昌栄薬品の宮原 規美雄です
冬は早く寝て、遅く起き、汗をかくようなことをしてはならない。
黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)という書物の四気調神論篇(しきちょうしんろんへん)第二に四季により養生の仕方の違いが書かれています。
2009-12-25四氣調神大論篇 第二 第四節 冬に原文、読み、訳を掲載しました。
再度掲載します、そのなかの冬の養生では
原文
冬三月、此謂閉蔵。水冰地坼(土へん斥)。
無擾乎陽。
早臥晩起、必待日光、使志若伏若匿、若有私意、若已有得。
去寒就温、無泄皮膚、使氣亟奪。
此冬気之応、養蔵之道也。
逆之則傷腎、春為痿厥、奉生者少。
読み
冬三月、此れを閉蔵と謂う。
水冰(こお)り地坼(土へん斥・さ)く。
陽に擾(みだ)すことなかれ。
早く臥し晩く起き、必ず日光を待ち、志をして伏するがごとく匿(かく)るるがごとく、私意あるがごとく、已に得ることあるがごとくせしむ。
寒を去りて温に就(つ)き、皮膚を泄して、気をして亟(しば)しば奪せしむることなかれ。
此れ冬気の応、養蔵の道なり。
これに逆えば則ち腎を傷り、春に痿厥となり、生に奉ずる者少なし。
訳
冬の三ヶ月は陽気が伏し、万物が皆潜み蔵する季節であります。
この季節、水は凍り地は凍ることにより裂け、このように陰の季節であるため陽気によって人が擾(わずら)わされることはないのであります。
人は、冬は早く眠り、少し遅く起きるべきであり、朝は太陽が地平線を離れてから起き、夜は暗くなってから寝る、このように日光との動きを待って行動すべきである。
志を伏せ、しまい隠しているかのように安静にさせ、気持ちは何かやりたいことはあるのだが、表立って意示を示さないというようにして、自分の欲するものは已に皆得られたので、これ以上欲しいものはないという気持ちでいることです。
寒さで冷えすぎないようにし、体の保温につとめ、体を動かし過ぎ汗を出すようなことをして、閉蔵している陽気を消耗させるようなことをしてはならない。
このように、冬に従い蔵気を養うという養生法であます。
この養生法に反すると、腎を傷害し、春になって痿厥を為し、人の春の生気に対する適応能力を減少させてしまうのです。
柴崎保蔵著鍼灸医学体系・東洋学術出版社黄帝内経素問を参考
痿厥=いけつ。いけつ。痿証の一つ。手足が萎え力が入らず冷える病状。痿証と厥証とが交じり合った証。
<素問陰陽別論>「三陽の病たる寒熱を発し下りて癰腫をなし及びて痿厥腨㾓( ぜんえん)をなす。」
<素問四気調神大論>「冬気に逆らわば則ち腎を傷り春痿厥をなす。」
<素問生気通天論>「秋湿に傷られ上逆して欬し、発して痿厥をなす。」漢方用語大辞典
再度申します、冬の三ヶ月11月12月1月は早く寝て、遅く起き、体を冷やすようなことをせず、伊達の薄着をせず保温し、運動が良いからと言って汗をかくような運動はしない、エネルギーを蓄えなければならないのです。
これに反すると春になって花粉症になり、目の痒みといったアレルギー症状が出ることも有るのです。
薄い鼻水は冷えの表れ、予防に努めましょう。
臓器を四季に配当すると腎は冬、腎に作用する東洋薬行八味地黄丸・クラシエ薬品八味地黄丸・クラシエ薬品牛車腎氣丸・クラシエ薬品鹿茸大補湯があり、冬の漢方のビタミン剤ぐらいに思ってください。
冷えは不妊に大いに関係します、10歳台・20歳台の冷えのツケが35歳過ぎの不妊に関係することもあります。
一年中冬の体質の方には通年で服用をおすすめします。
体温を維持するのは腎の働きによるものです。
明日20日は大寒
ゴールド三養茶
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