今回は、常葉学園大学の教育学部の皆さんが、
かっぱら広場に「土ダンゴ」の作り方を教えに来てくれました。
広場の準備をしに集会場に行き、
先に来てくれた理科研究部の部長さんたちに、
「今日は、何人くらい学生さんたちが来てくれるんですか?」と聞いたところ、
「15人くらいです」との返事。
「こんなちっちゃな集まりに15人も来てくれるんですかー」と、…ビックリ!
そうこうしていると、学生さんたちがぞくぞくとやってきました。
いつもの集会場が、なんと狭く感じることか…、
おぉ、圧巻!
学生さんたちは、手際よく土ダンゴの準備を始めました。
そのうち、子どもたちが一人二人とやってきました。
子どもたちはたくさんの学生さんたちを見て、少しビックリしたようすでしたが、
そこはさすが教育学部の学生さんたち。
優しく上手に声をかけてくれて、あっいう間に打ち解けていきました。
そして、小グループに分かれて土ダンゴ作りが始まりました。
作業は、土を丸めて磨いていくという地味なものです。
かっぱら広場を始めた8年ほど前、一度来てもらったことがあるのですが、
その時のおもしろさが忘れられずに、今回またお願いをしてしまいました。
何がおもしろいかって…それは、やった人にしか分からないな~(笑)。
子どもたちも、その単純作業に初めの頃は、「あきた~」なんて言っていましたが、
ダンゴが光り始めると、うれしくなってきたようで、
もっと光らせたいと一生懸命磨いていました。
もちろん、私も…。
光具合によって1級から6級まで判定してもらいます。
私は…、もちろん1級です。ははは…(がんばりました。)
(判定をもらうときは、試験結果を聞くときのようにドキドキでしたが…。)
1級の上の特級を目指す子や、2級以下だった子は1級の判定が欲しくて
さらに一生懸命磨いていました。
午前中の企画が終わり、学生さんたちが帰った午後、
いつもの広場の時に比べて、子どもたちのようすが
とても穏やかでした。
どうしてかな~と考えてみると、
土ダンゴをつくっていた1~2時間のあいだ、
子どもたちはずっとお兄さんやお姉さんたちに
日常のあれこれを聴いてもらっていたのです。
まるで、カウンセリングのように…。
考えてみれば、今の子どもたちは、
こんなに大人の人にじっくり丁寧に話を聴いてもらうことってないんじゃないかな~。
きっと聴いてもらえたことで、気持ちがすっきりしたんだと思います。
さて、私ともう一人のスタッフのOさんは、
午後も子どもたちと飽きずにダンゴを磨き続けました。
どうです。ビー玉にもひけをとらないこの輝き、ピカピカでしょ。
もぅ、たまりませんね~。
土ダンゴだってこんなに光るんですから、
どんな人だって、磨けば光るんですよね。
私も、がんばろう。