TVホスピタル 黒木華(くろき はる)さんの表紙 2021 April vol.155 より
異常な細胞をアポトーシスさせる
CPL
環状重合乳酸
がん患者は年間100万人の単位で増え続け、医療先進国であるはずの我が国においてがんによる死亡者は一向に減る気配はありません。
この背景にあるのは、がんの発症や進行を抑制する免疫や、再発や移転に大きく関わっているがん幹細胞の存在を軽視した標準治療のみが行われていることにあるといえるでしょう。
標準治療の柱となる手術・放射線・抗がん剤の三大療法は、がん細胞を直接叩くことで、その数を減らすことは出来ても、血液やリンパによって全身に散らばったがん細胞には無力であり、それがやがて再発や転移を招きます。
がんにならない身体作りを日常生活の中に行っていくことも、がんの治療にとって重要なことです。