おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
クラシエ漢方療法推進会の資料より
不妊症(活血剤の応用)1-2
・・・不妊と血流障害(西洋医学と漢方療法)
正常な夫婦生活があって、2年以上妊娠しない状態を「不妊症」といいます。不妊の原因は様々ですが、例えば性ホルモンが卵巣や子宮へ到達しにくい場合など、循環障害は大きな影響を及ぼします。子宮筋腫・子宮内膜症、多嚢胞性卵巣嚢腫、高プロラクチン血症、抗精子抗体なども、循環障害との関係が深い疾病です。
臨床では、受精しても卵が育たない「不育症」のケースが多く、従来は内分泌療法や免疫療法が中心でしたが、実際には血液凝固系の異常が多く、低用量アスピリンとヘパリンを組み合わせた、抗凝固療法によって妊娠成功率は著明に改善されているとのことでした。
漢方治療においても昔から、人体を養う源である気と血の不足や肝(子宮や卵巣の働きを含み、肝の血液量)腎(生殖能力)の不足を補う「補法」による対処が行われてきました。
朱丹渓(1281-1358)は、
「人の胎を育するは、陽精の施なり、陰血よくこれを摂して、精はその子となり、血はその胞となり、胎孕すなわち成る、今婦人の子無きは、おおむね血少なきにより、もって精を摂するに足らざるなり」(丹渓心法・婦人)
朱丹渓・丹渓心法・婦人 の訳
「妊娠して胎児を育てるのは父親と母親が健康で丈夫な身体があってはじめてできるもので、健康な父親の精子、母親の卵子があって受精も可能となる。特に母親の栄養状態が良好であれば子宮の内膜がフカフカで受精卵を留まらせ栄養を与えることができる。最近の不妊症の多くは母親の栄養不足のため受精卵を留まらせ栄養を与えられなくなってるのが原因です」と述べています。
しかし現代においては、気血がスムーズに巡らないために月経が調わず、卵子が育ちにくかったり、精子と出会いにくかったりすることも不妊の大きな原因となっています。漢方治療における活血剤の役割が高まっているといえるでしょう。不妊症と様々なオケツの関係と、活血法の応用についてご説明します。
不妊症 内分泌療法 子宮筋腫・内膜症 多嚢胞性卵巣嚢腫 高プロラクチン血症(母乳が出ているので、妊娠していると勘違いして、受精、着床しにくい。)
+
不育症 免疫療法 抗凝固療法 抗精子抗体(精子に対し抗体を持ってしまい、受精しない。)
↓
漢方治療 補肝腎 補気補血 肝(子宮卵巣を含む)腎の先天を補い、気を補い、血を補う。
活血化オ(疏肝理気) 血行を良くして、うっ血を取り除く
化痰燥湿 湿気による病邪を除去する
先天=人身生命の本元。受胎時に受けた生命根源の力、精神と気力。
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