?」見たことある建物。「誰かのブログで見たことのある。これって神戸だったんだ。そうなのか。神戸なのか」

 帰宅後調べた情報ですが、株式会社ワールドが作ったMEDITERRASSE (メディテラス)。 南仏マルセイユの古い町並みのような外観と、相反する近代的な外観が特徴的なファッションライフスタイルストアとのこと。

 背景の近代的ビルの壁面に南仏が粘菌のように張り付いています。表現が変だよね。

 コンクリートと鉄・アルミの無機質な現代建築の町の中に、自然石と漆喰で塗り固めたような、意図的に古めかしさを作り出してはめ込んだ有機物の風景。交通信号とか道路標識が無ければとっても絵になるけど、そんな現実がファインダーフレームに入ってくると近代日本に引き戻されます。被写体としてはとっても面白い。画面の切り取り方で雰囲気を出せます。



























Nikon Df + Nikon AF-S Nikkor 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR

 南京町・中華街へ。ここで昼食の予定です。でも、天気が良くて連休期間中。ものすごい人です。身動きが取れません。















Nikon Df + Nikon AF-S Nikkor 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR

 人混みにもまれて食欲は失せます。中華料理屋さんの店頭屋台で行列に並んで小籠包を注文。小路に避難して立ち食い。味わう余裕はありません。宣伝文句としては「小籠包の中から溢れだす肉汁」のはずでしたが、乾燥して破けた皮の中から硬くなったひき肉の塊。かなりのがっかりです。

 高層ビルの谷間。喧騒に満ちた人混みの淀みの中で逞しく働く人々の中華街。絵的にはこれはこれで楽しめる街です。


最新の画像もっと見る