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黄帝内経素問 ② 陰陽應象大論篇 第五 第九節
岐伯對曰。東方生風。風生木、木生酸、酸生肝、肝生筋、筋生心。肝主眼。其在天爲玄、在人爲道、在地爲化。化生五味、道生智、玄生神。神在天爲風、在地爲木、在體爲筋、在藏爲肝、在色爲蒼、在音爲角、在聲爲呼、在變動爲握、在竅爲目、在味爲酸、在志爲怒。怒傷肝、悲勝怒。風傷筋、燥勝風。酸傷筋、辛勝酸。
岐伯がお答えして申し上げました。
東方は春に配当され、生物を育み始める風が生まれます。
風は木を成長させ、木は実を結ぶとき酸っぱい味になります。
酸味は肝を養い、肝は同じグループの筋を養い、筋は心を生じ養います。
肝の気は目を主るものであります。
宇宙においては奥深い道理・どうして起こったか不思議で、人間にははかり知ることの出来ないようなことがあり、人には自然界の変化に適応する方法があります。
大地にあっては自然が万物を育成し、そして五味を生じます。
陰陽の道理は智慧を生み、人間にははかり知ることの出来ないような陰陽の働きが神を生むのであります。
神は自然界にあっては風となり、地上に在っては木となり、人体に在っては筋となり、五臓にあっては肝となり、色にあっては青となり、音に在っては角となり、聲に在っては呼となり、病変にあっては動作として手を握るとなり、七竅・顔面にある竅では目となり、五味に在っては酸となり、志・情志の変化は怒となります。
怒が過ぎると肝を傷り、悲は怒に勝ちます。
風が過ぎると筋を傷り、酸味が過ぎると筋を傷り、辛味は酸味に勝ちます。
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