おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
気管支喘息6・・・方剤解説③・・・
3半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)〔金匱要略という書物に記載されています〕
【組成】
半夏(はんげ・味はピリ辛く温める作用がある・水剤、水を取り除く)
厚朴(こうぼく・味は苦く少し温める作用がある・気剤、気に働きます)
紫蘇葉(しそよう・紫蘇の葉・味はピリ辛く温める作用がある・気剤、気に働きます)
生姜(しょうきょう・しょうが・味はピリ辛く温める作用がある・気剤、気に働きます)
茯苓(ぶくりょう・味は甘く温めも冷やしもしない・水剤、水を取り除き心臓に作用する働きがある)
の五つの生薬で構成されています。
【効能】
体力中等度を目安として、気分がふさいで、咽喉・食道部に違和感があり、ときに動悸、めまい、吐気などを伴う次の諸症:不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感
【解説】
半夏厚朴湯は半夏・厚朴が主剤で半夏は心下、胃内の停水を去り、気を行らすもので、厚朴は良く気を開いて、半夏の働きを助けます。
茯苓は半夏とともに心下の滞った水を去り、生姜は気の痞えを去り、半夏、厚朴、紫蘇葉に協力します。
紫蘇葉は気を開くもので、気分を引きたてる働きがあります。
のどのつかえは「咽中炙臠・いんちゅうしゃれん」または「梅核気・ばいかくき」とも言い食道狭窄と痙攣、ヒステリー性咽喉絞搾感(喉が絞られる様な感じがする)などに半夏厚朴湯が著効をあらわします。
咳、喘息、妊娠悪阻などにも用いられます。
咽中炙臠=いんちゅうしゃれん。咽喉部に焼いた肉片が引っかかっているような異物感があるもの、梅核気ともいう。新・東洋医学辞書13
咽中炙臠=いんちゅうしゃれん。咽喉部に炙った肉の一片が引っかかっているような異物感のこと。
<金匱要略婦人雑病という篇に>「婦人、咽中、炙臠あるが如きは、半夏厚朴湯之を主る。」漢方用語大辞典
梅核気=ばいかくき。咽中が梅の核のようなもので塞がれている感じがすること、咽中炙臠ともいう。新・東洋医学辞書13
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