チョコバナナ屋さん
団地夏祭りも終わり、
最近ふと、あの頃の子どもたちとのやりとりをふり返ることがあります。
チョコバナナ屋さんのAさんとのやりとりです。
Aさんは、バナナは半分に切って割り箸に刺し、チョコを付けて
トッピングに細かい色とりどりのチョコ(市販のもの)を付けて
売りたいと考えていました。
私は、今までチョコバナナ屋をやってきた子どもたちを見ていて、
(失敗も多々あったので)
紙コップにバナナを切って入れて、チョコシロップをかけて
トッピングをして出してはどうかと提案しました。
その方が、失敗もなく楽にできると思ったからです。
しかし、Aさんはチョコレートを溶かして使うことを譲りません。
頑固だな~と思いましたが、
ふと子どものやることだから失敗もなく楽にできた方がいいと考えている自分と、
みんなによりおいしいものを出してあげたいと考えている彼女との間に
随分差があるな~ということに気がつきました。
それは、大人のマンネリと子どもの純粋さとでも言ったらいいでしょうか。
そこで、Aさんの意見を採用して、湯煎でチョコを溶かして使うことにしました。
当日になり、紙コップにバナナを切って入れることは譲ってくれました。
初めは湯煎しているチョコの中にお湯が入ってしまい失敗もありましたが、
それを経験に湯煎に使うお湯の量を減らし、板チョコを溶かし、切ったバナナの上にかけて出しました。
もちろん、チョコシロップよりは断然おいしくて、どんどん売れていきました。
ついつい大人の固定観念で子どもを操作しようとしてしまいますが、
子どもたちの持っている発想とその純粋さを大切にしてあげなければならないと
今回のことでは強く感じました。
大人になっても、子どもたちから学ぶことは、ほんとたくさんありますね~(^^)。
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