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陰陽應象大論篇 第五 第九節 語句の意味 1-2

2010-04-25 05:44:28 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 ② 陰陽應象大論篇 第五 第九節

 岐伯對曰。東方生風。風生木、木生酸、酸生肝、肝生筋、筋生心。肝主眼。其在天爲玄、在人爲道、在地爲化。化生五味、道生智、玄生神。神在天爲風、在地爲木、在體爲筋、在藏爲肝、在色爲蒼、在音爲角、在聲爲呼、在變動爲握、在竅爲目、在味爲酸、在志爲怒。怒傷肝、悲勝怒。風傷筋、燥勝風。酸傷筋、辛勝酸。

語句の意味 12

風=植物の中には風の力によって花粉の媒介を受けて、結実するものはたくさんある。米・麦・粟・黍などは凡て風のちからによるものである。一般の動物には、所謂交尾期というものが一定していて、俗にこれを「さかりがつく」という。それは或る特定の季節に限られたものの如くであるが、所謂季節風の官能に起用するものではあるまいか。鍼灸医学大系

東=ひがし。太陽が上る方角。ハル→春。明解漢和辞典

 =始めて万物の生ずる所、それが東であり、そして万物を発生させる力、それが前述の風である。鍼灸医学大系

 凡てのものが東方から始まる。そこで「東方は風を生ず」ということにはじまるのである。鍼灸医学大系

生ず=生育する。

酸=酸味は肝の生長を促す。胆・筋・眼に作用する。

肝=筋に合され、肝の異常は目に表れることがある。

肝は筋を主る=筋は肝によって栄養され、また、筋は骨、関節に附し、その弛緩収縮によって全身の肌肉関節を自在にあやつる。故に、「肝は運動を主る」と言われている。

筋=肝の精気の盛衰と筋力の強弱とは密接な関係がある。

心=筋(木)は心(火)を生ずる。

眼=肝は眼に開竅する。肝臓の精気は目の竅に通じ、視力の強弱と肝は直接に関係している。

玄=くろ、やや赤みをおびた黒色。北、五行思想による「―天」。奥深い道理の形容。玄奥。天。

化=自然が万物を育成する力。

五味=酸苦甘辛鹹の五種である。味が異なると作用も異なる。≪霊枢五味論≫「五味之は口に入る也。各走る所あり。各病む所あり。」

明解漢和辞典、漢方用語大辞典、鍼灸医学大系

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