漢方相談 昌栄薬品

漢方薬・自然薬が体に効きます、自然の生薬で病気に負けない体を作る
漢方相談 ご来店お待ちしています

良薬は口に苦し 1-2

2011-05-18 09:24:13 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

喜寿記念 渡辺武先生 著作集 P816

 

良薬は口に苦し 12

 

日中医薬研究会会長 薬学博士 渡辺 武

 

 中国の本草(ほんぞう)学では、「苦味の食物や薬物には、強心・消炎・止血・解熱・鎮痛・利尿など幅広い作用があり、心臓のオーバーヒートや血液障害などの人体の熱症をさます寒性を持つ」と欧米民族には未踏の陰陽寒熱の薬理学を提唱しているので、古来「良薬は口に苦し」の諺(ことわざ)がある。

 

 暑い炎天の夏を控え、春になると、フキ・ウド・タラ・オケラ・シュンギク・タケノコ・チャ・クコなど食性が苦寒・苦平・苦温の食物と薬草が登場するのも有難い自然の摂理である。

 

 京都が生んだ懐石料理の名人、辻嘉一翁は「甘味の料理は未熟の料理人でも調理できるが、苦味を生かした料理こそ、達人の調理である。」といっておられたが、食養からも至言である。

 

●春に多発する肝病と眼の疾患の対策

 

 昔は、自然界では冬の食物が得にくく、春を迎えるまで貯蔵食品で越冬してきたので、人畜は栄養不足であった。

肝臓栄養が乏しくなると、肝疾患や肝臓の窓である眼の疾患が多くなる。

ことに中国大陸では、春の風に飛散する黄砂で眼疾患が多発するので、薬物療法にも薬膳にも、その対策ができている。

 

 眼や鼻や口腔の炎症には、苦味のクコ、タケノコ、苦瓜を配互し、肝臓栄養を補うため豚肉、鶏肉、麻(ゴマだれ)・あわび・鶏がらスープ・銀耳(きくらげ)などを主材料とし、それらの動物蛋白の消化吸収を促進するため、黄酒(ホアンチュウ)・茉莉(ジャスミン)・コショウなどの香辛料が巧に使われ、美味な薬膳が構成されている。

 

 日本でも鹿児島・宮崎から沖縄の暖地では、夏の炎暑に備え、苦瓜料理が家庭料理に定着している。

夏の保健食として、熱性・炎症性の疾患にも卓効があるので、家庭菜園への導入をおすすめする。つづく

ゴールド三養茶

ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
 ハトムギの成分を十倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。

 

250g 8,400

500g 15,750