柏からイタリアニュース

イタリアの今をイタリアメディアの記事からお届けします。

今週末は春の陽気となるも、2月最終週はイタリア全土が強い寒波に見舞われるでしょう。

2019-02-16 16:57:14 | 社会
La Repubblica 15 febbraio 2019

Meteo, in arrivo il gelo ma prima ci sarà un anticipo di primavera

Colpo di coda "polare" dell'inverno nell'ultima settimana di febbraio con neve al Centro Sud e grande freddo al Nord. Per il weekend sole e clima mite un po' ovunque granzie all'alta pressione
2月最終週にはまた強い寒気がイタリアを襲うとの予報。中南部では雪、北部では猛烈な寒波に見舞われる。但し、今週末は高気圧のおかげで春の陽気となるでしょう。



(原文)
http://www.repubblica.it/cronaca/2019/02/15/news/burian-219182197/?ref=RHPPBT-BH-I0-C4-P8-S1.4-T1


Torino-Lion高速鉄道プロジェクトTavに専門家が投資対効果を否定

2019-02-13 00:14:42 | 社会
La Stampa Pubblicato il 12/02/2019 Ultima modifica il 12/02/2019 alle ore 14:08

Tav, l’analisi costi benefici boccia l’opera
Verdetto impietoso dagli esperti (che hanno sempre avuto una posizione contraria): sproporzione di costi di 5,7 miliardi e con l’ipotesi che il divario arrivi fino a 8 miliardi

政府おける専門家からの報告は、TorinoとLionを結ぶ高速鉄道プロジェクトTavの投資対効果分析はプロジェクトを否定。専門家の無慈悲な評決が下された。もともと専門家たちはプロジェクトに反対の立場だった。57億ユーロ(最大80億ユーロ)のコストに対する投資利益不足が予想されるとしている。

(原文)
https://www.lastampa.it/2019/02/12/cronaca/tav-lanalisi-costi-benefici-boccia-lopera-oz7EK2DUPLI44rhLnVt9RI/pagina.html

Abruzzo州知事と議会選挙で中道右派が躍進。M5Sは凋落。Legaとの力関係に影響必至。

2019-02-11 18:55:14 | 政治
Corriere della sera 10 febbraio 2019 (modifica il 11 febbraio 2019 | 08:27)

Elezioni Abruzzo, i risultati: vince Marsilio (centrodestra), deludono i 5 Stelle, Lega primo partito Lo spoglio
Manca solo la proclamazione ufficiale per il candidato del centrodestra. Il centrosinistra al 31,5%, crollo M5S al 19%. Alta l’astensione. Il neo governatore: «La ricostruzione è la priorità assoluta»

Abruzzo州知事選挙ではSalvini、Berlusconi、Melloniの応援を受けた中道右派政党Fratelli d’Italia党のMarsilioが州知事に勝利した。M5Sは票を落とし、Legaが第1党に躍進。得票率は中道右派はまだ最終確定していないが、中道左派は31.5%、M5S 19%だった。棄権率が高かった。新州知事に選ばれたMarsilioは州の再建が第一優先事項と語る。
TG La7(TV番組)の予測によれば、政党別では、Lega 26.2%、中道右派は49.1%、M5Sは第3政党となり、19%、PDは31.5%で第1党を守った。FIは9.5%。投票率は2014年の選挙からは8ポイント、2018年の選挙からは25ポイントも落とし、53.1%だった。
Berlusconiが語る。「アブルツオ州の選挙結果はあらためて国民の大多数が中道右派を支持していることを示した。今日からFI、サルデーニャ、バジリカータ、ピエモンテの戦いが始まるのであり、最終的には欧州とイタリアの将来を決める5月の欧州選挙の戦いが始まった。」 知事選挙に勝利し、6.2%の得票を得たFratelli d’ItaliaのMeloniも、「党にとって今日は歴史的な日だ。」と語る。UDCが3.4%も獲得したことも驚きだ。M5SのSara Marcozziの獲得票は21.2%、M5Sとしても19.8%だった。これは議会で39.3%を占めるM5Sのメルトダウンとも言える状況だ。LegaとM5Sのこの逆転現象が政府内で新たな混乱の火だねになることは避けられないだろう。

(原文)
https://www.corriere.it/elezioni-2019/notizie/elezioni-abruzzo-2019-risultati-centrodestra-avanti-marsilio-43percento-219d2bba-2d7f-11e9-9137-8c3ab066961d.shtml


2月5日は世界ヌテッラの日

2019-02-05 22:16:32 | 文化
La Repubblica 05 febbraio 2019

La dolce festa della Nutella: il mondo nel vasetto di vetro. Oggi la Giornata internazionale

2月5日は世界ヌテッラの日。毎年ヌテッラファンが祝う日だ。50年以上もの間、イタリアの神話となっている。もともと1946年にSupercremaという名前で売られたものを、Ferreroが1964年に買収し、商品名を変え、パッケージを変えて宣伝し、一大ブランドになった。クリームの栄養価や透明なガラス容器の清潔感がキィとなって広がった。


(原文)
http://www.repubblica.it/sapori/2019/02/05/news/la_dolce_festa_della_nutella_il_mondo_nel_vasetto_di_vetro-218322437/?ref=RHPPRT-BS-I0-C4-P1-S1.4-T1

Di Maioは「変化を決めるのはベネズエラの人々であって、ほかの国々ではない。」と強調する。

2019-02-02 23:47:03 | 海外・外交
Corriere della sera 1 febbraio 2019 | 22:39

Venezuela, Guaidó spera nell’Italia. Ma Conte non si schiera. E pone il veto all’intesa europea
La nota di Conte e la prudenza per gli italiani in Venezuela

ベネズエラ野党のグアイドはイタリアに希望を託すが、コンテ首相はグアイドを認めてはいない。欧州の協調姿勢に反対の立場だ。コンテ首相は声明を発表、在ベネズエラのイタリア人に対する冷静な対応を求めている。
グアイドは自信を持って、イタリアとベネズエラの間にある固い絆があるのだから、イタリアは自分の味方、《変化を求める人々》の味方でありたいと思っているはずだと考えているようだ。「ベネズエラの社会は文化と才能に富んだ国だ。だからたくさん投資もされてきたし発展もしてきた。私はこれからもそれが続くものと信じる。」 しかし、グアイドがRaiNews24を通して語った言葉はDi Maioには響かなかったようだ。Di Maioは「変化を決めるのはベネズエラの人々であって、ほかの国々ではない。」と強調する。また、議会議長の声明も同様に慎重な態度だ。

Di Maioは、イタリアは平和と民主主義を尊重する立場だ、と言う。ゆえに新たな選挙が行われるべくあらゆる方策を準備する必要があると説明し、大統領府からもまた同様の声明が発せられ、マドゥーロが勝利した昨年5月の大統領選挙のことをイタリア政府はまったく認めていなかったと主張する。しかし、イタリア政府としては、まず第一に新たな大統領選挙を行うべきだと強調する。コンテ首相は付け加えて「イタリアは、ブカレストのEU外相会議の席でグループメンバーとして、迅速で透明性を持った、平和的民主的に手続きが進むことを支持する。そしてそれは全ベネズエラ人とそこに住むイタリア人たちの利益を第一優先で行われるべきだ。」と語る。

要するに中立的で穏やかな立場であり、マドゥーロ支持でもなければ、グアイド支持でもない。欧州議会がすでにグイアド支持を決定し、フランスとドイツをはじめとし欧州各国が短時間の間にグアイドを暫定大統領として認めることを表明しているが。「もしも平和的で穏やかな政権移行がしたいなら、どちらかの味方になるのでなく、どちらが良くてどちらが悪いと言うべきでない。」この言葉はイタリア大統領府と首相府が堅持する考え方だ。一方でスペインからイタリアの姿勢に対し異論が漏れ聞こえる。ブカレストでのEU会議で、スイスが提案した、グアイドを暫定大統領として即時に認めるという、27ケ国の妥協案について反対していたのがまさにイタリアだったと。コンテ首相は声明の中で、イタリアは1国でも、国際的な共同体の中でも、内部の各部門を煽ったりすることのないようにそれぞれの国が努力するべきだと語る。

ベネズエラに住む15万人のイタリア人は慎重な対処を望んでいる。M5SのRoberto Fico下院議長は、それを第3の道と言う。ベネズエラにおける真に民主的な移行を模索すると言うことだ。勝手な宣言や、力による合法性や民主制の奢りはあってはならない。別な言い方をすれば、Di Maioが言ったように、「われわれはすでに他国の干渉によって悩まされてきた。われわれは投票で選ばれたわけでもない者もマドゥーロも認めるつもりはない。」

(原文)
https://roma.corriere.it/notizie/politica/19_febbraio_01/venezuela-guaido-spera-nell-italia-ma-conte-non-si-schiera-pone-veto-all-intesa-europea-c396a4e8-2661-11e9-9b5e-1a58eb1d569a.shtml