おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 ② 陰陽應象大論篇 第五 第四節
水爲陰、火爲陽。陽爲氣、陰爲味、味歸形、形歸氣、氣歸精、精歸化。精食氣、形食味。化生精、氣生形。
訳
水は冷たいものであり、静的なものであるから陰とし、火は熱いものであり、絶えず動いているものであるから陽とする。
陽は外邪の侵入を防ぐものでもあるから、陽は気とする、味とは飲食物であり、陰は形のあるものであるので、陰は味となる。
人は五味という飲食物を摂取すれば、消化吸収され身体を形成する。
肉体が健全ならば、人の生命力と抵抗力も旺盛となる。
体内に生命力と抵抗力が旺盛となれば、精力つまり心身の活動力も旺盛になり、何事にもがんばろうという精根(精力と根気)が強くなる。
生体内に起るいろいろの多くのものの変化は、飲食消化吸収排泄その他、これらの化の作用が正常に行われるか、吸収の悪い人が太れない、疲れやすい、気力がない、病気の回復が遅い等になるかは、その人の精に関するものである。
之を精は化に帰すというのである。
精は気を摂取することにより養われる。形(肉体)は飲食物を摂取することにより養われる。
化の作用により、新しい精が生じる。精が生じて、満ちてくると、気の作用により、肉体を滋養し生体は成長していく。
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