おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
【五月病】誰にでも起きる「こころ」の病 漢方薬での治療
新入生や新社会人が一斉に巣立つ季節になりました。
ところが、さわやかな気候にもかかわらず、入学や入社からひと月ほど経った5月ころになると、元気が無くなり、出社拒否や憂鬱状態に陥り、精神が不安定になる人がいます。
こうした症状を「五月病」と呼んでいます。
症状は、頭痛、めまい、動悸、朝起きられない、疲れやすい、食欲不振などの身体症状に加え、イライラする、気分が落ち込む、夜眠れない、気力が低下する・・・など症状は様々です。
このような症状は新人特有なものとは限らず、転筋や転居など環境の変化を契機にして、誰にでも起こります。
「五月病」は正式な病名ではなく、一般的には自律神経失調症に伴う一つの症状と考えられています。
春になると草木が芽吹き、冬眠していた動物たちは姿を現します。
あらゆる生命力が天地に満ち溢れようとする季節です。
自然が一斉に活動を開始するように、人間の身体も伸びやかになるのが春です。
気分が高揚して、気持ちもウキウキして行動的になります。
行楽シーズンといわれるのも、ごく当然のことといえます。
ところが、環境の変化などのストレスが加わると、そうした高揚したエネルギーをコントロールできず、空回りしてしまうことがあります。
こうして起こるのが「五月病」です。
①クヨクヨ型には加味帰脾湯
クヨクヨ型は、胃腸が弱く疲れやすい、些細なことで傷つきやすい、自分の殻に閉じこもることが多い、夢をよく見る、血色が悪い、最近家族と口をきかない、などが症状の特徴です。
気が弱く、クヨクヨ考え込んでしまうタイプによくみられます。
こうした症状には加味帰脾湯が適しています。
②イライラ型には加味逍遥散
外見的には礼儀正しく、仕事もてきぱきとこなすのですが、自分の感情を抑制しストレスを溜め込んでしまうタイプです。
症状の特徴としては、自分の思うようにならないとイライラする、カーッと熱くなる、目が充血し顔が火照る、気が高ぶって眠れない、などストレスからくるイライラ感が強く現れます。
こうした「イライラ感が強い」ときには加味逍遥散が適しています。
③ドキドキ型には柴胡加龍骨牡蛎湯
最も多い五月病がこのタイプです。
緊張することが多い、普段から驚きやすい、疲れやすく動悸がする、漠然とした不安感があり、夜眠れないことがある、などの症状が特徴です。
いわゆる「あがり症」が昂じるとこれらの症状が現れやすくなります。「ドキドキ型」には柴胡加龍骨牡蛎湯をお勧めします。
この薬には、牡蛎(カキの殻)と龍骨(古代哺乳動物の骨)という天然カルシウムが、緊張からくる精神の興奮を鎮めます。漢方の精神安定剤として幅広く御使いいただける薬です。
ストレスなどの精神症状に対応する漢方薬はいろいろあります。
お使いになる方の体質によって使用する薬が異なります。
是非一度ご相談ください。
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本体価格
250g 8,000円
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分包品1包1g入り60包3,500 円
1包60円