おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
気管支喘息-8 ・・・方剤解説・・・
4.クラシエ薬品玄武温陽(げんぶおんよう)顆粒
【組成】腎陽(腎の陽気・人体の熱の源泉)が虚し水が内停した状態に用いる代表方剤です
附子(ぶし・味はぴり辛く温める作用がある、水剤、水を取り除く)
白朮(びゃくじゅつ・味は苦く少し温める作用がある、水剤、水を取り除く)
茯苓(ぶくりょう・味は甘く温めもしなければ冷やしもしない、水剤、水を取り除く)
生姜(しょうきょう・味はピリ辛く、温める作用がある、気剤、気に働きます)
芍薬(しゃくやく・味は苦く、炎症があれば冷やすぐらいの薬性がある、水剤、水を取り除き主に腸管の水を取り除く)
【効能】体力虚弱で、冷えがあって、疲労倦怠感があり、ときに下痢、腹痛、めまいがあるものの次の諸症:下痢、急・慢性胃腸炎、胃腸虚弱、めまい、動悸、感冒、むくみ、湿疹・皮膚炎・皮膚のかゆみ
【方解】
主薬は茯苓・芍薬・附子と考えられます。
茯苓は胃内の停水を去り、気の上衝(腹部から心臓部に突き上がるの)を鎮静させます。
白朮は茯苓を助け、停水をさばき、気をめぐらし水を去ります。
芍薬は裏の虚を補い腸管の水を取り除き、胃腸の機能を調整します。
附子は温め補う力が強く、生姜と組んで沈衰した新陳代謝を振興させ、元気を回復させます。
その結果これらの薬の協力により、体液の分布を調整し、腸胃に停滞する水を消散し、下痢・目弦・心悸亢進等を治し、寒冷を去り、体力、元気を振興させるものです。参考・矢数道明著漢方処方解説
ぜんそくに関しては、中医扶陽学説(ちゅういふようがくせつ)の開祖である鄭寿全によると、肝と腎(詳細は省きます)が弱った時による咳嗽に用いる、とあります。
肝胆の気(詳細は省きます)が不足することにより水を管理できなくなり、陰気(ここ項の説明では水・陰気の意味には他にも有ります)が上逆して呼吸道を侵すことによって起こる咳嗽には腎(詳細は省きます)を強めることにより対処することができる、ということです。
【このような人に(医法圓通)より】
○ぜんそくがあって夜に痰が多く出る方
○咽喉は乾くがあまり飲み物は欲しがらない方
○ぜんそくと同時に腰脇部の腫痛、膝の冷えがある方
ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。
簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。
本体価格
250g 8,000円
500g 15,000円
分包品1包1g入り60包3,500 円
1包60円