TVホスピタル 黒木華(くろき はる)さんの表紙 より
異常な細胞をアポトーシスさせる
CPL
環状重合乳酸
4-4
がんを始め様々な疾患への臨床が行われているCPL
CPLの名前が一躍有名になったきっかけは、1998年に開催された第三十六回日本癌治療学会で、「CPLにより末期がん患者の苦痛が緩和され、QOLが著しく改善された」というがんに対するCPLの有効臨床例が発表されたことです。
CPLはがん治療以外に中性脂肪値やコレステロール値の是正、脳梗塞の予防、肝炎・糖尿病・慢性関節リウマチ・子宮内膜症・アレルギー疾患などの難治療疾患の改善に対しても効果が認められていることが報告されています。*2
多くの疾患の予防や治療に役立つ機能性食品としての利用が期待されます。
*2長戸康和、高田繁生、鈴木志保子、中野まゆみ、山村雅一(1998)「嫌気的解糖系抑制物質、環状ポリ乳酸(CPL)の抗腫瘍作用-(第一報)経口投与によるマウス発癌抑制の検討」『和漢医学雑誌』第15号、338-9頁