Corriere della sera 3 aprile 2020 (modifica il 3 aprile 2020 | 11:21)
Coronavirus in Germania, la storia dell’indagine sul focolaio di Heinsberg (e i suoi primi risultati)
Coronavirus in Germania, la storia dell’indagine sul focolaio di Heinsberg (e i suoi primi risultati)
ドイツで最初の新型コロナの感染者が出た町、ハインスベルグの調査でわかったこと
警察の調査として行われた感染に関するまず最初の研究結果として、ボン大学で感染症学専門のStreek博士は新型コロナに関し重要な事実が判明したと発表した。発表は、スーパーマーケットでは感染していないことや、町の封鎖、最もリスクの高い人、感染テストなどについてのものだ。
感染した人は何人で、コロナウイルスはどのようにして移ったのか?移る人と移らない人がいるのはなぜか?こうした疑問について研究しているのがStreek博士であり、Covid-19の病気の症状としてしばしば報告される味覚と臭覚の喪失を発見した研究者の一人でもある。博士はまたLand Nordreno-Vestfalia, Armin Laschet (Cdu)の il ministro-presidenteでもあり、今回大変繊細な調査を担っている。すなわち、ウィルスの伝染の仕方、感染の鎖の動きを調べ、まだ非感染者や軽症の人々が感染しないようにする環境とはなにかを割り出そうとしているのだ。
ドイツで最も多くの感染者を抱えるハインスベルグの調査から驚くべき事実が判明した。「人々が密接な接触をしないということが大切なことは確かだが、現在までのところ、買い物場所や公共交通機関とこの感染の関係は分からない。レストラン、商店、スーパーなどが感染のリスクのある場所とは断定できていない。」
こうした調査結果を得るために、ハインスベルグの数千人の住民の動きが封鎖され、一連のテストと質問が行われた。咽頭からの採取、抗体テスト、既往症の有無、感染にいたった経緯の詳細を知るための移動や接触に関する質問などだ。
博士が例として出したのは、2月中旬にライン川沿いの小さな村で行われたカーニバルのお祭りについて、一人の大学院生が調査した結果だ。それによれば、「彼はカーニバルの全参加者をリスト化し、すべての人の動きを調査した。どこに座っていたか?感染した人々はみな一緒のテーブルにいたのか、それともテーブルは別だったのか?感染した人々は同じボトルの飲み物を飲んでいたのか?メガネは正しい方法で洗っていたのか?だが問題は感染があったと分かった時、そこにいた人にすぐにテストが為されなかったことだ。そこにいた人々すべてが検査を受けることなく、隔離措置だけされたのだ。」
明らかに、カーニバルに参加した人すべてが感染したわけではない。「感染の実態を明らかにするためには、ドイツでより多くのテストを重ねる必要がある。感染の鎖は、テストと隔離によってのみ明らかになるのです」と博士は語る。
何人かの感染者の居住環境で、博士たちのチームはドアノブのウィルスの痕跡を調査した。しかし、サンプルのドアノブからは感染を伝染させることはできなかった。「政治家は有効な対策を決定しなければならないし、あまり神経質にならなくてよいこと、反対により強化しなければならないことを決定しなければならない。そのためには、確かなデータをもっと集めなくてはなりません。」と、博士は語る。
博士はすべての研究者たちを集め、調査結果を共有した。その中で強調したのは、「私たちの調査によれば、大きな感染の発生はいつも大規模なイベントのあと、例えば、まったく無防備なお祭りなどのイベントのあとで起こった。」ということだ。オーストリア・イシュグルのスキー場、ミラノのサンシーロ・サッカー場でのアタランタ・ヴァレンシア戦、ベルリンのクラブ、ケルンのカーニバルなど。
ここから明らかなことは今後数ケ月は大人数での集会は避けなければならないということだが、バイエルンのWebasto社のケース(同社の従業員がイタリアのLodiの街に感染を拡げた感染源と言われている)を考えると疑問が残る。ドイツにウィルスを持ち込んだ同社の中国人従業員は、同じ飛行機の同乗者にも、泊まったホテルの人々にも感染させていなかったからだ。
「こうした調査結果や経験から、私たちは長期にわたっての極端な制限は必要ないという考えだ。」と博士は語る。「個人的には、現在私たちが取っている対応は大変過激なものと考えている。特に死者が増えるとなおさらだ。しかし問題はこの過激な対策が自分たちの生活を脅かすようであれば、それはそれで生活のリスクを高めてしまうことになるということです。」
しかし、急務で対策を取らなければならない人たちがいる。それは老人と医療従事者だ。その意味で医師と看護師のウィルス検査を継続することは重要だ。「感染患者がいる家や病院の人々すべてを1グループにして4日間観察下に置くことを勧めたい。この方法で、同時に10以上の患者サンプルの分析が可能だ。」「もしも、すべての人が陰性であれば問題はない。ウィルスが発見された時だけ、個別の試験を行う必要がある。こうした方法で、ドイツの全医療従事者の観察が可能だ。グループ別のテストというやり方は何年も輸血医学の世界では行われてきた方法だ。個人的には、私はこの新型コロナの感染が広がるあいだ中、老人たちを隔離しておくことは受け入れられないと思っている。老人というのは社会からの接触が必須な人たちなのだから。」
(原文)
https://www.corriere.it/esteri/20_aprile_03/coronavirus-germania-storia-dell-indagine-focolaio-heinsberg-suoi-primi-risultati-5dbc220e-7504-11ea-b9c4-182209d6cca4.shtml
Coronavirus in Germania, la storia dell’indagine sul focolaio di Heinsberg (e i suoi primi risultati)
Coronavirus in Germania, la storia dell’indagine sul focolaio di Heinsberg (e i suoi primi risultati)
ドイツで最初の新型コロナの感染者が出た町、ハインスベルグの調査でわかったこと
警察の調査として行われた感染に関するまず最初の研究結果として、ボン大学で感染症学専門のStreek博士は新型コロナに関し重要な事実が判明したと発表した。発表は、スーパーマーケットでは感染していないことや、町の封鎖、最もリスクの高い人、感染テストなどについてのものだ。
感染した人は何人で、コロナウイルスはどのようにして移ったのか?移る人と移らない人がいるのはなぜか?こうした疑問について研究しているのがStreek博士であり、Covid-19の病気の症状としてしばしば報告される味覚と臭覚の喪失を発見した研究者の一人でもある。博士はまたLand Nordreno-Vestfalia, Armin Laschet (Cdu)の il ministro-presidenteでもあり、今回大変繊細な調査を担っている。すなわち、ウィルスの伝染の仕方、感染の鎖の動きを調べ、まだ非感染者や軽症の人々が感染しないようにする環境とはなにかを割り出そうとしているのだ。
ドイツで最も多くの感染者を抱えるハインスベルグの調査から驚くべき事実が判明した。「人々が密接な接触をしないということが大切なことは確かだが、現在までのところ、買い物場所や公共交通機関とこの感染の関係は分からない。レストラン、商店、スーパーなどが感染のリスクのある場所とは断定できていない。」
こうした調査結果を得るために、ハインスベルグの数千人の住民の動きが封鎖され、一連のテストと質問が行われた。咽頭からの採取、抗体テスト、既往症の有無、感染にいたった経緯の詳細を知るための移動や接触に関する質問などだ。
博士が例として出したのは、2月中旬にライン川沿いの小さな村で行われたカーニバルのお祭りについて、一人の大学院生が調査した結果だ。それによれば、「彼はカーニバルの全参加者をリスト化し、すべての人の動きを調査した。どこに座っていたか?感染した人々はみな一緒のテーブルにいたのか、それともテーブルは別だったのか?感染した人々は同じボトルの飲み物を飲んでいたのか?メガネは正しい方法で洗っていたのか?だが問題は感染があったと分かった時、そこにいた人にすぐにテストが為されなかったことだ。そこにいた人々すべてが検査を受けることなく、隔離措置だけされたのだ。」
明らかに、カーニバルに参加した人すべてが感染したわけではない。「感染の実態を明らかにするためには、ドイツでより多くのテストを重ねる必要がある。感染の鎖は、テストと隔離によってのみ明らかになるのです」と博士は語る。
何人かの感染者の居住環境で、博士たちのチームはドアノブのウィルスの痕跡を調査した。しかし、サンプルのドアノブからは感染を伝染させることはできなかった。「政治家は有効な対策を決定しなければならないし、あまり神経質にならなくてよいこと、反対により強化しなければならないことを決定しなければならない。そのためには、確かなデータをもっと集めなくてはなりません。」と、博士は語る。
博士はすべての研究者たちを集め、調査結果を共有した。その中で強調したのは、「私たちの調査によれば、大きな感染の発生はいつも大規模なイベントのあと、例えば、まったく無防備なお祭りなどのイベントのあとで起こった。」ということだ。オーストリア・イシュグルのスキー場、ミラノのサンシーロ・サッカー場でのアタランタ・ヴァレンシア戦、ベルリンのクラブ、ケルンのカーニバルなど。
ここから明らかなことは今後数ケ月は大人数での集会は避けなければならないということだが、バイエルンのWebasto社のケース(同社の従業員がイタリアのLodiの街に感染を拡げた感染源と言われている)を考えると疑問が残る。ドイツにウィルスを持ち込んだ同社の中国人従業員は、同じ飛行機の同乗者にも、泊まったホテルの人々にも感染させていなかったからだ。
「こうした調査結果や経験から、私たちは長期にわたっての極端な制限は必要ないという考えだ。」と博士は語る。「個人的には、現在私たちが取っている対応は大変過激なものと考えている。特に死者が増えるとなおさらだ。しかし問題はこの過激な対策が自分たちの生活を脅かすようであれば、それはそれで生活のリスクを高めてしまうことになるということです。」
しかし、急務で対策を取らなければならない人たちがいる。それは老人と医療従事者だ。その意味で医師と看護師のウィルス検査を継続することは重要だ。「感染患者がいる家や病院の人々すべてを1グループにして4日間観察下に置くことを勧めたい。この方法で、同時に10以上の患者サンプルの分析が可能だ。」「もしも、すべての人が陰性であれば問題はない。ウィルスが発見された時だけ、個別の試験を行う必要がある。こうした方法で、ドイツの全医療従事者の観察が可能だ。グループ別のテストというやり方は何年も輸血医学の世界では行われてきた方法だ。個人的には、私はこの新型コロナの感染が広がるあいだ中、老人たちを隔離しておくことは受け入れられないと思っている。老人というのは社会からの接触が必須な人たちなのだから。」
(原文)
https://www.corriere.it/esteri/20_aprile_03/coronavirus-germania-storia-dell-indagine-focolaio-heinsberg-suoi-primi-risultati-5dbc220e-7504-11ea-b9c4-182209d6cca4.shtml