スクールカウンセラーだよりのNO6は、睡眠について書きました。
今の子どもたちは、とにかく睡眠不足。
「遅くまでゲームやスマホを使うのをやめよう」と言っても
なかなかコントロールできない状態です。
大谷翔平選手にあやかって、
睡眠の重要性に気づいてもらいたいと思い書いてみました。(^^)
スクールカウンセラーだよりのNO6は、睡眠について書きました。
今の子どもたちは、とにかく睡眠不足。
「遅くまでゲームやスマホを使うのをやめよう」と言っても
なかなかコントロールできない状態です。
大谷翔平選手にあやかって、
睡眠の重要性に気づいてもらいたいと思い書いてみました。(^^)
スクールカウンセラーだよりのNO5は、
コミュニケーション術について書いてみました。
生まれた時からSNSのある時代に育っている子どもたち。
気が付けば、親も周りの大人も、常にスマホを見ています。
そんな中で、現実の世界で、友だちとどのように関わったらいいのか
悩んでいる子どもたちが増えています。
子どもたちが行っているラインでのスピーディーな会話と違い、
現実でのコミュニケーションは、
相手の表情やしぐさに注意しながら、
相手の話の内容を注意深く聞いていくことが必要とされます。
スクールカウンセラーだよりのNO4は「リフレーミング」について書きました。
自分の欠点は、見方を変えると長所になることも。
いつも大人に叱られたり諭されたりしている子どもたち。
今、自分に自信が持てない子どもたちが増えていますが、
見方を変えればそんな欠点だと思っていたところが、長所だったりして。
子どもたち対象の心理学の授業の時に
この「リフレーミング」の話をすると、
子どもたちは目を輝かせます。
できれば、声をかける大人の方が、リフレーミングした後のことばを
子どもたちにかけてあげたいものですね。
裏面のリフレーミングシートもご覧ください。(^^)
スクールカウンセラーだよりのNO3を出しました。
SNSが普及して、言葉だけのやりとりが多くなっています。
ラインのやり取りは一見楽だけど、返事が返ってこなくて不安になったり、
誤解をして関係が悪くなったりなど、トラブルが絶えません。
本当は、会って話すことが一番安心できるのですが、
スキルがなくて不安がいっぱいです。
そんなことをテーマに、今回は書いてみました。
以下、本文です。
「表情の研究をしてみよう」
なんと!なんと!
ことばで伝わるのは、たった7%。
残りの93%は、表情や態度で相手に伝わるのです。
ラインでの会話は、言葉のやり取りなので、7%でしか表現できないから、
誤解されやすく、トラブルも多くなってしまうんだ。
受け取る側の気分で、言葉の受け取り方がずいぶんちがってくるよ。
たとえば、
『はやくして』と言う言葉。
気分が良ければ、「はやくしてね~」
気分が悪ければ「はやくしてヨ!もー!!」
ことばだけだと、こちらが「+(プラス)」の気持ちで書いた「ことば」でも、
その時に相手の気分によっては「-(マイナス)」にとられてしまう危険性があるんだ。
ラインの通話や電話も、(ことば7%)+(声の調子・口調38%)=45%で、
伝えたい気持ちの半分も伝わらない。
55%は、誤解される可能性があるんだ。
そんなことから、ラインは、情報を伝え合うには便利な道具だけど、
気持ちを伝え合うには適してないよね。
大事なこと(相談ごと)は、やっぱり会って話すのが一番だよ。
その時、大事なってくるのが表情なんだ。
人は、群れで生きる動物なんだ。
だから、一人ではとても寂しいんだよ。
人は進化の流れの中で、「笑顔」というコミュニケーションの道具を手に入れたんだよ。
(爬虫類は怒りもしないし、笑わないよね。)
笑顔を向けられると、人は安心するし、元気が湧いてくるんだ。
鏡を見て、笑顔の練習をしてみよう。
ラインの友だちも大事。
+(プラス)リアルな友だち(クラスメート)との会話も大切にしようね。
「ことば」、「表情」、「態度」を上手に使って。気持ちを伝えよう。
<今日の「いいね」コーナー>
自分から「こんにちは」とあいさつをした。いいね
今日のみんなの「いいね」は何かな?
「スクールカウンセラーだより」のNO2を出しました。
今回伝えたいことは、「相談しても良いんだよ」と言うことです。
相談できずに困っている子どもがたくさんいます。
困っているというより、「相談する」ことが、
自分の行動のレパートリーに入っていないのだと思います。
子どもたちへの講話の席で、
「困ったら相談してもいいんだよ」と子どもたちに言うと、
「相談してもいいんだ~」と初めて聞いたように驚きます。
お便りの対象は、小学4年生~中学3年生までです。
以下、内容のテキストです。(^^)
「困ったら『相談してみよう』」の巻
みんな、困ったときはどうしてる?
たとえば、
・友だちとけんかしたらどーしよう・・
・クラスの子に嫌なことを言われる。どーしよう・・
・勉強がわからない。どーしよう・・
・学校の宿題と塾の宿題で忙しすぎる。どーしよう・・
悩みをあげれば、きっときりがないよね。
一人で考えて何とかなることならいいけど、
そうじゃないときには、友だちや身近な大人の人に相談してみよう。
相談するときの注意(相談の極意)
そう思って相談してみたけど、逆に嫌な思いをしたから、
「もうそうだんするのはやめよう」と思っている人もいるかもしれないけど、
それってもったいないよ。
だって、上手に相談できれば、
「自分の考え」に+(プラス)「ほかの人の考え」が加わるんだから・・・。
いろんな考え方ができるようになるんだよ。
大人の世界でも、「コンサルタント」や「アドバイザー」など、
困っていることを聞いて、一緒に考えることを仕事にしている職業があるんだよ。
あっ・・、スクールカウンセラーも、その職業の一つだね。
だから、相談することは普通のことなんだよ。
でも、専門の職業があるくらいだから、
相談を受けるのは、なかなか難しいんだよ。
だから、相談するときには、
どうやって聞いてほしいかも、言うと良いんだよ。
<極意1>
①話を聞いてほしい時は、
「話を聞いてほしいんだけど。聞いてもらえると、あとは少し自分で考えてみるよ」と言う。
(聞いてもらえるだけで、ずいぶんすっきりするよ。)
②相談したいときには、
「悩んでいることがあるんだけど、いっしょに考えてもらえるか(考えてもらえますか)」と言う。
③アドバイスが欲しい時には、
「今、悩んでいることがあるんだけど、アドバイスが欲しいんだけど(アドバイスをもらえますか)」と言う。
<極意2>
大人の人に相談するときには、忙しかったりしてすぐに聞いてもらえないこともあるから、
先手をうって、「話を聞いてもらいたいんだけど、今日時間ある?(時間ありますか?)」と言う。
これで、きみも『相談名人』になれることまちがいなし。
チャレンジしてみよう。
<今日の「いいね」コーナー>
朝からちゃんと新聞を読んだ。いいね。
きみも「いいね」をさがしてみてね。
スクールカウンセラーを始めて、24年が経ちます。
この間、社会は大きく変わり、デジタル化が急速に進みました。
昔(私が小学校の頃)は、手書きだった「学校のおたより」も
パソコンを使い体裁を整えて発行することが主流になり、
きれいではあるけど、どこか無機質になっていったように感じます。
夏休みあけ、学校が再開した後で、命を絶つ子どもが増えていると聞きます。
そんな中で、何かできることはないかと考えて、
手書きの「スクールカウンセラーだより」を書くことにしました。
子どもたちの心に、届いてくれたらいいなと思います。(^^)
以下、本文です。
「自分に『いいね』を送ろう」の巻
みんながスマホを持ったり、アイパットやパソコンを使うようになりました。
そんな中で、素敵なコンテンツや写真を見つけると、
みんなは「いいね」を送ったりしませんか。
送った人と自分を比べて、
「自分はダメだ~」なんて、思ったりしていませんか。
そんなことを続けていたら、どんどん自信がなくなっちゃうョ。
リアルな世界でも、自分や友だちにいっぱいいっぱい「いいね」を送ろう。
・朝ごはんをしっかり食べた自分って「いいね」。
・友達が落とした消しゴムをひろってあげた。「いいね」
・「おはようございます」とあいさつをした自分って「いいね」。
探せば「いいね」は、いーっぱい見つかるよ。
★友だちには「ありがよう」をいっぱい言おう!
「ありがとう」は、相手の気持ちも自分の気持ちも
ほんわかさせてくれる『魔法のことば』だよ。
・授業中、わからないことを聞いたら教えてくれた友だちに「ありがとう」を言った。
「ありがとう」と言える自分って「いいね」。
「ありがとう」を言うと、なんと!もれなく「いいね」がついてくる。
リアルな世界でも「いいね」をいっぱい探して明るく元気に過ごそう!
質問:思ったことを言ったらダメですか?
自分が言われていやな思いになることは、相手にも言ってはいけないよね。
そんなことを言うのは、小学校の低学年までだよ。
自分の「意見」がある時は、もちろん言っても良いんだよ。
でも、相手の意見が違うこともあるから、言った通りにならないってこともある。
するといやな気持ちになるけど、これが「心の成長」なんだよ。
相手の意見を受け入れてみたり、どうすれば自分の意見が通るかを考えてみたり。
そのために、友だちに相談してみたり、大人の人に相談してみたり。
そんなやり取りをしているうちに、こころがでっかく強くなっていくんだよ。
★ちっちゃい「いいね」が集まると、でっかい「いいね」になるよ。(^^)