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気管支喘息-3・・・気管支喘息とは(中医学の立場から)・・・3‐4 実証(実喘)

2015-02-05 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

気管支喘息-3・・・気管支喘息とは(中医学の立場から)・・・3‐4 実証(実喘)

実証(実喘)

 はっきりした原因があり、発病が急で、病程が短く、音が荒くて大きい、初期には多く悪寒発熱あるいは上呼吸道の症状を呈し体表にあらわれます。

 

1)風邪により、肺呼吸と皮膚呼吸の不感蒸泄(皮膚から500㏄、呼吸から400㏄の水分を発散しています)が正常に働かないために、体内の水分の調整ができなくなり喘息症状がおこります。

 

2)飲食不節 冷い物の飲食・甘い物カロリーの高いものの食べ過ぎ・酒の摂り過ぎが脾の消化機能と大便小便を振り分ける機能を失調させ、痰が内生し肺のはたらきが悪くなり喘息となります。

 

痰=たん・痰とは人体の水液代謝障害により生じます。

痰には有形の痰と無形の痰があります。

有形の痰とは、気道に分泌される病理産物を指します。

無形の痰とは、臓腑や経絡などの組織中に停滞していて排出されていない痰を指します。

例えば、

痰が心神(精神)に影響を及ぼすと精神障害・神経系感染・精神分裂症・脳溢血のときなどにみられ、

痰が肺に滞ると喘咳喀痰が起こるようになります。

痰が心臓に滞り心血の流れが悪くなると胸苦しく・動悸が起こり、

痰が胃に停滞すると悪心・嘔吐・胃の膨満感が起こります。

また痰が経絡を阻むと半身不随などが起こります。

したがって「百病は多くは痰によりて祟(すい)と作す」ともいわれている。中医基本用語辞典(東洋学術出版社)

百病=多くの病の意。

祟=たたり。

奇病(普通、今までかかった人の少ない病気)・痼疾(慢性病)はみな痰に関連する。中医学入門

自己免疫疾患などは痰が関係していることが多いようです。

 

3)情志失調 感情をコントロールできず、思慮過度で肺の機能活動が障害してしまい、情緒不安定になったり、怒りっぽくなったりすると、肺にも影響を及ぼし呼吸(皮膚呼吸・肺呼吸)が正常に働かず喘息を起こします。

 

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気管支喘息-3・・・気管支喘息とは(中医学の立場から)・・・2‐4 喘証の病因は

2015-02-04 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

気管支喘息-③・・・気管支喘息とは(中医学の立場から)・・・2‐4 喘証の病因は

喘証の病因は

外邪(がいじゃ・病気の原因となるもの)の侵襲・飲食不節・情志失調・房室不節・慢性病などによる内傷病に分けられます。

また、『景岳全書(けいがくぜんしょ)』という書物に「その診断は二証を見分ければよい。

すなわち一つは実喘(じつぜん)、もうひとつは虚喘(きょぜん)である。」とあるように、弁証ではまず虚実(きょじつ)を明らかにしなければなりません。

 

内傷=体内で臓器を損傷させる原因となるもの、または打撲・捻挫など臓腑や気血を損傷するもの、内損ともいう。新・東洋医学辞書13

内傷=ないしょう。

①病因の一つ。臓気を内損して病をおこす病因をさす。たとえば七情不節・飲食不節制・労倦・房事過度など。

②病名。内損と同じで、ぶつかったりつまづいて倒れたり、力を入れて重いものを持ったり、あるいは他の原因により臓腑の気血を損傷する一連の病証。漢方用語大辞典

七情=喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の情意・情志の7種の変化。新・東洋医学辞書13

七情=しちじょう。①喜・怒・憂・思・悲・恐・驚など七種の精神情志の変化をさす。

これらは外界の事物に対しての反応である。

病因としては、これらの精神活動の過度・持久・失調が臓腑気血の機能に影響し病となる。

また内臓が先に病変を発生すれば、進行して精神活動に影響を及ぼす。

<素問挙痛論>「怒れば気上り、喜べば気緩み、悲しめば気は消え、恐るれば気は下る、・・・驚けば気乱れ、・・・思えば気結ばれる。」

<霊枢本神>「肝気虚すれば恐れ、実すれば怒る。」

②薬物配合の七種の異なった作用をさす。単行・相須・相使・相畏・相悪・相殺・相反をいう。漢方用語大辞典

 

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気管支喘息-3・・・気管支喘息とは(中医学の立場から)・・・1‐4 哮喘

2015-02-03 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

気管支喘息-3・・・気管支喘息とは(中医学の立場から)・・・1‐4

 気管支喘息は中医学では「哮喘(こうぜん・こうは口ヘンに孝)」に相当します。

 喘(ぜん)は呼吸がはやくなり呼吸困難になることをいいます。

重症では口を開いて肩で息をしたり、

鼻翼呼吸

(びよくこきゅう・呼吸困難に際してみられる呼吸時に鼻翼が律動的に運動をなす)

あるいは

起座呼吸

(きざこきゅう・呼吸困難はなはだしく座位をとらなければ充分に呼吸することができない状態)

をみることを特徴としています。

 哮(こう・口ヘンに孝)は急性の発作で、呼吸が荒く喘に似ていますが、喉でヒューヒューという痰の音がすることを特徴としています。

 

多くは飲食した水分が溜まって肺に潜伏していたところに、病因受けたことが誘因になり、痰が呼吸の通り道に付着し、呼吸に影響を起こし下部より上部に突き上がり不快を感じるようになります。

 

湿気の多い環境や飲食の不適当から誘発されることもあります。哮(こう)は必ず喘(ぜん)を兼ねることから、併せて哮喘(こうぜん)といいます。

 つづく

気管支喘息-2 ・・・方剤解説①・・・ 小青龍湯(しょうせいりゅうとう)

気管支喘息-1 気管支喘息とは(西洋医学の立場から)

 

今日23日は節分、土用明けです

 

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気管支喘息-2 ・・・方剤解説①・・・ 小青龍湯(しょうせいりゅうとう)

2015-02-01 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

気管支喘息2

・・・方剤解説①・・・

1.小青竜湯・しょうせいりゅうとうは〔傷寒論(しょうかんろん)、金匱要略(きんきようりゃく)〕という書物に記載されています。

【組成】辛温解表薬(しんおんげひょうやく)に温肺化痰薬(おんはいけたんやく)が加わった構成です

解表(げひょう)の作用がある

麻黄(まおう・性質は苦く少し温める作用のある水剤(すいざい・水を取り除く))

桂枝(けいし・性質はぴり辛く温める作用のある気剤(きざい・気に作用します))

細辛(さいしん・性質はぴり辛く温めるさようのある水剤)

 

解表とは発汗(又は発散)によって肌表(きひょう・皮膚表面)にある邪気を取り除く治療方法で、疎表(そひょう)ともいいます。新・東洋医学辞書13

 

化痰(けたん)

半夏(はんげ・性質はぴり辛く平(へい・温めもしなければ冷やしもしない)の水剤)

五味子(ごみし・性質は酸っぱく温める作用の水剤)

化痰とは袪痰(きょたん)法の1つで、痰を取り除く方法です。

 

水剤

芍薬(しゃくやく・性質は苦く平の水剤)

 

温中散寒

乾姜(かんきょう・性質はぴり辛く熱するほどの気剤)

 

脾胃剤

甘草(かんぞう・性質は甘く平の脾胃剤)

 

【効能】

体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出るものの次の諸症:気管支炎、気管支ぜんそく、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症

【薬能】辛温解表(しんおんげひょう)・温肺化飲(おんはいけいん)

辛温解表とは辛味温性の薬物を用いて発汗・発散させる治療法を言います。

温肺化飲とは肺を温め利水することをいいます。

 

【解説】

この小青龍湯は発汗作用のある麻黄・桂枝、温める作用の乾姜・細辛・桂枝、痰を去り咳を止める作用のある半夏・五味子・麻黄、腸管の水を除く芍薬、胃を守る甘草から構成されています。

肺・鼻・皮毛に作用する処方です。

喘息で何かに寄りかかって息をし、臥すと苦しくなるような場合に用います。

【臨床応用】

結膜炎、流行性感冒、アレルギー性鼻炎、肺炎、気管支炎、気管支喘息、百日咳、小児喘息、慢性肋膜炎、胃酸過多症、湿疹、急性浮腫、ネフローゼ、急性腎炎、膀胱炎、関節炎

【このような人に】

○ぜんそく時に白色で薄い水様性の痰が大量に出る方

○毎年花粉症になりくしゃみと伴に薄い水様性の痰や鼻水がよく出る方。

○風邪を引いた時に顔がよくむくむ方。

○日ごろから冷たいものや水分の摂取が多い方。

 

花粉症の方で鼻水が薄くクシャミの出る方。

今からクラシエ薬品小青龍湯の服用をお奨めします。

 参考 クラシエ薬品資料

 

ゴールド三養茶

ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。

簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
 ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。

 

本体価格

250g 8,000円

500g 15,000円

分包品1包1g入り60包3,500 円

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