おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
気管支喘息2
・・・方剤解説①・・・
1.小青竜湯・しょうせいりゅうとうは〔傷寒論(しょうかんろん)、金匱要略(きんきようりゃく)〕という書物に記載されています。
【組成】辛温解表薬(しんおんげひょうやく)に温肺化痰薬(おんはいけたんやく)が加わった構成です
解表(げひょう)の作用がある
麻黄(まおう・性質は苦く少し温める作用のある水剤(すいざい・水を取り除く))
桂枝(けいし・性質はぴり辛く温める作用のある気剤(きざい・気に作用します))
細辛(さいしん・性質はぴり辛く温めるさようのある水剤)
解表とは発汗(又は発散)によって肌表(きひょう・皮膚表面)にある邪気を取り除く治療方法で、疎表(そひょう)ともいいます。新・東洋医学辞書13
化痰(けたん)
半夏(はんげ・性質はぴり辛く平(へい・温めもしなければ冷やしもしない)の水剤)
五味子(ごみし・性質は酸っぱく温める作用の水剤)
化痰とは袪痰(きょたん)法の1つで、痰を取り除く方法です。
水剤
芍薬(しゃくやく・性質は苦く平の水剤)
温中散寒
乾姜(かんきょう・性質はぴり辛く熱するほどの気剤)
脾胃剤
甘草(かんぞう・性質は甘く平の脾胃剤)
【効能】
体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出るものの次の諸症:気管支炎、気管支ぜんそく、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症
【薬能】辛温解表(しんおんげひょう)・温肺化飲(おんはいけいん)
辛温解表とは辛味温性の薬物を用いて発汗・発散させる治療法を言います。
温肺化飲とは肺を温め利水することをいいます。
【解説】
この小青龍湯は発汗作用のある麻黄・桂枝、温める作用の乾姜・細辛・桂枝、痰を去り咳を止める作用のある半夏・五味子・麻黄、腸管の水を除く芍薬、胃を守る甘草から構成されています。
肺・鼻・皮毛に作用する処方です。
喘息で何かに寄りかかって息をし、臥すと苦しくなるような場合に用います。
【臨床応用】
結膜炎、流行性感冒、アレルギー性鼻炎、肺炎、気管支炎、気管支喘息、百日咳、小児喘息、慢性肋膜炎、胃酸過多症、湿疹、急性浮腫、ネフローゼ、急性腎炎、膀胱炎、関節炎
【このような人に】
○ぜんそく時に白色で薄い水様性の痰が大量に出る方
○毎年花粉症になりくしゃみと伴に薄い水様性の痰や鼻水がよく出る方。
○風邪を引いた時に顔がよくむくむ方。
○日ごろから冷たいものや水分の摂取が多い方。
花粉症の方で鼻水が薄くクシャミの出る方。
今からクラシエ薬品小青龍湯の服用をお奨めします。
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