Corriere della sera 11 maggio 2022 (modifica il 11 maggio 2022 | 22:12)
Draghi: «Costruire la pace . Ora anche Russia e Usa devono parlarsi»
di Marco Galluzzo
Il premier a Washington: Mosca non è più invincibile. Arrivare alla fine del conflitto senza imposizioni a Kiev. Le visioni di Ue e Stati Uniti stanno cambiando
平和の構築について今こそ、ロシアと米国も互いに話し合う必要がある、とドラギ首相は語った。
ワシントンで首相は語った。:モスクワはもはや無敵ではなくなった。ウクライナだけに決定の責任を押しつけるのでなく、この紛争を終わらせる必要がある。 EUと米国のビジョンも変わってきている。
モスクワとワシントンは再び互いに話し合う必要がある。 「平和のための交渉の道を築く」ことを考えるために、2つの超大国は、戦争が始まって以来中断された接触、「すべてのレベルでそれらを再活性化する」接触を再開しなければならない、とドラギは明確に言った。今このときにアメリカの政権に吹いている向かい風に勇敢に立ち向かっている。しかし、彼はこれを気にしていないようで、「テーブルに座る努力、すべての当事者、特に米国とロシアがしなければならない努力」についてさえ話す。
ロシアについての推測
ホワイトハウス訪問終えた翌日、ドラギ首相は米国大統領との会談の詳細を語った。第一に語ったのはウクライナへの励ましの言葉、というか米国政府に説明した将来予測と言ったほうがいいかもしれない。明らかに、メッセージはひとつの考え方を含んでいる。すなわち、いかなる交渉も、「ウクライナが望む平和でなければならないということだ。特定のまたは他の同盟国の利益によってゆがめられてはならない。それは、ドラギがバイデンと共有したかった考え方であり、それには二重の前提がある。第一に、「欧米のビジョンは対立していないが、変化している」。すなわちゆっくりと分かれていっているということ。第二に、「戦争の初めには、ダビデとゴリアテがいて、ダビデからの絶望的な抵抗があったように見えたが、今ではゴリアテはもはや存在せず、ロシアの通常兵器の力は無敵ではないことが証明された」。「今日のプーチンはもはや明確な目的を持っておらず、もはや彼が最初に考えていたような大きな恩恵がない」という事実を認識のうえ交渉テーブルを設定するべき、と言うのがドラギの考えだ。
未来を見据えて
アメリカ人の反応はこれまでかなり冷たく、訪問直後のホワイトハウスのスポークスマンでさえ、現時点ではロシア人は平和を望んでおらず、戦争はまだ長いだろうと指摘することに熱心だった。しかし、EU内で合意したメッセージの持参者であるドラギにとって、これらは必要な外交努力、すなわち「過去を忘れてはならないが、将来を見据えて、誰が勝ったのか、誰が負けたのかを考えるのではなく、勝利の概念そのものに意味がない」ということを理解する努力が必要だと。敢えて言うなら、とドラギ首相は「彼らにとって勝利かどうかを決めるのはゼレンスキーだけだ」と付け加えた。そして、このような考え方に沿って、「私はまたウクライナ再建の計画をすぐに考えなければならないことをバイデンに伝えた。この計画は、欧州連合全体の努力も必要であり、私たちも役割を果たす決意だ」と。
軍事費
ドラギは他の問題にも取り組んでいる。 EUによる軍事費は、内政の観点からも最もデリケートなものの1つです。「欧州連合の軍事費の重複の問題を扱う欧州会議が必要だ」と考えるドラギ首相にとって、ロシアの3倍の支出をすることは不可能だし、米国の兵器システムが36種なのに対し、欧州のそれは140以上の異なる兵器システムを持ったままでいることはあり得ない»。ヨーロッパのそれぞれの国が個別に防衛費を増やす前、この合理化を進めなければならないという事だ。
バイデンとの完全な調和が取れていないもう一つの問題は、ロシアが参加しているG20などの国際フォーラムの問題だ。次のサミットはインドネシアで開催されるが、アメリカはロシアが参加なら参加しないことをすでに発表している。ドラギは同じように考えていない。「一方で、私たちはプーチンと同じテーブルに座りたくないという誘惑に駆られるかもしれないが、重要なフォーラムを否定する前に、ヨーロッパの共通の認識を持つことが重要だと確信している。」
その他の事項
最後に、ドラギはホワイトハウス訪問中に取り扱われた他の事項についても語った。「バイデンは価格上限の導入に同意している。しかしバイデンにとって興味があるのは石油で、私たちはガスに興味があるということ。石油に関してはバイヤーのカルテルを結ぶか、OPECに生産を増やすよう説得するかだ。代わりに、完全に同意できたのは、現在、エネルギー市場が適切に機能しておらず、価格が生産コストから切り離されており、戦争が勃発するずっと前に始まった歪みがあるという事実だ。
それから、経済。ドラギを迎える直前に、バイデンはインフレについてスピーチをし、アメリカ人を安心させようとした。元中央銀行家であるエコノミストとしても、ドラギは景気後退であるとはまったく考えていない。ただし、インフレは大問題との認識だ。私たちにとっても物価の上昇は問題だが、私たちは貧しい人々の家族がものを買えるように確実に守っていくだろう。」
エコ社会への移行
最後は、欧州復興計画の資金のおかげで進行中のエコ社会への移行について。「しかし、エネルギー源に関するいかなる決定も、再生可能エネルギー源への投資を損なうものであってはならず、エネルギー部門に他の介入を行う前に、再生可能エネルギーの導入と投資の大幅な増加を期待しています。」 おそらくまた、政府が発表したばかりの認可に関するいくつかの規制の変更の効果も期待しつつ。
(本文)
https://www.corriere.it/politica/22_maggio_11/draghigalluzzo-14bca97e-d165-11ec-b465-8b7c23727ee0.shtml?refresh_ce
Draghi: «Costruire la pace . Ora anche Russia e Usa devono parlarsi»
di Marco Galluzzo
Il premier a Washington: Mosca non è più invincibile. Arrivare alla fine del conflitto senza imposizioni a Kiev. Le visioni di Ue e Stati Uniti stanno cambiando
平和の構築について今こそ、ロシアと米国も互いに話し合う必要がある、とドラギ首相は語った。
ワシントンで首相は語った。:モスクワはもはや無敵ではなくなった。ウクライナだけに決定の責任を押しつけるのでなく、この紛争を終わらせる必要がある。 EUと米国のビジョンも変わってきている。
モスクワとワシントンは再び互いに話し合う必要がある。 「平和のための交渉の道を築く」ことを考えるために、2つの超大国は、戦争が始まって以来中断された接触、「すべてのレベルでそれらを再活性化する」接触を再開しなければならない、とドラギは明確に言った。今このときにアメリカの政権に吹いている向かい風に勇敢に立ち向かっている。しかし、彼はこれを気にしていないようで、「テーブルに座る努力、すべての当事者、特に米国とロシアがしなければならない努力」についてさえ話す。
ロシアについての推測
ホワイトハウス訪問終えた翌日、ドラギ首相は米国大統領との会談の詳細を語った。第一に語ったのはウクライナへの励ましの言葉、というか米国政府に説明した将来予測と言ったほうがいいかもしれない。明らかに、メッセージはひとつの考え方を含んでいる。すなわち、いかなる交渉も、「ウクライナが望む平和でなければならないということだ。特定のまたは他の同盟国の利益によってゆがめられてはならない。それは、ドラギがバイデンと共有したかった考え方であり、それには二重の前提がある。第一に、「欧米のビジョンは対立していないが、変化している」。すなわちゆっくりと分かれていっているということ。第二に、「戦争の初めには、ダビデとゴリアテがいて、ダビデからの絶望的な抵抗があったように見えたが、今ではゴリアテはもはや存在せず、ロシアの通常兵器の力は無敵ではないことが証明された」。「今日のプーチンはもはや明確な目的を持っておらず、もはや彼が最初に考えていたような大きな恩恵がない」という事実を認識のうえ交渉テーブルを設定するべき、と言うのがドラギの考えだ。
未来を見据えて
アメリカ人の反応はこれまでかなり冷たく、訪問直後のホワイトハウスのスポークスマンでさえ、現時点ではロシア人は平和を望んでおらず、戦争はまだ長いだろうと指摘することに熱心だった。しかし、EU内で合意したメッセージの持参者であるドラギにとって、これらは必要な外交努力、すなわち「過去を忘れてはならないが、将来を見据えて、誰が勝ったのか、誰が負けたのかを考えるのではなく、勝利の概念そのものに意味がない」ということを理解する努力が必要だと。敢えて言うなら、とドラギ首相は「彼らにとって勝利かどうかを決めるのはゼレンスキーだけだ」と付け加えた。そして、このような考え方に沿って、「私はまたウクライナ再建の計画をすぐに考えなければならないことをバイデンに伝えた。この計画は、欧州連合全体の努力も必要であり、私たちも役割を果たす決意だ」と。
軍事費
ドラギは他の問題にも取り組んでいる。 EUによる軍事費は、内政の観点からも最もデリケートなものの1つです。「欧州連合の軍事費の重複の問題を扱う欧州会議が必要だ」と考えるドラギ首相にとって、ロシアの3倍の支出をすることは不可能だし、米国の兵器システムが36種なのに対し、欧州のそれは140以上の異なる兵器システムを持ったままでいることはあり得ない»。ヨーロッパのそれぞれの国が個別に防衛費を増やす前、この合理化を進めなければならないという事だ。
バイデンとの完全な調和が取れていないもう一つの問題は、ロシアが参加しているG20などの国際フォーラムの問題だ。次のサミットはインドネシアで開催されるが、アメリカはロシアが参加なら参加しないことをすでに発表している。ドラギは同じように考えていない。「一方で、私たちはプーチンと同じテーブルに座りたくないという誘惑に駆られるかもしれないが、重要なフォーラムを否定する前に、ヨーロッパの共通の認識を持つことが重要だと確信している。」
その他の事項
最後に、ドラギはホワイトハウス訪問中に取り扱われた他の事項についても語った。「バイデンは価格上限の導入に同意している。しかしバイデンにとって興味があるのは石油で、私たちはガスに興味があるということ。石油に関してはバイヤーのカルテルを結ぶか、OPECに生産を増やすよう説得するかだ。代わりに、完全に同意できたのは、現在、エネルギー市場が適切に機能しておらず、価格が生産コストから切り離されており、戦争が勃発するずっと前に始まった歪みがあるという事実だ。
それから、経済。ドラギを迎える直前に、バイデンはインフレについてスピーチをし、アメリカ人を安心させようとした。元中央銀行家であるエコノミストとしても、ドラギは景気後退であるとはまったく考えていない。ただし、インフレは大問題との認識だ。私たちにとっても物価の上昇は問題だが、私たちは貧しい人々の家族がものを買えるように確実に守っていくだろう。」
エコ社会への移行
最後は、欧州復興計画の資金のおかげで進行中のエコ社会への移行について。「しかし、エネルギー源に関するいかなる決定も、再生可能エネルギー源への投資を損なうものであってはならず、エネルギー部門に他の介入を行う前に、再生可能エネルギーの導入と投資の大幅な増加を期待しています。」 おそらくまた、政府が発表したばかりの認可に関するいくつかの規制の変更の効果も期待しつつ。
(本文)
https://www.corriere.it/politica/22_maggio_11/draghigalluzzo-14bca97e-d165-11ec-b465-8b7c23727ee0.shtml?refresh_ce