「スクールカウンセラーだより」のNO2を出しました。
今回伝えたいことは、「相談しても良いんだよ」と言うことです。
相談できずに困っている子どもがたくさんいます。
困っているというより、「相談する」ことが、
自分の行動のレパートリーに入っていないのだと思います。
子どもたちへの講話の席で、
「困ったら相談してもいいんだよ」と子どもたちに言うと、
「相談してもいいんだ~」と初めて聞いたように驚きます。
お便りの対象は、小学4年生~中学3年生までです。
以下、内容のテキストです。(^^)
「困ったら『相談してみよう』」の巻
みんな、困ったときはどうしてる?
たとえば、
・友だちとけんかしたらどーしよう・・
・クラスの子に嫌なことを言われる。どーしよう・・
・勉強がわからない。どーしよう・・
・学校の宿題と塾の宿題で忙しすぎる。どーしよう・・
悩みをあげれば、きっときりがないよね。
一人で考えて何とかなることならいいけど、
そうじゃないときには、友だちや身近な大人の人に相談してみよう。
相談するときの注意(相談の極意)
そう思って相談してみたけど、逆に嫌な思いをしたから、
「もうそうだんするのはやめよう」と思っている人もいるかもしれないけど、
それってもったいないよ。
だって、上手に相談できれば、
「自分の考え」に+(プラス)「ほかの人の考え」が加わるんだから・・・。
いろんな考え方ができるようになるんだよ。
大人の世界でも、「コンサルタント」や「アドバイザー」など、
困っていることを聞いて、一緒に考えることを仕事にしている職業があるんだよ。
あっ・・、スクールカウンセラーも、その職業の一つだね。
だから、相談することは普通のことなんだよ。
でも、専門の職業があるくらいだから、
相談を受けるのは、なかなか難しいんだよ。
だから、相談するときには、
どうやって聞いてほしいかも、言うと良いんだよ。
<極意1>
①話を聞いてほしい時は、
「話を聞いてほしいんだけど。聞いてもらえると、あとは少し自分で考えてみるよ」と言う。
(聞いてもらえるだけで、ずいぶんすっきりするよ。)
②相談したいときには、
「悩んでいることがあるんだけど、いっしょに考えてもらえるか(考えてもらえますか)」と言う。
③アドバイスが欲しい時には、
「今、悩んでいることがあるんだけど、アドバイスが欲しいんだけど(アドバイスをもらえますか)」と言う。
<極意2>
大人の人に相談するときには、忙しかったりしてすぐに聞いてもらえないこともあるから、
先手をうって、「話を聞いてもらいたいんだけど、今日時間ある?(時間ありますか?)」と言う。
これで、きみも『相談名人』になれることまちがいなし。
チャレンジしてみよう。
<今日の「いいね」コーナー>
朝からちゃんと新聞を読んだ。いいね。
きみも「いいね」をさがしてみてね。
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