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黄帝内経素問 擧痛論篇 第三十九 第四節 語句の意味 4-5

2014-06-27 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 擧痛論篇 第三十九

第四節 飧泄を飱泄に訂正

 帝曰。善。余知百病生於氣也。怒則氣上。喜則氣緩。悲則氣消。恐則氣下。寒則氣収。則氣泄。驚則氣亂。勞則氣耗。思則氣結。九氣不同。何病之生。

 岐伯曰。怒則氣逆。甚則嘔血及飱泄。故氣上矣。喜則氣和、志達、榮衞通利。故氣緩矣。悲則心系急、肺布葉擧而上焦不通、榮衞不散、熱気在中。故氣消矣。恐則精卻。卻則上焦閉。閉則氣還。還則下焦脹。故氣不行矣。寒則腠理閉氣不行。故氣収矣。則腠理開、榮衞通、汗大泄。故氣泄矣。驚則心無所倚、神無所歸、慮無所定。故氣亂矣。勞則喘息、汗出、外内皆越。故氣耗矣。思則心有所存。神有所歸。正氣留而不行。故氣結矣。

 

語句の意味 4-5

卻=却。卻は本字。キャク。シリゾける→退。おし返す。はねつける。受けつけない。承知しない。のぞく。はらい除く。シリゾく→退。あとへさがる。ひく。カエって。反対に。サテ。また。動詞の下に添える助字、・・・してしまう意。「失却、忘却」

 

還=カン。ゲン。カエる→帰。もとにもどる。復帰。退く。かえりみる。カエす→返。もとにもどす。還付。環却、「還送」。つぐなう。カエって。あべこべに。反対に。メグる。メグらす。セン。マタ。ふたたび。もとのように。転ずる。まわる。動作がすばやい。スナワち。すぐに。即座に。

 

故氣不行矣

鍼灸医学体系(語句の解)

*新校正には「詳するに気行かざるは、当に気下行せざるに作るべきなり」と。

東洋学術出版社素問【注釈】

気行らず―『新校正』「気不行について考えてみると、『気下行』に作るべきである」。

 

寒則腠理閉氣不行

鍼灸医学体系(語句の解)

*新校正には「按ずるに甲乙經には気行かずを栄衛行かずに作る」とあり。

東洋学術出版社素問【注釈】

気行らず―『新校正』「『甲乙経』を調べてみると、『気不行』を『栄衛不行』に作っている」。

 

腠理=そうり・皮膚・肌肉・筋腱・臓腑の紋理や間隙などの総称で、皮腠・肌腠・粗理・小理・膲理などに分けられる。腠理は体液のにじみ出る所であり、気血を流通する門戸であって、外邪が体内に侵入するのを防禦するはたらきがある。

<素問陰陽応象大論>「清陽は腠理に発す。」

<金匱臓腑経絡先後病>「腠はこれ三焦、元真を通会せしむるところ、血気の注ぐところたり、理は、これ皮膚、蔵府の文理なり。」

湊理=毛穴のこと。新・東洋医学辞書

 

収・收=收は旧字。しゅう・おさめる。<原病式>「収は斂なり、寒に属する、収引の類。」

酸者能渋能收=さんはよくしぶらせ、よくおさめる・酸味の薬物の多くは固渋あるいは収斂の作用があるということ。

固渋=気血精液の消耗滑脱を治療する方法。新・東洋医学辞書

固渋=収渋(しゅうじゅう)に同じ。

収渋=固摂、固渋ともいう。精気の耗散や滑脱不収(自汗・盗汗・久瀉・脱肛・遺精・早泄・失血・崩漏・帯下などをいう)を治療する方法。

滑脱不収の証は体の虚からひきおこされるもので、虚は本であり、滑脱は標である。それゆえ身体の虚弱の状態により異なった薬物を配合して治療を進める。

たとえば気虚あるいは陽虚の証候があれば、補気薬あるいは補陽薬を一緒に配合して標本を兼治する。

固渋薬は、あまり多くなく、またある処方は一味の固渋薬も用いないで、病の本質に対して働き、固渋の効果を収めることができる。

これも固渋薬の範囲に属する。

本法は一般に病の早期に使用することはなく、表邪がまだ解さない時、あるいは裏邪が清しない時に使用してはならない。

これは留邪を免れるためである。本法は斂汗固表・斂肺止咳・渋腸止瀉・固腎渋精・固崩止帯などに分けられる。

<素問至真要大論>「散ずる者は、之を収む。」

収斂=しゅうれん・⇒収渋(しゅうじゅう)

 

驚則心無所倚

鍼灸医学体系(語句の解)

*新校正には「按ずるに太素には驚を憂に作る」とあり。

*驚と憂とでは、大へんな違いである。驚については已に説明したようにハッと全身を緊張させることであるが、それによって心倚る所なく、神帰する所なく、慮定する所なしというような症状が出るであろうか。再考を要する所である。それで先ず憂の字の意義について検討してみよう。略

馬蒔も張志聡も驚としている。

 

 

倚=イ。ヨる。もたれる。よりかかる。かたよる。すがる。倚託。倚頼。「倚信」。あわせる。調子をあわせる。からみつく。キ。=奇。めずらしい。

 

 

歸=帰。歸は旧字。キ。カエる。もと来た方に引きかえす。帰還。家にかえりつく。帰宅。もといた場所にもどる。去って行く。もとどおりになる。カエす。もどらせる。もと持っていた人にもどしてやる。むくいる。お礼をする。カエり。帰ること。帰る道。帰途。帰路。帰る途中。帰るとき。トツぐ=嫁。嫁に行く。縁づく。かたづく。ゆだねる。まかせる。委任。つき従う。なつく。心をよせる。よる。たよる。味方する。オクる→贈。物を贈る。はじる「帰色」。終わる。合う。あわす。

 

慮=リョ。オモンバカる。ハカる。思いをめぐらせる。いろいろ考える。心配する。恐れる。疑う。まどう。オモンバカり。考え。思慮。はかりごと。謀略。心配。憂い。疑い。まどい。処置。スベて。おおよそ。

 

定=テイ。ジョウ。サダめる。きめる。治める。サダまる。おさまる。きまる。ととのう。注文をきめる。かわらない。サダめ。きまり。おきて、とりきめ。サダめて。必ず。ひたい→額。

 

喘息=発作的に呼吸困難が起きてのどがぜいぜいという状態。気管支が痙攣して起こるものを気管支喘息という。新・東洋医学辞書13

喘息=喘証<素問玉機真蔵論>参照。

喘息=喘証

 

漢方用語大辞典、新・東洋医学辞書13、鍼灸医学体系、明解漢和辞典、東洋学術出版社素問

 

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