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六節藏象論篇 第九 第六節 訳

2010-12-18 09:16:47 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

黄帝内経素問 六節藏象論篇 第九

 

第六節

帝曰。有不襲乎。

 

岐伯曰。蒼天之氣不得無常也。氣之不襲是謂非常。非常則變矣。

 

帝曰。非常而變奈何。

 

岐伯曰。變至則病。所勝則微、所不勝則甚。因而重感於邪則死矣。故非其時則微、當其時則甚也。

 

帝曰。善。余聞氣合而有形。因變以正名。天地之運、陰陽之化、其於萬物孰少孰多。可得聞乎。

 黄帝が申されるには

 春夏長夏秋冬の運行が移り変わるのを受け継がないこともあるのであろうか。

 

そこで岐伯が申し上げるには

 天界にあって、万物を支配すると信じられた神、大自然の気はいつまでも変わることはないのであります。季節の移り変わりを受け継がないとなると、これを非常と謂います。非常とは変則(天の非常・気候不順)でございます。

 

  黄帝が申されるには

 変則にはどのように対処したらよいであろうか。

 

 岐伯が申し上げるには

 気候の不順は、人の体に影響を与え病になるのでございます。それが勝つところであれば(例として春・木が長夏の気候・湿・土に勝つ場合の春は)病は軽くて済み、勝たざるところであれば(秋・粛殺の気候・燥・金が春・木に勝つ場合は、春の)病は甚だしくなります。重ねて病を感ずれば則ち死に至ることもあるのでございます。ゆえに其の春・夏・秋・冬の四季に於ける春夏長夏秋冬の気が剋されない季節であれば病は軽くて済み、当にそれが剋されてしまう場合は病は重症化いたします。

 

  黄帝が申されるには

 善かろう。余は、春夏長夏秋冬の気により、生長収蔵の生、長という形が有る、形とは花が咲く、葉が芽生えるというように形となって出て来る、その四季の移り変わりに因り名称があると聞いている。万物の天地の運行、陰陽の変化はいずれが少なく、いずれが多いのか、聞くことが出来ようか。

 

 

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